益田ツアー
初代首相となった伊藤博文は
明治維新の英雄である高杉晋作のことを
「動けば雷電の如く発すれば風雨の如し」
と評した。
俺は益田ツアーを企画してから
実行までに3年半以上もかかってしまった。。
晋作さんと比べるのは無理がありますが、
それにしても時間かかりすぎやな。。。
とうことで、今日はやっとチャリで益田へ
行ったというお話です。
■4時半起床
前日のご馳走からダメージを受けてしまい、
お腹の調子が良くない。
天気は霧。
TVの天気予報は雨が降らないと言っている。
雨雲レーダーを見ると、
益田地方は午後から雨ぽい。
お腹はだましだましでどうにかすることに。
天気は予報を信じることにした。
今思えば、出発してはならない状況やった。
頭が朦朧としてたのと、
いい加減行かねばという思いがあったのでしょう。
予定より30分遅れて家を出発したのです。
■宇部→秋穂のローソン
家を出て5秒で「しまった」ち思います。
霧ではなく、霧雨だったのです。
じわじわと濡れるからだ。
正直引き返したかったのですが、
冒険への好奇心もあり、
前に進みました。
Gさんの家経由でひとまず徳地を目指します。
地面は水たまりだらけで、
後ろを走るは俺は「Gスプラッシュ」を
喰らいまくり、顔面びしょ濡れです。
意識が朦朧としてたのか、
鬼門である周防大橋をビビることなく
走り抜けました。
最初の休憩ポイントであるローソンで、
おにぎりを買って食べました。
依然、お腹の調子は悪く、
トイレにこもりましたが、
取れ高ゼロでした。
■秋穂のローソン(3.1m)→秋穂の道の駅(12.4m)
K25→K338を東へ走ります。
そのころから雨が本格的になってきて、
Gさん判断より、
道の駅で暫く雨宿りをすることにしました。
■秋穂の道の駅→徳地のマルキュウ(63.8m)
15分位休んだら、
雨が小降りになってきました。
それよりツアーを再開。
佐波川沿いを目指します。
佐波川は普段河川敷を走りますが、
水たまりだらけだったので、
土手の上を走ることにしました。
いつものトイレで休憩後、
サイクリングロードを走らず、
K184を北上します。
水たまりばかりで
Gスプラッシュを食らいまくり
ながらも走ります。
所々で前後交代しながら、
2両編成でがんばります。
途中、有名なこいながしが
見れる橋へ行き、
状況を確認しましたが、
まだ出てませんでした。
犬の散歩をしてる地元の方に
「ここですよね?」
って聞いたら
「まだまだ上流側ですよ!」
ち言われたけど、地図を見たら
ここで合ってたので、鳥肌。
イメージです。
徳地が近づくにつれ、
天気が良くなってきました。
マルキュウに着くころには
しっかり晴れており、
今日はもう雨が降らないと勘違いしました。
マルキュウでレタス巻きと赤コーラを
買って、休憩コーナーで食べました。
これから始まる激坂区間に備えます。
■徳地のマルキュウ→JR地福駅(271m)
今から本番。
激坂区間の始まりです。
どんな道なんか、さっぱりわかりません。
途中まで車でいったことありますが、
その先の大原湖は心霊スポットち
言われてるので、
近寄らんようにしてたんです。
徳地ICを越えたら、早速壁が。
山道を黙々と登ります。
途中、登坂車線やトンネルがありました。
レタス巻きパワーで何とか登れてますが、
脚は徐々に削られます。。
3分くらい休憩し、R489をR9方面へ。
ヘロヘロになりながら、
GさんはR9を走りたいんだろうけど、
俺の意向よりk311に戻ります。
林檎園が哀愁を誘う中、
そうそう。津和野の糧でランチの
予定やったんやけど、電話したら定休日やった。
■林檎の樹らら→津和野の道の駅(172.3m)
きららパイで満たされたので、
予定してたマルキュウ徳佐店はパス。
R315を越えても直進。
越えた直後の短い坂がしんどかった。
小雨が降る中、山口線と並走します。
途中、徳佐駅へ入線する汽車と
(時刻表より1230頃ち推定)
JR船平山駅の手前を右折し、
山沿いの寂しい道を直走る。
小雨と道の悪さと地味な登りに苦しめられる。
この道は本当に路面状況が酷く、
苔と落ち枝のパーティーやった。
