国際協力キャリアフェア
国際協力関連の職種に興味があり、本日このイベントに参加してきました。自分がそもそもこういった領域での就活などしたこともなく、業界でもいわゆる超有名な組織・機関がどういった職種を募集してどういった力学で動いているのか知りたかった、というのもあります。
JICA、開発コンサルタント、外務省、世銀などの国際開発金融機関の方たちが説明に来てくださってました。
■JICAについて
世界規模で見ると投融資は総額で1兆円ほどの規模になっており、内訳で見ると以下のような感じです。
東南アジア・大洋州 4100億
東・中央アジア 670億
南アジア 3200億
アフリカ 1300億
中東・欧州 1600億
中南米 400億
■世界銀行について
続いて、世界銀行の投融資(支援)は6兆円/年ほどあり、年度ごと推移と地域ごと内訳は以下の形。
$618億(2017) 億ドル
ラテンアメリカ・カリブ海 97億ドル (15.7%)
サブサハラ・アフリカ 162億ドル (26.2%)
東アジア・大洋州 97億ドル (15.7%)
中東・北アフリカ 71億ドル (11.5%)
欧州・中央アジア 95億ドル (15.4%)
南アジア 96億ドル (15.5%)
また、世銀が出している年次報告(2017)の中から、世界を6つの地域に大別した際の分析データも上がっていたので纏めておきます。
・人口、寿命はアフリカ地域が牽引
・GNI成長率は東アジア地域が最もグロース(比例してCO2排出量も増加)
もちろん、今後はアフリカ地域が経済成長も牽引していくのだろうけれど、気候変動の影響で理不尽なストップが世界(特に先進国のTOP層から)掛かるのでは?と少し考えてしましまいました。CO2排出量は、経済の成長に少し遅れる形でやってくるから、数年後・数十年後の環境汚染TOP地域は間違いなくアフリカになるからです。
日本を含む先進国は、むしろ環境汚染で今までの経済成長を実現してきて恩恵を受けているのに、そうして抑制してしまう未来は少し違うかな、と思いました。かと言って、アフリカ地域が今後の成長のために環境汚染しまくって良い、という話でも無いですが。