読むクスリ♪「自分が感じたことを感じたままにノートに書く」
中学生の娘さんを持つお母さんが、お茶っこ会で気づきをシェアしてくださいました。
そのお母さんは、お茶っこ会に時々来てくださっていましたが、いつも元気で明るく、娘さんのこともあっけらかんと話す方でした。
けれど先日のお茶っこ会で、我が子が学校に行かなくなり、親としてどうしたらいいのか、実は悩みに悩んでいたと打ち明けてくれました。
学校に行って欲しい気持ちは確かにあるのに、そういう素振りを子どもに見せてはいけない、不登校を受け入れなければならない、明るいお母さんでいなければならないという理想の母像を演じていたと言います。
それは、自分の本当の気持ちを押し殺していたということ、こんなお母さんじゃいけないと常に自分を責めていたということ。だから苦しみはいつまで経ってもなくならない。
そしてある時から
『自分の感じたことを感じたままにノートに書く』
ということを始めたそうです。
それを始めてからは、どんどんそのお母さん自身と周りが変わってきました。
そして
「学校に行って欲しい」と思う気持ちも「学校に行かなくても大丈夫」と思う気持ちも、両方自分の本当の気持ちで、両方持っていていいんだ
と思い至るようになったそうです。
そうしたら娘さん、なんと自分から学校に行き出したとか。
他のご家族との関係も色々な気づきがあり、変わってきたようです。
娘さんが「学校に行った」ことが大事なのではなく「軽やかに自分の意思で行動を起こした」ことがとても嬉しいですね。これまで隠すようにしてきたご自身の思いをお茶っこ会で話してくださったことも大きな変化だなぁと感じました。
人によっては「言霊」を気にして、自分の黒い気持ちを吐き出すことに抵抗を感じる方もいらっしゃるようですが、
こんなひどいことを考えているひどい親!情けない自分!こんなこと思っちゃいけない!というジャッジはいりません。こう思ってるんだなぁ私、、、だけ。そんな気持ちがただ「在る」と認識するだけ。
ノートはその気持ちを一時的に預かってもらう場所、くらいの気持ちでやってみるといいようですよ。(S)