あっという間の・・・
2024.05.06 06:27
この場所(真鶴会館)に事務所を移してちょうど2年が過ぎた。その間本業はそっちのけで、県議選の応援、今現在は市議に挑戦予定の候補者の支援と政治がらみの活動が盛んである。
ケアマネが何故そんなことを、と人によく問われる、家人ですら呆れている。これから段々その変人扱いが増してくるだろう。
「人間は社会政治的な動物である」とはアリストテレスの言であるが、少し分かりにくい言葉で「個人的なことは政治的である」というのもある。私にはこちらの方がピンとくる。分かりにくくてピンとくるというのも変だが、いろいろな活動をしていて、その過程で生ずる内部と外部のせめぎあい感が後者の言葉にピタリと符合するである。
個人と他者は一見対抗的に存在しているようだが、必ずしもそうではない。自己の中に他者が在り、他者には(私に似た)モノが存在している。私の中の他者は他者との関係性の中で構築された現在も進行形の自己の亜種である。この亜種を経由して私たちは社会との関係性を取り結ぶ。生身の自己が直接社会と対峙しているわけではない。漫画的に言えば人は様々なシールドを身にまとい敵対、友好を織り交ぜて社会と関係を形成している。身に一切を纏うことなく他者と接触できるのはおそらく一人もいない。あのキリストですら神に対してはそれを果たせなかった、と思う。
個人は他者(社会)対して関係性のアップデートを繰り返している。そしてそれはパーソナリティの中では予行演習的に言語と非言語の中で繰り返されているのである。
令和6年5月6日