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【OMM エンタメ】大塚和成(おおつか かずまさ)のOMM エンタメ ニュース

キーワードは「体験エンタメ」?映画館の生存戦略《公式》

2018.11.26 07:45


大塚和成です!!


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キーワードは「体験エンタメ」?映画館の生存戦略

キーワードは「体験エンタメ」?映画館の生存戦略

今、映画館に新しい風が吹いている。今年12月8日に吉祥寺にオープンする「アップリンク吉祥寺」は映画館を一つの街に見立て、デザインコンセプトが異なる5つのスクリーンが展開する斬新な設計で注目を集めている。

最近の映画館では、映画をただ観るだけでなく、より「体験」として楽しむための設備や試みが取り入れられるようになった。今回は「体験エンタメ」をキーワードに、映画館ならではの映画体験を紹介しよう。

VRの導入も!もはやアトラクションのような映画体験

ブルーレイディスクや映像ストリーミング配信サービスの普及により、近年では自宅でも気軽に高画質・高音質の映画を楽しめるようになった。しかし、映画館はその間も奮起を続けており、エンターテイメント要素と体験要素を強めるようにして独自の進化を遂げている。

例えば、4DXやMX4Dといった、いわゆる“4D映画”の上映施設が全国で拡大中だ。4DXやMX4Dは、座席の動きや煙、風、雪、ミスト、香りなどの効果が映像や音とシンクロすることで、作品の世界観を五感で体験できるのが特徴。映画をよりエンターテイメントとして楽しめる、まるで映画の世界に入り込んだかのような映画体験だ。4D映画の上映施設が今後さらに普及していけば、アトラクション感覚で楽しむように映画館へ来る人々が増えるかもしれない。

さらに今年7月には、日本初となるVR実写映画『ブルーサーマルVR-はじまりの空-』が全国で上映された。同作では、観客が「Telepod」と呼ばれるコンテンツ連動型の振動チェアに座り、VRゴーグルとヘッドホンを装着。360度を見渡せる映像の中で、自らが大学の新入生である主人公となりストーリーを体験できる。クライマックスのグライダーで飛行するシーンは、迫力ある空の旅が大きな反響となった。テクノロジーの進化は映画の体験エンタメ化にも大きな影響を与えている。

また、近年映画ファンのみならず音楽ファンまでも虜にしている「爆音上映」は、音響の面から新鮮な体験を生み出している。これは通常の映画用の音響システムではなく、音楽ライブ用の音響システムを使用した上映のこと。通常上映とは一味違う大音響に包まれながら映画を新鮮に楽しむことができる。