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生駒里奈が自身の想いを語る!「私はまだ苦しみや努力が足りていない」 WOMAN EXPO TOKYO 2018 Winter

2018.12.01 08:20

12月1日、東京ミッドタウン ホール&カンファレンスにて、⾃分らしく輝くすべてのワーキングウーマンのための総合イベント『WOMAN EXPO TOKYO 2018 Winter』が開催され、元乃木坂46のメンバーで女優・タレントとして活躍する生駒里奈、SHOWROOM代表取締役社長の前田裕二、日経BP総研マーケティング戦略ラボ上席研究員の品田英雄が『変化の時代を生き抜く力~自分を進化させるための努力&セルフプロデュースの極意~』ステージに出演した。

女性で埋め尽くされた客席について聞かれると生駒は「女性が多くて嬉しいです。もちろん男性でも嬉しいんですけどね。」と華やかな会場を見渡して感想を話した。

最初のトークテーマは『個の力や独自性が求められる時代に悩み苦しむ女性へのメッセージ』。

乃木坂46を卒業し環境が変わった事について生駒は「実際に変わった事っていうのは、本当に単純で、乃木坂の活動をしてないだけですね。ただ、その場その場での自分の在り方というものは変わっていて、皆に優しくしていこうという時もありますし、リーダーを任されるような時は皆を引っ張っていく等、学ぶ事が多く、そういう変化はありました。」と卒業後の活動について語った。

また「今の世の中は悩むという事をあまりに過敏に考え過ぎだなと思っているので、悩む前に何かをやった方がいいと思います。」という生駒流のメッセージで悩める女性達へエールを送った。

2つ目のテーマは『自分の見せ方について』。

このテーマについて生駒は自身の事について「私、立ち方や動き方がダサいんですよね(笑)」と自虐的に語る。

「この前、お姫様の役をやったんですけど、共演した先輩に走り方が男だよ、オッサンみたいだよ。」と指摘されたエピソードを話し、会場の笑いを誘った。

仮想ライブ空間SHOWROOMの配信者で自分の見せ方が上手い配信者の共通点に関して前田は「3つあるんですが、まず離見の目を持っているかどうか。オーディエンス側の目になってステージ側を見られるかどうか。あと熱量が大きい人は人気が出ます。そして、ストーリーがあるか無いか。これは、つい他の人に話したくなるかような話やエピソードがあるかどうかです。他の人に伝えたいと思わせる事が大切ですね。」と多くの配信者を見てきた前田ならではの意見に生駒も「勉強になりますね。」と関心している様子であった。


続いてのトークテーマは『理想や夢をかなえるための秘訣』。

生駒はこのテーマに関して「大きな夢にはまだ到達していなくて、どうやって叶えようと思ったら、やっぱり苦しむ事しか無いかなと思っています。夢に対しては誰にでも苦しみがあって、努力が必要で、必ずそれを乗り越えないと叶えられないと私は思っていて、私はまだ苦しみや努力が足りていないと思うし、甘い事を言ってられないなというスタンスです。」と力強い想いを語る。



そんな生駒も心が折れそうな事はあったという。「10代の頃は朝4時まで眠れなかったり、泣きながらお母さんに電話したり落ち込んでいたんですけど、ある日、突然落ち込む事も必要だと思えたんです。今悩んでる状態は成功に繋がる時間なんだって、だから必要な時間なんだって思えるようになった。」と10代の頃からの心境の変化について振り返った。

また『そもそも、やりたい事が見つからないという人はどうしたらいい?』という質問に対して、生駒は「これ、よく聞かれるんですよ。でも私もやりたい事って何だろうって解らないんです。けど、やりたい事が解らないんですって言っている貴方は、やりたい事を見つけようと努力しているから心配しなくていい。そういう事に悩める事は幸せな事だって思います。」と、悩み、考える事の大切さについて話した。

最後に生駒は「私はまだ未熟者で、これから何かを見つけて何かを発信して沢山の人を幸せにしていきたいという目標があるので、見届けてくださったら嬉しいです。」と自身の思いを語り、ステージを締めくくった。


文:山岸一之

写真:菅原美彩