FSHの役割とは
女性の身体に備わっている妊娠する能力の根底には
「女性ホルモン」があります。
よく言いますよね。
女性ホルモンの働きで女性らしさや美しさが強くなると。
しかし、女性ホルモンは性機能などに特化した物質ではありません。
生命活動全般に関与しています。性腺刺激ホルモンもそうです。
レディースクリニックでホルモン検査を受けたことがある女性は多いでしょう。
でも、医師からの説明だけでは身体に何が起こっているのか、
具体的な理解には及ばない方が多いと思います。
少なくとも、私は「GnRHが脳下垂体に働きかけ、FSHとLHを放出させて卵胞の成熟と放出および黄体化を促す」と言われてもさっぱりイメージがわきませんでした。
ホルモン検査が「妊娠できる状態か否か」を調べる初期検査であることは
理解したものの、いまいちピンとこなかったのです。
自分の身体なのに現実感がないっておかしな話ですよね。
ホルモン物質について調べれば自分の意識を変えられるかもしれない
FSHの役割や働きについてもう少し調べてみることにしました。
それは、「きっと知らないから現実感が薄いんだ」と考えたからです。
クリニックの解説にはこうあります。
『FSHとLHは下垂体から分泌されるホルモンで卵巣に働きます。
FSHは卵胞を大きくする働きを、またLHは排卵の前に多量に分泌されて
卵胞に働いて排卵を起こします。これらのホルモンは卵巣で
このほかにもさまざまな働きをしています。』
まだまだ勉強中ですが、FSHについて現時点で分かっている内容を詳しくご紹介します。
まず、FSHはLHと非常によく似た構造をした物質で、
脳下垂体から分泌されます。脳下垂体の前葉(前の方)には
性腺刺激ホルモン生産細胞というものがあり、そこから生産されるのだそうです。
FSHは血液を介して卵巣に到達するのですが、当然他の臓器にも広がります。
が、FSHが卵巣以外の臓器には何ら影響をおよぼしていないとされています。
なぜなら、FSHは最初から卵巣がターゲットだからです。
FSHが卵胞を刺激してエストロゲンの分泌をうながし、卵胞を成熟させます。
卵胞は成熟していくにしたがってインヒビンBという
物質を多く分泌するようになり、脳下垂体はこれに反応して
FSHの分泌量を抑制していきます。
FSHの重要性、FSHに正しく反応する身体の大切さ
女性の身体に分泌される女性ホルモンの総
量は一生涯でティースプーン1杯程度なのだと聞いたことがあります。
1回の生理周期に分割すればほんとうにごくわずかな量ですが、
それが体中の血管に行き渡って薄まるので卵巣に届く濃度もたかが知れています。
それでもこれほど大きく身体を変える力を秘めているわけですから、
正しいタイミングで正しい量が分泌され、
それに身体が正しく反応するのは非常に大切なことなのだなという気持ちになりました。