「D王 GRAND PRIX 2019」が開幕も、カリスマ、竹下、HARASHIMAが揃って敗戦!
11月30日 DDT「D王 GRAND PRIX 2019 in SHINJUKU」新宿 FACE 342人満員
(アピール、コメントなどはDDT公式HP、試合内容は実況ツイートより)
<アンダーマッチ 10分1本勝負>
○梅田公太 渡瀬瑞基(8分25秒 片エビ固め)大鷲透 ×平田一喜
<第1試合 30分1本勝負>
○遠藤哲哉 マッド・ポーリー(6分38秒 エビ固め)坂口征夫 ×上野勇希
※旋回式トーチャーラックボム
<第2試合 D王 GRAND PRIX 2019 Bブロック公式リーグ戦 30分1本勝負>
【1勝=2点】○高梨将弘(8分33秒 エビ固め)【1敗=0点】×高尾蒼馬
【高尾の話】「初戦負けたけど、あれ反則じゃないのか島谷がDAMNATIONの看板で殴るの。なんでレフェリー止めねえんだ、あれで反則勝ちだろ。木曽が止めねえから負けちまったじゃねえか。スリー入ってないと思うんだけど。まあ明日またリーグ戦あるから、勝つだけ」
<第3試合 D王 GRAND PRIX 2019 Aブロック公式リーグ戦 30分一本勝負>
【1勝=2点】○プーマ・キング(13分34秒 エビ固め)【1敗=0点】×佐々木大輔
※雪崩式パワーボム
【バックステージでのプーマ】
――初のDDTでの試合はどうでしたか?
プーマ「いま、世界的なスターになってる偉大な選手はDDTから出てきた。自分もいいタイミングでDDTに上がれたと思う。DDTは才能のある素晴らしい選手がたくさんいる団体。これからもDDTで試合することで、プーマ・キングというレスラーを世界中に知らしめたい」
――佐々木選手は彼のメキシコ時代からの旧知の仲です。
「プーマ 彼とはメキシコシティで一緒で、試合でもプライベートでも一緒だった。ルチャの先生も同じでね。今日は闘うことができてハッピーだった。人生、こういうことも起きるんだね」
<第4試合 D王 GRAND PRIX 2019 Bブロック公式リーグ戦 30分1本勝負>
【1勝=2点】○青木真也(3分15秒 飛びつき腕ひしぎ逆十字固め)【0点】×サミー・ゲバラ
【青木の話】「いいんじゃない、この噛み合わないのが。ひたすら異物でしかない、自分自身が。異物でしかない。でも(リーグ戦)長丁場だからね。短い時間でパッといって。明日もあるから」
【ゲバラの話】「待ってくれ、何があったんだ? 俺がマイクを取って喋って、リング上で握手して。で、どうなった? アームバー? 俺がタップしたってのか? レフェリーちゃんと見てたのかよ! 何があったんだよ、全然わかんねえ!」
<第5試合 30分1本勝負>
○彰人 飯野雄貴 大石真翔 アントーニオ本多 ゴージャス松野(13分0秒 完璧足四の字固め)CIMA ×エル・リンダマン ザッカリー・ウェンツ デズモンド・エグザビエ トレイ・ミゲル
(試合開始前)
リンダマン「#STRONGHEARTSが新宿FACEにやってきたぞー! よく見たらなんか突っ込みにくいチームというか、何と言ったらいいかわからないと言うか…。まず一番目につくにがオマエ(松野)だ! そもそも勝つ気がないチーム編成で、ただでさえ心配なオマエ、腰どうしたんだよ!(ガッチリとテーピング) 明らかに重症じゃねえか! そんなんで俺たちと闘うつもりなのか?」
松野「おい、グリーンボーイ。今日はオマエの出番じゃねえんだよ。それにぎっくり腰じゃねえんだ。突発性腰痛症という。オマエらと闘うために鍛えて突発性腰痛症になったんだよ。CIMA、俺はオマエが目的で満身創痍で出てきたんだよ。それにオマエ、断食とか言ったけど、俺がこれ以上、体重落としたらどうなるかわかってんのか。俺は生死のラインで生きてんだよ。オマエに見せてやりたいのは男は体でプロレスやるんじゃねえ。根性でやるんだよ。それを見せてやるよ」
