母と子のきずな ー天使ママの日&こどもの日 2024
5月の第1日曜日は 国際天使ママの日(#bereavedmothersday)。
今年の第1日曜日は、偶然にも「こどもの日」と重なりました。
それらについて、いろいろな思いをいだかれている方がいるかもしれませんが、
個人的には、めぐりあわせをとても嬉しく感じています。
「母の日」があるので、
本当ならば「国際天使ママの日」なんて必要ありません。
でも、世間一般の母の日が、こどもから母親へ、
お花やプレゼントを贈る商業的な行事として根付いてしまっているため、
こどもとお別れをしたお母さんたちは 疎外されているように感じたり、
母親なのに社会が母親として認めてくれていないように感じ、
辛くなってしまうことがあります。
まだ、世界的にもそんなお母さんたちの気持ちや悲しみは
広く知られていない現状があります。
だから、社会啓発の意味で、母の日の1週間前を「bereaved mother’s day」として
息子クリスチャンを死産し,数年後の2010年に
カーリー・マリー・ダドリーさんが この日を創設しました。
私たちは彼女がこの日を提案した理由に強く共感しています。
"伝統的な母の日は、ある遺された母親を称えるために作られました。
だから今こそ、この日を原点に立ち返る時だと思います。
平和的で愛に満ちた方法で声を上げることで、それができると信じています。"
"母の日には、すべての母親が癒されるべきであり、
私たちはともに癒すことができるはずです。
国際天使ママの日は、一時的な運動です......。
近い将来、すべての母親が社会に認識され、
この日がまったく必要なくなることが、私たちの最大の望みです。"
Marie Dudley
こどもをなくしたお母さんたちを
特別扱いしてほしいわけではありません。
こどもをなくしたお母さんたちも
紛れもないお母さんなんだという認識を社会に理解してほしい
とただ、ただ、願っています。
今年は天使ママの日とこどもの日が重なったこともあり、
少しこどもの日についても深めたいと思いました。
日本では、5月5日を、端午の節句と呼び、
男の子の健やかな成長や幸せを願う行事とも言われています。
実は、かつては国民の休日ではなかった5月5日ですが、
「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」休日
として、こどもの日が1948年に祝日と定められたそうです。
もともとは、男の子の成長を願う日とされてきましたが、
この日を国民全員で祝う日とされた背景には、
こどもの性別に関わらず、
すべてのこどもたちと母親の幸福と豊かな生活を願う日として、
定められたそうです。
「こどもの日」と名付けられているため、
こどものお祝いする日だと社会では認知されていますが、
実はお母さんへ感謝する日でもあるそうです。
やっぱり、 母と子の絆は、切ってもきりはなせません。
固定観念から抱くイメージによって、
ご自身を苦しい気持ちにさせることのないように、、、、
母の日も、こどもの日も。
すべてのお母さん、こどもたち、そしてお父さんたちへ感謝する日とかんがえれば、、、
誰にとっても大切な一日になりますね。
結婚しているとか、していないとか、
こどもがいるとか、いないとか、
そんな狭い視野で世の中を捉える傾向がある社会に
傷つけられたくありません。
こんな風に、いのちの尊さを感じながら、
日々あたりまえのようで、
当たり前ではないことへ感謝し、
みんなで自分自身のいのちについても大切に思える日
になることを祈っています🌸
美しく、かわいらしく、
優しくて甘い香りのジャスミン(茉莉花)の花の写真とともに、
花言葉でもある「優しさを集めて」のように、
優しい気持ちがあふれる1日になることを祈り、
この天使ママの日、こどもの日を過ごしたいと思っています。
世間や社会がどうあったとしても。
誰がなんと言おうとも。
母の日は世界中のすべてのお母さんのための日。
こどもの日は世界中のすべてのこどもの日。
今も辛い気持ちでいらっしゃるママたちが、
母の日やこどもの日の本当の意味を知ってもらうことで
少しだけ辛い気持ちが和らいでほしいと願っています。
いつもありがとうございます。
周産期グリーフケアはちどりプロジェクト
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