中野ユカリさんのテーパードパンツ。
みなさんこんにちは〜!
今日も見に来てくださってありがとうございます。
それでは少しずつ(小出しに)
最近縫ったもの達のご紹介をさせて頂きたいと思います。
その前に
みなさんはご自身の服装に迷いが生じることってありませんか?
私は2.3年くらい前から
自分の好きな服をこのまま着続けることへの不安が出て来てしまいました。
好きな生地を好きなデザインに感性のまま仕立てると
今の自分、またはもう少し先の自分に合っていないような気がすることがあるのです。
正直なところ、洋裁を始めたころの27歳の私と今の自分はもうずいぶんと外見も変化してしまっているのに
作りたい服や好みの点で言うとあまり変化がなくて。
それではどう考えても
服と着ている人の間に、なんとなーく違和感が生まれてしまいますよね。
具体的にはなんだかキャピキャピしすぎている感じ、おきゃんな感じを私はどうにかしたいなぁと思っていて
“好き”はそのままに少しずつ落ち着きを手に入れられたらなぁと思っています。
うーん、手に入れたいものが“落ち着き”であっているのかどうかも分からないのですが
きっと好きな路線の延長線上にこれから先の自分にも似合うものがある。
そう信じて服を作って行きたいなと思っています。
と言う事で作ってみたのが
なななんと、パンツ。
普段はひたすらワンピースばっかりの私なのですが
今までと変えたいのなら、今まで作っていなかったものも作ってみよう!と言う事で作ってみました。
パンツはなんだか複雑そうと言うか面倒そうだなぁと言う思い込みがあって避けて来たところがあるのです。
でも、裏地のいらない生地で作っちゃうと
それこそ1日で作ることも出来ちゃうくらい、まるでプラモデルを組み立てるようにサクサクと進められました。
平置きだと分かりづらいのですが
センタープレスと裾に向けて細くなるテーパードデザインのおかげなのか
ウエスト後ろゴム(つまりファスナーつけなし!ブラボー!!)かつ、ゆとりも多めであるのに、不思議と全体のバランスがスッキリとしたとても良い形。
パターンはたくさんの本を出しておられる中野ユカリさん。
今回はソーイングブックからではなく、2023年のミセスのスタイルブックに付録として付いていたものを使わせて頂きました。
この表紙の黄色のパンツです。
ミセスのスタイルブックと言うと、自分でお製図しないといけないんじゃないの〜?なイメージなのですが、こちらはパターンが付録で付いていたのですごくありがたかったです。
こちらのパンツ、あまりにも簡単に綺麗に作れてしまったので
1本作ってすぐにリピートしてしまいました。
履いてみるとまさにこの表紙の通りになります。
裏地なしなので作業に集中できる時間を確保できたら、1日で作れてしまいます。
白っぽい方はコットンベースのストレッチチノ。
ネイビーはリネンライクポリエステルと言う、見た目も質感もかなりリネンに近いサラサラとしたポリエステルのストレッチ。
どちらもパンツにぴったりでした。
ちなみに私は、ネイビーは比較的厚みの出にくい素材であったのでパターンそのまま
白っぽい方は比較的しっかり目のチノだったので後ろギャザーやお尻周りがモゴつく可能性があるかな?と思い後ろ身頃で4㎝分、削りました。(結果、大正解。)
シンプルな形であるからこそ、生地によってかなり印象も変るし
スニーカーにもバレエシューズにも、ヒールがある靴にも合いそう。
もちろん普段ウエストがスッキリとしたウエストゴムでないパンツを履き慣れている人からすると、腰回りやヒップのスッキリ感に物足りなさを感じる可能性はありますが
私的には十分でした。
こんなシンプルなパンツがあれば
多少甘めのブラウスを持って来てもバランスが取れるし
ストライプのシャツとかリネンのたっぷりとしたシャツを合わせて大人の抜け感を演出することもできるかもしれない。
次は艶のある真っ黒やキャメルなんかでも作ってみたいなぁ。
真っ黒のテーパードパンツに白黒ボーダーでジーン・セバーグのようなコケティッシュなスタイル、
キャメルに白いリネンのシャツにマニッシュな靴を合わせてキャサリン・ヘップバーン風、
うんうん、どっちも好き。
やっぱり新しいアイテムが追加されるとそのアレンジやコーディネートを考えてすごくワクワクして来ますよね。
いつものパターン、いつものスタイル、を持っていることはすごく素敵だけれど
たまには守備範囲から出てみるのも楽しいかもしれないなぁ。
まだまだ私のおしゃれには楽しいところが残っていそうです。
いつもお付き合いくださってありがとうございます☺︎
それではまた!