オットセイ印。
「世の中はオマエが思うよりもヤバイ」という事を次男の脳ミソに叩き込む特訓道場「動物園」。
眼前30cmの距離で見るアムールトラの巨大さ加減はたいしたモンで御座いまして、
金網の向こうに居るから見てられますが、山や野原で出会ってしまったら・・・ショック死しますわ。
そんなアムールトラ、動物園に居る多くの動物の中でも人気者ですから檻の前は大体いつでも人集り。
しかし開園一番(9時)に行けば週末だろうと晴れだろうとガラガラなので最前列でズーッと眺めて居られます。
12月になった事もあり少々冷え込む朝ですがこんな時にも、いやこんな時こそDefeetのウールグローブ。
「手が冷たければポケットに手を突っ込めば良いじゃない」とアントワネット的な事を言う方も居られるやもしません、
しかし幼児は少し歩いただけですぐに抱っこせぇと言うて来るので、ポケットに手を突っ込めない事が多々あるのです。
とそんな風にして日々の自転車移動から通勤・散歩まで幅広く何でも使えるナイスなウールグローブですが、
「何にでも使える」という事は裏返すと「何にも特化していない」という事でありまして、
今時分のロングライドやトレイルライドに向くかというと・・・全然向いてなかったりも。
やっぱ「自転車乗る時用グローブ」ってのは別枠ですね。
それなりに保温性が優れていて、小雨や雪で濡れても手が冷たくならなくて、握り感がシッカリしたモノとなると・・・。
オットセイ印の此奴で如何でしょう?
Sealskinz Dragon-eye ¥6,800(税別)
完全防水ギアで知られるシールスキンズの汎用完全防水グローブで御座いまして、
アウターとインナーの間に手袋状になった透湿防水メンブレン製を備えておりますので、
そのメンブレンを破らない限りは水に手を突っ込んでも中に浸水する事はありません。
自転車専用品ではないので掌側にはクッションパッド類が一切ありません。しかし個人的にはそれが非常に良い。
また3層構造ながら甲側は比較的薄く伸縮性に富んだ素材使いとなっていますので、握り込んだ際のフィーリングも自然。
透湿性がありますのでガシガシ運動した際にも蒸れ難いですし、内装はウールなのでベタつきも少ないだけでなく、
汗で濡れた際に濡れた感触が少ないとか着脱時の手の滑りが良いという副次効果もあったりします。
いや、手の滑りが良いという所は非常に重要です。
というのもこのグローブの防水性というのはメンブレン層の能力による訳ですが、
着脱時に無理矢理引っ張ったりするとメンブレン層が破れ完全防水ではなくなりますから、
着脱のスムースさは防水能力の維持に直結するので御座いますよ。
その他、突起物でチクンとやるとやはり完全防水でなくなるとか気を使う所もありますが、
多少メンブレンが破れようとも普通のグローブより雨に強い事に変わりはありませんから、
浸水後も引き続き、というか浸水後こそラフにジャンジャン使って頂くのが正解。
今冬のグローブがまだお決まりでない方、オットセイ印の防水防寒グローブは如何でしょう?
この内容、この価格、このシンプルさ、悪くない選択だと思います。