③240427お遍路結願の旅〈44番〜45番〉
4月27日(土)5:30、徳島港での遅れを取り戻しフェリーは定刻に新門司港(福岡県)に入港しました。
ビッグバイクに囲まれる営業車に跨り船から降りたらレインウェア着用。雨は予想はしていましたが、まさか初っ端からとは・・・。
港からわずか10分で関門トンネル、初上陸の九州を去ります。
料金所で20円払って、約3.5km海の下を潜って山口県へ。
そのまま国道2号線をひたすら東へ向かいます。
10:30、50kmごと2回の休憩で、やってきたのは山口県の東の端「柳井港」です。
10:55発の松山行きのフェリーに乗るために、山口もただ駆け抜けるだけでした。
高速に乗れない原付二種の我が営業車クロスカブ110ccが四国に渡るのは2ルート、この柳井〜松山か別府〜八幡浜、最初は別府ルートを検討したのですが午後の便しか予約が取れず移動のみとなってしまい、何とか10:55に間にあえば午後愛媛を走れる。
ということでトラブル1発でアウトかもしれない柳井ルートを選んだわけです。
本当はせめて北九州で朝食にうどんでもと思いつつも、わずか2㎜の後ろ髪をひかれながらたどり着くことだけを考え、4時間30分で154kmを走り切りました。
港の手前で初めての給油、4/25家を出てから195km、リッター57.20kmカブの燃費恐るべし!
せめて山口を感じたく、2回目の休憩で寄った道の駅で買った山口名物「瓦そば」と高菜チャーハンをフェリーで食べます。
バイクは一番先に乗船させてもらったので、特等席をゲットできました。
2時間30分の航海でしっかり身体を休めます。
13:30、松山港に着きました。
松山港からは校外を走る環状線に沿って南に向かい、愛媛と高知を結ぶ国道33号線に入ります。
陶芸の砥部焼ととべ動物園で有名な砥部を抜けると、標高720m三坂峠につづく道を一気に駆け上がるのですが、標高500mを過ぎたあたりから霧
一般車両と中型以上のバイクは国道33号のバイパス(トンネル)走れるので、ほとんど対向車も後続車もない峠越えはビビりました。
峠を越えて久万高原町に入り、最初に向かった先は44番札所「大寶寺」。
15:00にお寺に到着しました。四国の霊場は納経所は7:00〜17:00となっているので、お参りもこの時間を考えて行程を組む必要があります。
※時間が参考になっていました。
現在は8:00〜17:00、そして納経帳の御朱印も300円→500円です。お参りの際はご注意ください。(令和6年4月1日〜)
今回の旅の目的は、四国遍路44番札所から88番札所までを巡り結願することです。
2年前の高知旅で始めたお遍路では、1番〜36番。その後出張で高知を訪れた際にレンタカーで37番〜43番まで終えていました。
そもそも私がバリアフリー旅行に携わるようになったのが、1999年に初めて担当した視覚障がい者(盲導犬も数頭)との四国八十八ヶ所を巡る「バリアフリーお遍路倶楽部」という旅行でした。
結局、2013年までに4巡そのツアーは続きました。なので1度はプライベートでお参りしたいと密かに思い描いていたのです。
久しぶりにお寺を訪れましたが、境内に漂う線香の香りと般若心経を唱える声で記憶が一気によみがえってきます。
お参りを終えて、次は45番「岩屋寺」ここからさらに10km先まで移動します。
このお寺はお遍路さんにとっては難所の1ヶ寺で、駐車場から約600m足場の悪い急な坂と階段を登った先にお寺があります。
もちろんこのお寺も視覚障がい者・盲導犬と一緒に過去4回お参りしました。
お寺の名前の如く、まさに岩に張り付くように建てられた本堂・太子堂。21段の梯子は、弘法大師が修行をした逼割禅定(せりわたりぜんじょう)で私は上がったことがありません、ただただ怖い。
お参りを終え駐車場を出発したのは16:30、ということで本日はこれで打ち止めとし松山市内に戻ります。
18:00、せっかくなのでホテルに入る前に道後温泉本館でパシャリ。
ツアーでは近くのホテルに泊まることが多かったので、ここも参加者の皆さんと入りました。
今回は数キロ離れたJR松山駅前のビジネスホテル。
今日1日で約260kmを走破し、身体はバッキバキなのでチェックイン後はホテルの目の前の天然温泉「喜助の湯」で疲れを癒しました。
風呂上がりにその足で松山駅に向かい構内の駅そばで、ちょい呑みセット。
名物じゃこ天で風呂上りの至福の一杯をいただきました。
その後、ホテルの1階にご機嫌な居酒屋があったので
早い者勝ち!!とある、もも肉タタキハーフで初日の夜は〆りました。
はぁ疲れた・・・