CIMA「じゃあオマエ、トップバッターで出てこいよ。俺もトップバッターで出てくるからよ。今日はラスカラズ、一回もリングに入る前に終わらせてやるから、根性決めて出てこいや」
(試合終了後)
CIMA「おい彰人、オマエ、そういう試合違うやろ! 何ひとり真剣になってガッチリ決めにきてんねん! 俺、アイツを30秒で決めたぞ。それから飯野、オマエも手加減抜きにきやがって。彰人、ちょうどええよ。この間、DDT後楽園ホールに出たけど、この6人タッグのベルトに誰も挑戦表明しに来とらんかったんや。そこでリンダマンが言うてたわ。インターネットで調べたら、彰人が総選挙2位の特権で、このベルトにもう一回、ALL OUTで挑戦したい言うてたらしいな。ちょうどええやないか。元はと言えば#STRONGHEARTSはALL OUTとこのDDTで始まったんや。オマエら2人ええやろ。でもな、あくまでも俺のDDTの基準は竹下幸之介なんや。幸之介込みでALL OUTやったらええぞ」
彰人「待て待て待て。アナタたちにウチの勝俣、壊されてるの。竹下を入れるしかないの。竹下と僕と飯野でやってやります」
CIMA「うちのメンバー、勝俣選手潰したか」
彰人「顔の骨折れちゃった」
CIMA「それは俺も見た。眼窩底骨折か」
彰人「謝ってもらっていいですか?」
CIMA「それはすんませんでした。でも勝俣じゃないんや。俺のDDTの基準は幸之介なんや。幸之介込みなら受ける。どうや?」
彰人「もちろん竹下込みで、その6人タッグのベルト、そっちからお願いしますというならやってやりますよ。今日負けてんだからね」
CIMA「リンダ、T-Hawkからコイツのマイクやりづらいって聞いてたけどよ、もしあれやったら…おかしいけどこの6人タッグのベルト、ALL OUTと#STRONGHEARTSでやらせてくださいよ」彰人「OK、甲田さん、受けてたっていいです?」
甲田哲也臨時GM「もちろんです。やりましょう。すぐやったほうがいいですよね? 12月30日の後楽園ホールでやりましょうよ」
今林「ちょっと待ってくださいよ。12月30日はD王GPの決勝戦があるんですよ。竹下選手と彰人選手がエントリーしている以上、そこではできないんです。わかってくださいよ! 言ったじゃないですか! GMなんでしょうが!(甲田臨時GMは逆ギレしてバックステージに引き揚げてしまった)すいません…。T-Hawk選手とトアン・イーナン選手が次いらっしゃるのはいつになりますかね?」
CIMA「トアンが今ケガしてまして。12月30日の次はいつありますか?」
今林「次は1月3日に後楽園を予定していますが」
CIMA「近いな。おし、2019年一発目にT-Hawk、トアン・イーナン、CIMA組揃えますんで、ALL OUTとタイトルマッチどうですか?(こうして1・3後楽園でのKO-D6人タッグ戦が決定)幸之介にもよぉ伝えとけよ。それからラスカルズは今日でDDT最後ですけど、また2019年も帰ってきていいですよね?(観客拍手)もう一つ! 12月30日もDDT後楽園ホール、ある言うたな。俺ら年末年始、日本で餅食べたいから、帰ってこようや。T-Hawkは上海が忙しいから帰ってこられへんけど、俺とリンちゃんはある程度自由にさせてもらっているので帰ってくる。俺とリンダマン、12月30日DDT後楽園ホールに来るけど、俺らだけじゃない。ここは日本や、上海じゃないんや。日本と言えば約1週間前、WRESTLE-1後楽園ホール、#STRONGHEARTSに吉岡世起という日本人選手が入ったんや。T-Hawk、トアンは来れないけど、CIMA、リンダマン、それからWRESTLE-1から吉岡世起が来るから12月30日後楽園ホール、好きなカード用意しとけや。ええ年越すために」
