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ファンクショナルトレーニングラボ クエスト

日本人の健康増進、真剣に取り組んでいます

2018.11.28 08:32

フィットネス業界関係者の人にとっては当たり前の数字。

でも一般の人にとっては結構衝撃的では?

そう、日本のフィットネス参加率。

2016年で3.3%、しかも以前からの変化がほとんどないのです。


しかしイギリスを見てください。

2011年 11.9% それが2016年には14.3%に増加している。

参加率では3.4% 人数でいうと190万人の増加です。


私もフィットネス業界にいる人間としてこれまで35年間、様々な努力を重ねてきました。

しかしどうもそれは業界内での努力に過ぎなかったのではと反省しています。


イギリスは5年間でなぜここまで参加者を増やすことができたのか?

その一因に、国をあげて生活習慣の改善に取り組んでいるからではないかと僕は考えています。

イギリスは世界一早く、2011年に座りすぎのガイドライン(英国身体活動指針)を作成しました。その中で「就業時間中に少なくとも2時間、理想は4時間座っている時間を減らして、立ったり、歩いたりする低強度の活動にあてるべきである」と勧告したのです。


これはオーストラリアの研究機関による座位時間と総死亡リスクについてのリサーチですが、1日の総座位時間が4時間未満の成人に比べて、8~11時間の人だと15%増、11時間以上だと40%増になるということがわかっています。

そしてこのパーセンテージは、WHOが推奨する1日30分以上のウォーキングやランニングなどの運動を週5日実施していても、相殺できないと言われています。


イギリスでそれらの情報が広まり、生活の中で「座りすぎはよくない」という意識があれば、それ以前より立って過ごす時間が増えた人は当然増加したでしょう。

そうすればより体力レベルが上がり、健康になり、そこからさらにジムに行ってエクササイズをしてみようという人も増えたのではないでしょうか?

簡単に言えば、国家レベルで健康に対しての意識が高まったことで必然的にジムに行く人が増えたのではないかと。


だとすればフィットネス業界がより良いサービスの提供を考えるのと同時に、いかに一般の方に「少しでも日常的に体を動かすことが重要か」を啓蒙することがフィットネス参加率の増加に直結すると考えています。


だからこそあらゆるチャンスを活用し、フィットネス業界ではない一般に向けて、

「立ち上がろう」

「少しでも体を動かそう」

「動けば健康になり、脳も働き出し、気分も良くなり、ダイエットにも効果的」

と伝え続けようと取り組んでいます。


それが今連続で行っている渋谷「Plug & Play」でのセミナーであり、僕が関わっている様々な資格認定制度などの教育であり、SNSで発信し続けている情報です。


今週末は宮城県石巻市「石巻トレーニングセンター」オープニングイベントでの講演会を担当します。

こうした活動を続けることが自分の使命だと信じて・・・