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梨の日

『ヴィクトリア朝のドレス展』

2024.04.24 11:44

ずっとずっと楽しみにしていた『ヴィクトリア朝のドレス展』。


ドレス達の周りにガラスは無く、

間近で見て、更に触れることまで出来る…。

しかも、1度チケット購入したら何度でも足を運んでいいという贅沢さ。


こんなヤバい展示、生きててこの先あるのか?!


18〜19世紀の本物のドレス達に出会い、自分の指で触れた記憶は、忘れがたい体験になりました。



最初は、服飾関係者の集う展示かもしれない…と悩みました。

実際、会場にいた方の多くの人から、ご自身でお洋服を作っている声を聞きました。

私には服飾の知識も技術も無く…

ただ、映画を通して、この時代付近の衣装、ドレスを知ってみたくて。


結果、本当に行けて良かったです。




1936年頃、ヴィクトリア朝の初期〜後期にかけて様々なドレスがズラリ。

半分だけ分解したものは、やはり知識のある方々を中心に興奮される人が多かったかも。ほっこり)


けれど、分からずの自分が、こんなに興奮して帰ってくるとは思わなかった。



1番の推しドレスは、一目見た時から惹かれた1895年のウェディングドレス。


レースやビジューの装飾が極端に無い珍しいもの。

その代わり、シルクの布を贅沢にほぼ1枚使いでドレープを施したり。

シルエットの美しさが際立っていた…。惚)




このドレスを着せるのに1時間を要したとのこと。

なんと最終日には、このウェディングドレスを脱がす会が用意されていた。


凄すぎる。

立ち会えて嬉しかった…。


・・・


ここからはダダダダダーっと、観て、目の前にしてきた事柄をズラズラと。

写真は収まりきらない()

1人で見返してニヤニヤする。

極細コルセット!

フルで締めると、ウエストは51cmほどまでに締まったよ。

衝撃的な光景だったよ。

内臓全部出さないと()


お尻を盛り上げる【フープ】という代物も、初めて知った。

あのシルエットは『シンデレラ』を知った頃からずっと謎だった。。

フープがずり上がらないような仕掛けもコルセットにあり、目から鱗が止まらない。


他のドレスほとんどに入っていた、硬いボーン部分は鯨の髭を使用しているのだとか。

フープ部分も同じく。

ほぼほぼ、どれにも入っていたし、その上コルセットとか…想像しただけで肋骨が折れそう。


乗馬用のドレスはめちゃくちゃ仕様が変だった。

足元の工夫により、意地でも足を出さない。

馬にまたがっても、足は出ない。

降りた際には引きずらないよう、内側に施されたたくさんのフック等でたくし上げる。

生地も他のものより遥かに厚手。

秋冬用のコート生地みたいだった。


乗馬シーンは映画でもよく見かけるので解像度が爆あがり。

こだわりとアイデアに感嘆の声しか出なかった。

少なからず私が映画衣装に興味を持ったのが、ソフィア・コッポラ監督の『マリーアントワネット』。

授業で出てきて、初めて【ロココ】という時代名称を知った。


その時の!ドレス、紳士服まで登場させて下さって…!


今回のメインはヴィクトリアだけど、来場者のお声にとても親切に応えて頂きお目にかかれたもの。


刺繍が、ひたすらエグい。

ただただ、美しく、徹底&洗練されていた。

当時の技術に、ある種ドン引き(いい意味)。

そんなところまで!?って場所にもビジューが付けられていて、どこまでもこだわりが凄かった。

スゴカッタ…。


様々な小物たちも本物に出会えた。


ドレスからチャラチャラと垂らしている、いくつかのチェーン。

の、先にぶら下がっていたのは、超実用的な物ばかり。

小さなメモ帳だったり鉛筆だったり、針刺しや小ちゃい香水瓶etc…。


現代版で誰か出してくれないかな。

結婚式にお呼ばれした時やカバンを持てない場所で、マジで使いたい。

新婦さんにも使えるような何か…。

でもまずはスマホをぶら下げなきゃ現代やってらんないし、無理かぁ。

オシャレすぎたなぁ。好き。



そして様々なドレス達。

撮っても撮ってもキリがなかった。


麻のような手触りだったり。

後に登場したコットンの柔らかさ、意外としっかりした固さがそれぞれであったり。

ベロアの気持ちよさ、逆毛でワザと作られていたり、想像と違う軽さと重さを感じたり。

ヴィル様()の雰囲気あるドレス!←


黒いのはイヴニングドレスの上に着るものみたい。

裏のキルティングまでしっかりしてたなぁ。厚)


そして最後に、

【死のドレス】。


緑色に着色するため、ヒ素を使用。

弊害はもちろんあり、死に至ったというドレス。


触ってきたけど。

大丈夫かな。今更)


軽くてシャリシャリしたカジュアルさからは、想像し難い恐ろしい話。

このドレスを着た映画ってあるかしら。

ドレス着て死んでいった、なんてシーン、ちょっと観てみたい。


・・・


来場した初日、このドレスを筆頭に、何着かのサイズ感が1番衝撃だった。


子供…12歳前後くらいが身長的に想像しやすいかな。

にしても、現代では到底当てはまらないのが、肩幅とウエスト。


子供でも今の子じゃ着れない。

華奢なんてもんじゃない。

今キャスティングするにしても、姿まで再現度高めの俳優を見つけるのは至難の業な気がする。


小ささは写真では伝わらないものね。

間近で観れたからこそ、知ることの出来た経験だった。


・・・


とことん堪能しました。


度々の質問にも1人1人丁寧に答えていただき、展示鑑賞の時間が更に有意義で豊かな経験に変わりました。



少し前から『大逆転裁判1&2』をプレイし始めたのも、何の縁かしら。

多少のズレやフィクションはあれど、ヴィクトリア朝終期の日本と大英帝国が舞台なんだもの。

シャーロック・ホームズもいるし。



今後、この時代の映画に出会った時。

視覚的に観て、感じるだけだったのが、今度からはきっと、指先の記憶まで辿って観られるかもしれない。

それが今からとても楽しみ。


唯一無二の時間でした。


開催と機会に感謝しております。感涙)


・・・


ちなみに私が行った展示について、

解説付きの配信動画がありますの!ぅえーい!

ニコニコとYouTubeにて、アーカイブ。


どんな展示だったのか気になる方は是非ご視聴してみてくださいませ。


動画だけでも楽しすぎて時間があっという間に過ぎた。


↓↓↓


ニコニコ美術館