リンダマン「試合前の感じと試合後のマイクを聞いていると、何で俺だけこんなにダメージ負っているかわからないけど、そもそも彰人、ALL OUT、なんだ飯野、アメフトやってたのか? ラグビーやってたのか知らねえけど、俺がギブアップと言ってからも技を極め続けるそんなオマエらには今話題のフェアプレー精神がないんじゃないのか? まあいいよ。今日は負けを認めるけど、負けを認めたまま年を越すのは黙っていられねえから12月30日は俺が勝って、1月の後楽園も#STRONGHEARTSがベルト防衛してやるから楽しみしとくんだな!(#STRONGHEARTSは退場)
彰人「#STRONGHEARTSのメンバーが6人タッグをお願いしますって言うから受けてやった形になったけど、6人タッグのベルトを俺らは前、ケガでなくしてんだよ。だからあのベルトは僕たちのものだと思っている。だからもう一度、このALL OUTの腰に取り戻そう」
【バックステージでのSTRONG HEARTS】
CIMA「ビッグ・サミング! ノーモアFOX! リンちゃん大丈夫か最後、全然離さなかったな」
リンダマン「徹底的にやりやがって!」
CIMA「俺らも年末年始、餅食いたいから帰ってくるから。子供にお年玉渡さなあかんからな。1月3日じゃちょっと遅いんや。年末年始おって、W-1から連れてくるからな。DDTやない、W-1の吉岡世起を連れてきて、CIMA、リンダ、吉岡組でストロングハーツの勢い、もう一回見せたるからな。ALL OUTとバッチンバッチンいこうや。今日みたいな試合も嫌いじゃない、でもな、俺らは抗争しに、熱を持って来てるんや。笑いを持って来てるんじゃないんや。松野、お前と次やるときはな、腰ホンマにぶっ壊すからな」
リンダマン「そういうことだよ。KO-D6人タッグ、その前に吉岡世起を加えた新生ストロングハーツでバッコーンとあいつらぶっ飛ばして、いい年越ししましょうや」:
CIMA「ラスカルズもありがとう。来年もまた来てくれ」
ラスカルズ「サンキューDDT!」
CIMA「ストロングハーツは世界中にいてるからな」
<第6試合 D王 GRAND PRIX 2019 Bブロック公式リーグ戦 30分一本勝負>
【1勝=2点】○マイク・ベイリー(16分56秒 エビ固め)【1敗=0点】×竹下幸之介
※フラミンゴドライバー
☆竹下が第1337代アイアンマンヘビーメタル級王座の防衛に失敗、ベイリーが第1338代王者となる
【ベイリーの話】「この勝利がラッキーだと思うかい? これは運じゃなくタイミングの問題なんだ。自分が勝つタイミングだった。今日も俺が負けると思ってた人もいるだろうけど、間違いだったな。フラミンゴ・ドライバーが一発決まれば、どれだけ自分にダメージがあったって勝てると信じてた。俺は今KO-Dタッグ王者でアイアンマンヘビーメタル級王者、二冠王だよ。運じゃない、頭脳とスキルとワールドワイドな経験を持っている男。それが、“スピードボール”マイク・ベイリーなんだ。」
【バックステージでのALL OUT】
竹下「このD王GP、かなり気合い入ってるんですけど、試合はとにかく……ある意味、このリーグ戦で進化したいというか、チャンピオンじゃなくなってからのフリーバード期間というか、その集大成を見せようと思ったんですけど……。初戦を落としてしまったんで言うことがないですけど、明日、明後日は公式戦ないんで。来週からまたリセットして。前回も初戦落としてズルズルいっちゃったんで。ここから切り替えて、しっかりいきたいと思います」
