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氷の上はなぜ滑るのか?

2018.12.23 22:17


なんとこんなことが、最近までわからなかったみたいです。 

原理がわかっていなくても現象だけは、誰もが知っています。 

科学でわかっていることは、ホントにホンの一部なんだと思います。

なぜ氷の上は滑りやすいのかということぐらい科学的にはとっくに証明されているものだと思っていませんでしたか? 

実は私もそう思っていましたので、とても意外な気がします。 


「刃が氷を押し付けるときに高まる圧力によって氷が融けるから」 

この説明は、学校で習ったような気がします。それがずっと定説になっていたんですよね。 

何の疑問もかけられずにです。 


圧力が高まって溶けるなら、靴底でも滑るということを説明することができない。でも、そんなもんか~と疑問にも思って来なかった。

伊勢は雪降りませんからね。(^^;

これってかなり不思議なことのような気がしませんか? 


冬になったら車で雪道を走ります。タイヤを開発している人は、どのような科学的根拠でタイヤを作っていたのでしょうか? 

科学的というのは、「考え方や行動のしかたが、論理的、実証的で、系統立っているさま」なはずですから根本がわかってないので系統だってないですし、その上の理論ですから論理的でもありませんよね。

氷の上のものが滑りやすいのは何故かという基本的なこともわかっていないのに科学的に解明できるはずがない。


実験の結果、この方が効果が高かったから、そういうタイヤにしてきた訳ですよね。

これが正解です。

理論的にいくら正しくても実験の結果が伴わなければ商品になりません。

きっと飽きもせず実験を繰り返した人たちがいたから、スタッドレスタイヤに行き着いたんではないでしょうか? 


このような現象は、実は医学の中でもかなり多く存在します。なぜそうなっているのかというのを解明するのは科学だと思いますが、基本的な構造がわかっていないのに、暫定的に結論づけて、それが定説となっていることが多いです。


マイナス100度から0度まで計測すると徐々に滑りやすさが増えてマイナス7度で最大になるということですよね。 

こんな簡単な実験ですら、やってこなかった。

というか疑問にすら思わなれていなかったこと自体が不思議でなりません。 

そして教科書には、「刃が氷を押し付けるときに高まる圧力によって氷が融けるから」という通説が、何の疑問もなくまかり通っていた。 

またこのサイトで説明されている理論も仮説の域を過ぎないと思います。つまり突っ込みどころがありそうな説明ですよね。本当にそれが正しいのかどうか、ちょっと疑問にも思います。 


知識というのは、過去の積み重ねです。しかし、その過去がもし間違っていたとしたら、積み重なった新しい理論は、常に間違っているということです。 

そういう不確かなことを含んでいるのが科学だという意識を必ず持っていなければ本当の科学者ではありません。  

現象は起こっているのに、似非科学だと言い捨てる人は、科学的データという宗教に嵌まっている人だと言えます。 

それはあきらかにおかしい。

でもそうだと思い込んでいる人にとっては、こういう科学的データがでている!!

と言って呪文を唱えます。

まさに宗教そのもの。

その言葉の威力にすがっています。


物質について観測者によって見え方が違うという実験結果は、物質そのものを見た結果です。

この上に理論が成り立たなければなりませんが、そうはならない。

これから物理学が、この現象をどう受け止めていくのか?

それには興味津々ですね。

それでも人は説明しようとして一生懸命努力します。

それが科学を発展させてきた。

つまり、それこそが科学的であり、論理的です。

物質というものそのものがわかっていないんですからね。

全てのものは、わかるはずないじゃないですか~。


わからないのが科学だと認識しているのが真の科学者です。

そもそも物質を構成しているものの構造がハッキリわかっていないんですから、全ての理論は、暫定的であり決定的ではありませんよね。

そういう冷静な目をもって科学的という言葉を使って欲しいなと常々思っています。

科学的という言葉は一種の呪文のようになってます。


お墨付のような言葉です。この言葉を連発する人は、南無阿弥陀仏と言っているのと同じだと思って間違いない。

キチンと自分の頭で調べて実証を繰り返さないと間違った方向に行ってしまいそうです。