「受け入れる」を意味する“Accept”と“Acknowledge”の違い
おはようございます、Jayです。
岐阜県美濃加茂市の副議長が美濃加茂市を訪れていた友好都市関係にある市長の娘さんにセクハラ行為をしたとして連日ニュースで取り上げられています。
美濃加茂市は公式にメールで謝罪をしました。
これに対し市長は「謝罪を受け入れる」と表明したそうです。
しかし別のニュースでは「謝罪を認める」とあり表現が少し変わっています。
“accept”や“acknowledge”などが「受け入れる」を意味する単語ですが、意味合いが少し違います。
今朝はこの「受け入れる」を意味する“accept”と“acknowledge”の違いについてです。
“accept”(米英:アクセプトゥ)=“申し入れを受け入れる”
“acknowledge”(米:アクナ-リッジ、英:アクノ-リッジ)=“事実と認める/理解する”
“accept”は相手の提案や申し入れを受ける時に使います。
例えば友達の家に行って「何か飲む?」という提案に「じゃ~コーラ。」と受け入れるのが“accept”です。
日本語の「謝罪を受け入れる」は相手の謝罪の気持ちや意思を受けて許す(もしくは許そうとし始める)かと思うので“accept”が適切です。
“I accept your apology.”(あなたの謝罪を受け入れます)
一方の“acknowledge”は事実などを認めたり〇〇であると理解する時に用います。
例1:
“We acknowledge the defeat.”
「私達は敗北を認めます(受け入れます)。」
例2:
“I acknowledge that it happened because of my mistake.”
「私は自分のミスで起きた事だと認めます(理解します)。」
冒頭のニュースですが、謝罪メールの返答文訳が「受け入れる」や「認める」がだったので“accept”ではなく“acknowledge”が使われたのかなと予想します。
だとしたら(文脈にもよりますが)美濃加茂市は許しを得たわけではなくあくまで“あなた達の謝罪の意は理解しました”となります。
ただし“acknowledge”は他に手紙などで受け取りを知らせる時に使ったり感謝の意を伝える時にも使うので文脈で判断する必要があります。
実際の英文を見ていないのでわかりませんが、中身がわかったら追記します。
追記:
一つの文に“acknowledge”と“accept”の両方が使われていたのでまさしく日本語の「謝罪を受け入れる」と捉えていいでしょう
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