彰人「今日、俺らストロングハーツからしっかり取ったんで。6人タッグ、向こうがやってくださいみたいな感じで言ってきたから。6人タッグ(王座戦)できるよ」
竹下「おっしゃ。僕個人もCIMA選手へのリベンジがありますけど、6人タッグもALL OUTvsストロングハーツで全敗してますからね。 彰人 借りを返さないといけないし。6人タッグは負けて(ベルトを)落としたわけじゃなく、ケガで返上してるから。返したものは返してもらおう」
竹下「飯野もストロングハーツとの対抗戦以降、変わったんですよ。「俺はこのままじゃいけない、上の選手を追い越していかないと」と。自分はそういうポテンシャルがあるってことに気づき始めてるんでね。(飯野に)言ったってくれ」
飯野「もう今日、リンダマンのあの足が痛んでる表情、最高でしたよ。ありがとうございます。 彰人 お、おう(笑)。 飯野 今日はCIMAにスピア決まったんで。 竹下 お、決めたんや。 飯野 1月3日の後楽園ではCIMAの腰ごとへし折ってやりますよ、スピアで。 竹下 腰ごと。貫通させる。 飯野 貫通させますよ、パーンっつって」
竹下「おぉ……何かありますか?」
――今日、ストロングハーツに対して一つ結果が出ました。
彰人 「CIMAさんはリング上で「こんな試合でマジになってどうすんだ」みたいなこと言ってましたけど、僕らはああいう試合もマジでふざけてるんですよ。面白くしてやろうじゃなくて、勝つためにふざけてるんで。いつだってマジでやってますから。CIMAさんはそれに気づいてなかった。甘く見て足元すくわれてても困るんで」
竹下「千波のそのタイトルマッチはいつなんですか? 」
彰人「1月3日」
竹下「いいじゃないですか、「マジ卍超」の一発目。OK、OK。僕と彰人さんはD王GPで決勝行きたいんでね」
彰人「まずそこを考えて」
竹下「それが12月30日。そこでALL OUTの勢い見せて、勢い乗って、ストロングハーツ倒しましょう。なあ飯野。飯野はD王GP出てないけど」
飯野「でも年越しプロレスで関本さんと組むんですよ。そこで何か勉強して、1月3日にもってきたいですね」
竹下「体の使い方をね、学んだら爆発する」
飯野「爆発します。やばいっす。バカーンってやってやります」
<第7試合 D王 GRAND PRIX 2019 Aブロック公式リーグ戦 30分一本勝負>
【1勝=2点】○潮崎豪(16分5秒 エビ固め)【1敗=0点】×樋口和貞
※ショートレンジ豪腕ラリアット
【潮﨑の話】「グローバルリーグ戦で闘ったばっかりだけどね、強大だったよ。あの力。ただ3カウント取られるわけにはいかない。試合前、しっかり考えて、3カウント取られるわけにはいかないと。それだけ考えて。今日、D王GPの初戦で当たれてよかった」
【バックステージでの樋口】
樋口「くそ~、悔しいです、本当に。今日こそ、今日こそいけると思ってたんですよ。グローバルリーグの時と気持ちも違うし。手の内もわかってましたし。でもやっぱり、デカかったですね、潮﨑豪。悔しいですけど、「これだな」っていう気持ちになったので。悔しいですけど、逆に気合いが入りました。これ(胸のアザ)は、潮﨑豪からの「もっとこいよ」っていうエールだと受け取りますんで。リーグ戦、続く全員にぶつけてやろうと思います」
――短期間での再戦でしたが近づけた感触は?
樋口「近づけたと思います。自分の中では多少は。でも(潮﨑は)その先でした。前回も完敗でしたけど、今日も完敗です。ただ、あきらめません! なんもあきらめません。体格活かして、パワーファイト繰り広げて、また明日から気合い入れていきます」
――あらためて潮﨑豪を追いかけたくなった?