しかも激坂。4.2kmで180mも下る。
ぼんやりして、谷底に落ちかけた。
力なく津和野の道の駅に到着。
■津和野の道の駅→西石見グリーンロード入口(341.6m)
津和野では以下の3つのレクがあったけど、
時間が遅いから全部諦めた。
・焼き立ての源氏巻きを食べる。
・本町通りを通って、津和野の雰囲気を満喫。
・太皷谷稲成神社の駐車場に行き、
さだまさしの「案山子」を歌う。
津和野の道の駅は非常に
自転車フレンドリーではなく、
なんとサイクルラックが無い。
チャリはドロドロ。
心もしおしお。
あったかいそばを食べる予定やったけど、
そんな気分でもないので、益田を目指す事に。
K124を黙々と北上。
糧の前を通過。
斜度はそこまでなかったけど、
疲労蓄積より脚が回らない。
あと、新昭和トンネルは怖かった。
最後のトンネル近くで休憩。
休憩中、手をサイコンに置いてしまい、
またサイコンの記録をリセットした。
■西石見グリーンロード入口→高津川河川敷(14.5m)
西石見グリーンロードは暴力的な下り坂で、
ゴーグルをつけ忘れてた俺は、
目が風圧でやられた。
濡れた路面の上を、恐る恐る下った。
ここから以降は上り坂はないと思っていたが、
地味にキツイ上り坂がちょくちょくあったので、
げんなりした。
くねくねした獣道を抜けると、
そこは日本一の清流高津川の
河川敷!!
しかし天気が悪く、清流感は皆無。
しかもGさんがハンガーノック気味
だったようで、朦朧としてたらしい。
(俺は気づかず先行)。
高津川河川敷は
1つやと思う。
くたびれた&お腹すいた&ドロドロ
のため、無心で通過してしまった。
ゴール寸前ですが、
ローソンにピットイン。
Gさんはたくさん食べてた。
俺はオカズたっぷりの
もう坂を登らんくてよさそう。
安堵感もあってか、
無茶苦茶美味しく頂くことができました。
ゴールのマスコスホテルまであと少し!
まさかの坂道を越えると、
マスコスホテルが見えてきました。
マスコスホテルに行く目的は、
マスコスホテルのお風呂に入ること。
津和野あたりから
話題になってたんやけど、
マスコスはこんなに汚い2人を
受け入れてくれるのだろうか?
「俺がマスコスだったら、入店拒否しますね」
って、笑ってました。
もう1つ問題があって、チャリがドロドロ。
こんな状態で輪行袋への投入は避けたい。
「奇跡的にマスコスにホースないかねぇ?」
「いやぁ、あるわけないでしょう(笑)」。
なんて話をしてたものです。
マスコスに左側にサイクルラックが
あることを把握してたんですが、
「え!?」
「ホースがある!!」
恐る恐るフロントに入って
お風呂について聞いたら、
全然問題なく受け入れてくれました。
また、サイクルラックのホースも
使っていいとのこと。
このホース、お湯が出るんやけど・・・。
そこからお風呂入って、
急いで上がって、
輪行袋を開いて、
(外は雨が降っていた)
何とか、輪行袋に詰め込みました。
■マスコスホテル→益田駅
歩いて移動しました。
もう雨は止んでいて、
ゆっくり、歩きました。
駅前にはオシャレな
フルーツサンド屋さんがありました。
益田は何かとオシャレです。
駅で切符とビールとおつまみを購入。
益田駅のセブンは、
なにで払うかをタッチではなく、
店員さんへ口頭で伝えるスタイルでした。
駅で20分くらい待って、
山陰のジェットコースターこと
スーパーおき5号に乗り込みました。
■益田駅→家
スーパーおきには事前確認通り、
元喫煙所の休憩所があり、
そこにチャリを置きました。
結構空いてた自由席に座り、
ビールを飲みました。
草臥れたけど、楽しかった。
まもなく三谷
新山口から宇部線への連絡が悪く、
30分以上まって、宇部線に乗り込んで
家へ帰りました。
■帰宅後
袋からチャリを取り出し、
濡れた所はラスペネで応急処置。
組立て、家の中へ入れました。
というわけで、ドロドロヌルヌルの益田ツアーでした。
色々あったけど、楽しかった。
何がっち、マスコスが最高やった。
また行きたい。また益田に行って、
マスコスの湯に浸かりたい。
またマスコスへ行く日まで、
しっかり精進したいと思います。
完