酪農2018数学
空き時間がお昼に多めにとれたので、西新宿~武蔵小杉に電車移動➡️ランチ&カフェ➡️2018酪農の数学を解いてみました。
出願は60分で大問にして三題。大問1は小問が六題で、出題形式はここ数年とほぼ同じです。
まず大問1
酪農の小問はそこそこ重いのが特長です。計算の正確さとスピードさばきが求められます。
(1)は割り算による次数下げで頻出、(2)の確率は簡単で、(3)対数不等式は値がやや汚く不安になる、(4)ベクトルの垂心は解法も色々あるし計算が心配なので二度解きする⇒三角形の五心は定義とともに要確認、(5)最近注目の微分係数の定義、本質を問う良問、(6)積分で普通
まあ、どれも獣医のオリジナルテキストをやった人なら余裕だった事と思います。
続いて大問2
tanの加法定理と相加相乗の問題!テーマとしては流行を押さえた良問ですね。標準レベル。
文字が多いので注意です。とにかく問題読んだら図を書きましょう、手早く、見やすく。
で、tanの式を二つ立ててみると。
加法定理を使って計算していくと、(1)の答の分母にxの2乗、分子にxが出てくるのです。それで相加相乗!よく「相加相乗に気づけない」という人がいますが、相加相乗が入試に出ると思って解いているから気づけます。もう最初から頭に置いているのです。だって、特に獣医のは数Ⅲ入らないんですから、最大最小といえば、2次関数で平方完成か、3次や4次関数で微分か、あとは三角関数や指数対数の部類かとかで解法が特徴あるものか置き換えにより前述のタイプか等ですので、それらの選択肢に加えて相加相乗を入れておくのです!
最後大問3
定番化してきた数列で、大問2で出たり大問3で出たりしています。
大問3はベクトルが出る事もあります。和から一般項を求めるタイプ。定番からは外れているのでやや難かな。
前半は、最初のとっかかりが人によってはやりにくいかも。センターの練習が効果的な誘導形式。
軌道に乗ればあとは楽。いや、勉強不足の人は定数列の扱いを知らないかも・・。
後半は数Ⅱの指数対数を使う桁数、数Aの整数にあたる16進数など上手く絡めてあります。
以上になりますが、数ⅡBメインの良問でした。私大獣医は全体的にⅡBメインですね。
酪農の過去問はあんまり昔のだと、生物よりや物理よりの問題が入っていたりで今と傾向が違いますので、新しいものから順にみていくのが良いでしょう。また、60分のセンター試験対策が役に立ちます。こちらは、ⅠAの整数も役に立つのでやった方がよいです。
医学部狙いの人は、酪農の問題はⅡBの練習問題として使うとよいでしょう。
それではまた。
写真は、キングタコライスで、解き終えてからデザートも追加しました♡