樋口「追いかけたいですね。これまでにも何人かいましたけど、2連敗して、この人を追いかけたら間違いないなっていう人が潮﨑豪なんじゃないかと思います」
<第8試合 D王 GRAND PRIX 2019 Aブロック公式リーグ戦 30分一本勝負>
【1勝=2点】○MAO(16分20秒 ジャックナイフ式エビ固め)【1敗=0点】×HARASHIMA
(試合終了後、HARASHIMAはMAOと頭を下げて健闘を称えたが、帰る際は頭を抱えて引き揚げる)MAO「勢いすげえ! 勢いが止まらな過ぎる! 湧き出る熱いパッションが止まらない! ギンギンだぜ! マイクさん、あなた竹下に勝ちました? これはMoonlight Express、いい調子じゃないですか? いい感じだと思います」
ベイリー「コングラッチュレイション、(MAOに)フューチャー・Aブロックチャンピオン! ワタシガ、フューチャー・Bブロックチャンピオンデス。ワタシタチハ、セカイノイチバン、バカ、ファイナル!」
MAO「俺たちが決勝戦でバカな試合やっちゃうぞ!」
二人「Moonlight Express!」
【バックステージでのMAO】
MAO「大きな大きな1勝です。大きすぎたかもしれない。この十字架を背負い続けて、リーグ戦を闘わなきゃいけない。この先、負けたらHARASHIMAさんに失礼なんで。HARASHIMAさんと4度目のシングル、初めての勝利。僕のキャリアの中の初めてのHARASHIMAさんからの勝利。DDTの不動のエースからの勝利。これはあとあと効いてくるパンチなんで。この1勝をずっと大事にしていきたいと思います」
――勝因はどこにあったと?
MAO「最後の粘りにつきますよね。450決まらないで勝ったのも初めてだと思うので。最後は気持ち、気持ちだけですね」
――これでリーグ戦にも勢いが?
MAO「はい、大丈夫です。最初にHARASHIMAさんだと、もう怖いものはないんで。この十字架は重いだけじゃなくて自分の胸を張らせてくれる、いい十字架なので。背負ったまま勝ち上がります」
――開幕戦のメインになったことについては?
MAO「それは私も当日、会場入りしてから、「うわ、今日はメインイベントだ。よっしゃ」と(笑)。こんなレベルの高い試合が続いた後のメインなんで、お客さんの期待値もグッと高まってた中なんですけど。そういうとこには基本、プレッシャー感じないんで。ほぼいつも通りかなと」
【バックステージでのHARASHIMA】
HARASHIMA「やられちゃいましたね。去年もD王一戦目、新宿FACEでやられてるんですよね。気をつけてはいたんですけど、これが若者の勢いなのか。でも済んだことを振り返ってもしょうがないんで。あと全勝して、必ずAブロック優勝したいと思います」
――MAO選手はこのところ狂った試合を経験してきましたが、今日闘ってみてどうでしたか。
HARASHIMA「今日はね、狂った感じとかはよくわからなかったけど、やっぱり体格もあるし身体能力も高いし。自分の技を使うタイミングが分かってたのかな。冷静に見て試合ができてたのかなと思いますね。悔しいっすね、はい。まあでも僕は残り全部勝って、Aブロックトップで勝ち抜けたいと思います」
2019年度のD王 GRAND PRIX 2019が開幕、メインはAブロック公式戦でHARASHIMAとMAOが対戦、MAOが猪木アリ状態から三角絞めを狙い、袈裟固めとHARASHIMA相手にグラウンドを仕掛け、HARASHIMAはボディーシザースからバックを奪うも、MAOはリードを許さず再び袈裟固めとグラウンドで互角に渡り合う。
HARASHIMAのアームドラックをMAOが切り返し、HARASHIMAの突進を側転で逃れて場外に追いやるなど翻弄するが、リングに戻るとHARASHIMAが串刺しエルボーで反撃し、MAOをセカンドコーナーで宙吊りにしてフットスタンプ、腹部へストンピングとボディー攻めで試合の流れを変える。
MAOは飛びつきレッグドロップで反撃し、ジャブの連打からドロップキック、側転エルボーからハリウッドスタープレス、DDTからコーナーはHARASHIMAが蹴り上げ雪崩式ブレーンバスターで投げ、HARASHIMAがMAOトップロープに固定して蹴り上げてからロープ越しのレッグドロップ、リング中央でコブラツイストで絞めあげる。
HARASHIMAはMAOにエルボーを打てと挑発と迫りエルボー合戦も、MAOが鋭いエルボー、HARASHIMAのミドルキックも、MAOがハイキックからトラースキック、みちのくドライバーからMキャノンボール450°を投下もHARASHIMAが剣山されてしまう。
HARASHIMAはミドルキックの連打、張り手、ファルコンアロー、スワンダイブ式ボディープレスと畳みかけ、リバースフランケンから蒼魔刀はMAOが回転エビ固めで丸め込むも、キックアウトしたHARASHIMAがバスソーキックを浴びせ、再度蒼魔刀を狙う。
しかしMAOはドリームキャストで迎撃すると、ジャックナイフ式エビ固めで3カウントを奪い、HARASHIMAから金星を挙げた。
内容的にもMAOの粘りが優った試合、序盤こそはMAOのペースだったが、HARASHIMAが一気に抜き去りかけたものの、MAOが蒼魔刀だけはしっかりマークして勝利に繋げた。前回のD王にはエントリーできなかったMAOだったが、今年は高木との抗争を通じて一気にブレイクしつつある。そして今回のHARASHIMAからの勝利、来年はシングルでも飛躍を遂げる存在になりそうだ。
セミはグローバルリーグ戦の再戦となる潮崎と樋口が対戦、試合開始、樋口がぶちかましで潮崎はたまらず場外も、場外での逆水平合戦は潮崎が制し、通路に雪崩れ込んでボディースラムを敢行、リングに戻って徹底した腰攻めで潮崎がリードを奪う。
樋口は串刺しラリアットからアバランシュホールド、WARスペシャルで捕獲。ノド輪落とし狙いは潮崎が巻き投げ逃れ、樋口が突進も潮崎はドロップキックで迎撃、串刺し逆水平からマシンガンチョップを放ち、体を入れ替えた樋口もマシンガンチョップで応戦するが、同じく体を入れ替えた潮崎もやり返す。
潮崎はフィッシャーマンバスターから豪腕ラリアットを狙うも樋口は袈裟斬りで迎撃、潮崎はジャーマンで投げるが、樋口もジャーマンで投げて両者ダウ、!樋口は突進する潮崎にラリアットからノド輪落とし、四股からぶちかましで吹き飛ばしドクターボムも、潮崎はカウント2でキックアウトする。
樋口は雪崩式ブレーンバスターを狙うが潮崎は宙吊り式肩固めで捕獲し、ブレーンバスターの体勢から前へ落とし、バックドロップ、ラリアットは相打ち、逆水平合戦から潮崎は左のラリアットを放ち、ゴーフラッシャーから豪腕ラリアットは樋口が頭突きで抵抗も、潮崎はローリング袈裟斬りから豪腕ラリアットで3カウントを奪い勝利、樋口は攻め込んではいたが、ダイナミックでエゲつない攻めは潮崎が優っており、樋口にとっては学ぶべき部分があった試合だった。
Bブロックでは第6試合で竹下がベイリーと対戦し、竹下の保持するアイアンマン王座もかけられることになった。
竹下がリーブロックからゼロ戦キック、キャメルクラッチで捕らえ、レッグシザースからスリーパーとグラウンドで攻め、ベイリーはローキックから竹下を場外へ出して三角飛びケブラータを発射、リングに戻ってボディーブローと流れを変えようとするが、竹下はエルボーから首四の字とあくまでグラウンド狙い、ベイリーはボディーブローも竹下は逆水平で応戦して垂直落下式ブレーンバスターで突き刺す。
竹下はヘッドロックで捕らえるが、ベイリーはバックドロップで投げると竹下は腰を強打、これを逃さなかったベイリーはソバットから踵落とし、腰へのムーンサルトダブルニー、背中へのランニングローキック、腰へのエルボーの連打と腰攻めで反撃、竹下は椰子の実割り、ブルーサンダーを決めるが、エプロンでの断崖式ジャーマンを狙うが下へ潜ったベイリーはエプロンの竹下の脚めがけてミドルキックを放ち、場外に落ちた竹下にエプロンからのアルティマウェポンを投下も自爆してしまうと、竹下はノータッチトペコンを命中させる。
竹下はエプロンでのジャーマンを狙うが、足をすくって倒したベイリーがムーンサルトダブルニーは自爆、竹下はブレーンバスターでリングに戻すと、コーナーからダイブ、しかしベイリーがかわすと着地した竹下にハイキックを浴びせ、エルボー合戦から竹下に串刺しをかわしたベイリーがロープ越しのハイキック、後頭部めがけてミサイルキックと畳みかけた後で、逆片エビで竹下を追い詰める。
竹下はカサドーラで切り返すとジャーマンを狙うが、腰をおさえてうずくまると、これを逃さなかったベイリーが背中へローキックを炸裂、ベイリーは串刺しニーからのコーナーからのダイブは竹下キャッチしてコーナーポストへのジャーマンで投げ、串刺しビックブーツ、スティーン・ブレーカーを決める。
竹下は垂直落下式ブレーンバスターを狙うが、ベイリーが不時着して背中へキック、竹下はラリアットも、ベイリーはミドルキックで応戦してラリーになり、ベイリーはローキック、フェイントからのローキック狙いは竹下はラリアットで迎撃し、ラリアットからニーを浴びせ、ベイリーを起こそうとするとベイリーがキックで抵抗、竹下は再度コーナーへジャーマンを狙うが、、ベイリーが着地してキックからアルティマウェポンは、竹下がかわしてベイリーは着地し、竜巻旋風脚から竹下を右肩へ担いで片翼の天使で叩きつける新技フラミンゴドライバーで3カウントを奪い勝利、ベイリーもアルティマウェポンは自爆すると自らのデメリットも高いということで新技を編み出したようだが、MAOもメインでHARASHIMAを降していることから、Moonlight Expressも侮れない存在になりそうだ。
青木vsゲバラは、青木が座り込んで猪木アリ状態で牽制、ゲバラは付き合わず、青木はエプロンもゲバラはトラースキックで強襲、バク宙フェイントから寝そべりポーズで牽制する。
青木はやっとリングに戻り迫るが、ゲバラは場外へ逃れ挑発、青木は追いかけるが、ゲバラはからかいつつ逃げ、ゲバラはマイクで「スタンド! プロレスやろうぜ!」と挑発してリングに戻り、青木に中指を立てると、すかさず青木は飛びつき腕十字で捕らえゲバラはギブアップとなった。青木も中指立てるベイリーにナメるなということなのだろうが、青木とハイフライヤーのゲバラでは噛み合わせが難しいのかもしれない。
KO-D王者のカリスマはメキシコ時代から旧知の仲であるプーマと対戦、ロープワークでの読み合いを制したプーマはカリスマを場外へ追いやり三角飛びプランチャを発射、リングに戻ってプーマがダイビングクロスボディーから滞空式ブレーンバスター、股間へのヘッドドロップ、プーマは足をクロスしてのカベルナリアと攻め込む。
後手にまわったカリスマはプーマを場外へ追いやってトペスイシーダ、リングに戻ってダイビングラリアット、ネックブリーカーから首筋へのニーと首攻めでやっとペースを掴み、DDTからダイビングエルボードロップは自爆となってしまう。
プーマはトラースキックからコーナーへも、カリスマは追いかけて場外へのフィッシャーマンズバスターを狙うが、プーマが雪崩式ヘッドシザースドロップで落とし、カリスマはドロップキック、ペティグリーからダイビングエルボードロップを投下するとクロスフェースで捕獲する。
逃れたプーマは時間差ロープワークから高々とカリスマを上げて叩きつけるフェースバスター、トラースキックと応戦、カリスマはラ・ミスティカを狙うが、逃れたプーマはコードブレーカー、カサドーラからのラ・マヒストラルはカリスマが潰すも、カリスマは佐々木式ウラカンラナを狙うが、堪えたプーマがパワーボム、カリスマは雪崩式ペティグリーを狙うが、プーマが雪崩式パワーボムことプーマキングダムで3カウントを奪い、カリスマも黒星でスタートとなる。
高梨vs高尾は、高尾がリーブロックからドロップキックも、高梨は隙を突いて丸め込みプレッシャーをかけ、高尾はサミングからレッグドロップ、高尾はボディースラムを連発を攻勢をかけ逆片エビで捕らえる。
高梨はロープへ逃れるが、挑発する島谷を襲撃、DAMNATIONのプラカードを奪い、高尾との追いかけっことなってプラカードで一撃、ジャブ、鼻摘みチョップ、ドロップキックと攻め込む。
高梨はスーパーキックを狙うが、読んだ高尾が丸め込むが高梨も丸め込み、高尾はロープ越しのハイキックから背中へのフットスタンプ、ランニングエルボーと攻勢をかけ、ジントニックで勝負を狙うが高梨は逆打ちで丸め込み、タカタニック狙いは逃れた高尾が逆に狙うも、高梨が逆さ押さえ込みで丸め込む、そこで高尾がエンドレスワルツで丸め込むが、高梨が潰して3カウントを奪い、技ありで勝利となる。
リーグ戦以外は松野を加えたDDT軍がCIMA率いるSTRONG HEARTS多国籍軍と対戦も、試合前にリンダが松野がギックリ腰を患っていることを突っ込むと、松野は突発性腰痛(ギックリ腰)だと返し、根性を見せると挑発すると、CIMAと松野で試合がスタート、CIMAが受身を取るが、松野は膝をつくだけで腰が痛く、ロックアップも松野が押し込むが腰が痛い。CIMAは松野コールを煽って張り手に対し、松野もエルボーで応戦、レッグシザースからゴージャス619を決めるが、ブレーンバスター狙いは腰が痛くて上がらない。
STRONG HEARTSは連係で大石を蹂躙も、やっと交代を受けたアントンが外国人勢にゴンギツネを決め、CIMAとゴンギツネの攻防となるが相打ちとなってしまう。
交代を受けた飯野が外国人勢をパワーで圧倒、リンダに串刺しラリアットを浴びせ、松野もフライングクロスチョップで続くもゴージャススターエルボーは自爆してしまう。
しかし彰人が足横須賀、飯野が援護してサソリ固めでリンダを捕らえ、最後はキン肉大移動から足四の字固めへリンダがギブアップからギブアップを奪ってDDT組が勝利。
CIMAが保持するKO-D6人タッグ王座に、竹下を加えたALL OUTを挑戦者に指名、甲田GM代行が12月30日後楽園でやると発言するが、今林APから12・30はD王GPがあるとしてまた叱責されると、これにキレた甲田GM代行は今林APを突き飛ばして退場してしまい、CIMAはトアンが年明けには復帰するとして1・3後楽園を逆提案すると、今林APが自分の権限で決定、12・30後楽園にも参戦してWRESTLE-1からSTRONG HEARTS入りした吉岡世起も投入することを予告した。
試合はSTRONG HEARTSが序盤こそリードを奪っていたが、アントンのゴンギツネから次第にDDTの世界へと引きずり込んだ。しかしCIMAもDDTの世界に入り込むなど幅の広さはさすがとしか言いようがなかった。