Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

Evidence Based Physical Therapy - 理学療法士 倉形裕史のページ

University College London(UCL)留学記:ブリーフィングセッション

2018.12.03 19:34

おはようございます。University College London (UCL)の理学療法士の倉形です。理学療法士はリハ専門職のひとつです。 


今日は、最初の学期に受けた各科目に関するブリーフィングセッションでした。

『ブリーフィング』というのは『振り返り』の意味で、授業で学んだことの振り返りとテストでこんな問題が出るからこういうことを勉強しておいてねというのが主な内容です。


課題のレポートの採点が終わった科目が一つだけあったので、その科目に関しては、みんなが書いたレポートの総評などもありました。点数、悪かった。。。。英語の問題もあるし、なかなかパフォーマンスがあがりませんね。。。(;'∀')

引き続き頑張ります。


同級生のサウジアラビア人が

『今までの人生でこんなに悪い成績を取ったことがなかった。結果が返ってきた日は落ち込んで眠れなかった。この数週間の苦労は無に帰した( ;∀;)』と落ち込んでいて、


倉『君は今までの人生でbad studentだったことがないんだね?だから辛いんだね。』と謎の励ましをしてました。。。


ブリーフィングセッション自体は、各科目1時間だけなので、本当にサラッと復習するだけですが、わからないことをもう一回質問できたり、というのは親切かもしれませんね。 そのために一回余分のZoon 5に行くという手間はありますが。。。(;’∀’)  


私は、教授に

倉『膝のスペシャルテストって、画像診断設備がある場合は必要なくないですか?検査性能も必ずしもよくないし、お医者さんの意思決定に影響を与えますか?』と聞きました。

私の中では、病歴から靭帯損傷などを疑った場合、膝のスペシャルテストの結果が陽性でも陰性でも結局画像診断をオーダーするなら、あんまりテストする意味がないんじゃないかな?と思っていたからです。  


教授『いや、やっぱり必要だと思うよ。例えば、手術適応の膝OA患者が来たとして、場合によっては全置換じゃなくて、部分置換術を選択することがあるよね。その時にスペシャルテストをして膝の不安定性が認められたら、部分置換術の適応じゃないって判断されるんだよ』という答えでした。 


なるほど、そういうこともあるんだな~と思いました。また、さらに教授はこう言いました。 


教授『年齢が高齢だったり、合併する病気がなかったりって、典型的な患者の場合はそんなに必要じゃないかもだけど、若い患者だったり、イレギュラーな患者の場合はやっぱりスペシャルテストの結果も含めてなるべくたくさんの情報が欲しいんだよね』 とのことでした。 


そういうことなんですね。。。

特に完全置換か部分置換術かの決定にスペシャルテストの結果が関わっていると言ことを知らなかったので、勉強になりました。 (どの程度そのテスト結果が意思決定に関わるかはまだ分かっていませんが。。。 )


拙い英語で質問しても、教授の話を途中で遮っても嫌な顔せずに対応してくれてありがたかったです。。。


追記 途中で遮ったのは、私の常識不足のせいではなく、質問の意図が上手く伝わっていなかったため、説明のし直しが必要だったためです。 

追記終わり 



 今日も、最後までお付き合い頂きありがとうございます。

 理学療法士 倉形裕史 











 自分と似たような考えを持った医療職の方が下記のキーワードで検索した際に、繋がりやすくなることを目的に下記のキーワードを書くことにしました。やや見苦しいですがご容赦下さい。 EBM、Evidence based medicine、EBPT、Evidence based physical therapy、根拠に基づくリハビリテーション、rehabilitation、リハビリテーション、理学療法、physical therapy、physiotherapy、統計、statistics、研究デザイン、study design、留学、study abroad、ロンドン、London、ユニヴァーシティー カレッジ ロンドン、University College Londn、UCL、ロンドン大学、University of London