リンキン・パーク、『ペイパーカッツ(シングルス・コレクション 2000-2023)』収録曲の思い出をメンバーが語る!【Part.7】
2024.04.26 07:29
これまでアルバムから14曲を振り返って来ました!皆さんのお気に入りの楽曲には、それぞれどんなエピソードがあったでしょうか?
本日は、レア音源「クワーティ」の世界に先駆け初披露した2006年の日本でのライヴ・パフォーマンス音源と映像が公開になり、圧巻のパフォーマンスにリンキンの偉大さを改めて感じた方も多かったと思います⚡
それではライヴ音源配信の「クワーティ」と、「 ワン・ステップ・クローサー」「ニュー・ディヴァイド」「リーヴ・アウト・オール・ザ・レスト」の3曲をメンバーと一緒に振り返ってみましょう😎
Behind The Song: QWERTY
◆フェニックス:
QWERTY配列のキーボードについて調べてて、それでこのリフを書き始めた。そして「QWERTY」を楽曲のタイトルにしたんだ。
◆マイク・シノダ:
ロサンゼルスでリハを終わらせたんだけど、楽曲はまだ完成していなかった。LAから日本に飛ばなきゃいけなくて、僕とチェスターで飛行機で楽曲を書いたんだ。日本で2日間のショーがあったんだ。
◆チェスター・ベニントン:
ヘルメットを装着して旅するにはこうする他なかったんだ。
◆ブラッド・デルソン:
実は一週間前に書き上げた「QWERTY」って曲の練習をしなきゃいけなくて。
◆マイク・シノダ:
面白いことになるって思ってた。スタジオで書いた曲に、飛行機で作詞してそれを覚えて、そして今この曲をプレイするためにここにいる。
📺QWERTY (Live in Tokyo, 2006)
15. One Step Closer
◆ブラッド・デルソン:
どんなファースト・アルバムを作りたいかってことを考えながら、曲を書いてた。そしたらこのリフが浮かんだんだ。やばい、これだ!って。
◆フェニックス:
「One Step Closer」は『Hybrid Theory』からのファースト・シングルで、俺たちが何者なのかを伝えるイントロダクションみたいなものだから、皆に注目してもらえるような楽曲にしたいって思ってた。顔に一発食らわすような感じで、パッと聴いてリンキン・パークだってわかるようなものにしたかった。
◆チェスター・ベニントン:
俺たちはロックそのものだ!
◆ジョー・ハーン:
俺たちがいかのヘヴィな音楽をやってるかを示す最高潮の瞬間だったと思う。これで俺たちがどんなバンドか皆わかったと思うし、皆に期待してもらえたと思う。
◆ブラッド・デルソン:
ライブでのパフォーマンスにもってこいの一曲なんじゃないかな。エネルギッシュで、俺たちはいつもこの曲でライヴを締めくくってたよ。この曲のリフをプレイするのがお気に入りなんで、一番自信のある一曲だと思う。
📺One Step Closer
16. New Divide
◆マイク・シノダ:
映画『トランスフォーマー』のチームからずっと打診を受けてて、彼らは映画のために新たな楽曲を作りたがっていた。俺は、頭の中で何かがひらめいて彼らにこう言ったんだ。君たちがどんな楽曲を求めてるかわかってる、それでミーティングを切り上げて、翌日に「New Divide」が出来上がってた。
◆フェニックス:
この曲は、アルバムには収録になっていない合間の楽曲で、楽曲のリリースに関して言えば、それまでとちょっと違ったことをやる良い機会になった。結果的に俺たちが想像してたより大きなイベントになった。映画の主題歌をリリースするってことはね。
◆マイク・シノダ:
「New Divide」は、当時リリースした中で一番エレクトリックでダンサブルな一曲だ。すごく楽しんで楽曲制作をしたよ。
📺New Divide (Official Music Video) [4K Upgrade]
17. Leave Out All The Rest
◆ブラッド・デルソン:
ミュージック・ビデオは宇宙がテーマだった。ジョーがビデオの監督を務めたけど、すごく美しい仕上がりで、楽曲も素晴らしいものになった。喪失や遺されたものがテーマで、心にぐっと迫ってきて、まるで普遍的な名曲のようだよ。
◆マイク・シノダ:
「Leave Out All The Rest」はミュージック・ビデオが素晴らしいね。ジョーが監督したミュージック・ビデオの中でもお気に入りの作品だ。
◆ジョー・ハーン:
ビデオの最初のシーンでは、ここで何事もなく過ごしてるんだ。だけど、誤作動が起きて緊急事態が発生する。それで慌ててやってくるんだけど、ここで浮遊してしまい、もとに戻ろうとするんだ。
◆フェニックス:どうやって宙に浮くの?
SF映画観たことある?
◆マイク・シノダ:
この曲には自信があるよ。リリックに関してはチェスターと一緒に作詞して、メロディはスムーズに出来上がった。いろんな意味で、過小評価されてる一曲だと思う。