値上げのマーケティングロジック⑥
2018.11.26 15:09
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この残存期間を延ばすためにかけるコストの事を「顧客維持コスト」と言います。
残存期間を延ばすのを目的とする場合、それを維持するためのコストとして、何か付加的な価値を提供するのは正しいのですが、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
値引きは顧客維持の効果から考えても、LTV(顧客が自社に一生涯で払って頂ける総金額)の観点から考えても、あまりに下策です。
(感謝御礼という意味で、1回だけ安くしてあげるとかなら、完全には否定しませんが、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
それでも、それをするくらいなら、値段を引くのではなく、+αの何かをプレゼントするとか、サービスする方が間違いなく費用対効果が高いでしょう)
むしろ安易に安くすることで、安さを求めてる客層が多く集まり、新たな客数が増えたはいいものの、肝心のサービスが低下してしまい、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
大事な既存のお客様が失客してしまうなんてケースも良くあったりする訳です。
一度 話しを戻すと、自社の利益を削らないのを前提に、
「じゃあ、1000円の商品を800円に値下げしても、そもそもの商品原価を下げて、以前と同じ利益を取れるようにすればいい」
と考える人もいるかもしれません。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー