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台湾いとしこいし

がぁこ、台湾に降り立つ! が、しかし!?

2016.02.21 07:00

2016年2月。

来週から、大学院の新学期の授業が始まる。気が付くと、台湾に来てもう四年半だ。

本当に時間がたつのは恐ろしく早い。きっと、あっという間に大学院の卒業式を迎えるのだろう。ついこの間、台湾にやって来た気がするのに。


2011年8月末某日。

桃園国際空港に降りたった私はドキドキしていた。

いよいよ、恋い焦がれた台湾での生活が始まるのだ。しかも、大学生として!

大学の外国人学生会から迎えが来ることになっていたので、到着ロビーでそれらしい人を探すが見当たらない。

しかしまだ16時過ぎで、そもそも約束は17時。

きっとまだ来ていないんだろう。

ロビーのソファでパソコンを開き、日本の友人に無事に到着したことを報告するなどし、迎えを待つことにした。

しかしである。

待てど暮らせど誰も来ない。

最初の一時間ほどは余裕かましていた私だが、だんだんと不安になってきた。

電話して問い合わせようか。いやでも待て、電話したところで、あんまり早く話されると聞き取れないじゃないかジブン。そんなレベルで、電話で問い合わせなどはレベルが高すぎる一大事だ。けれど、この様子ではずっと空港で待ちぼうけ…。


どうしよう…今晩の宿も決まってないのに……!!


こんどは心臓がバクバクし、冷や汗が流れ始めた。

震える手でネットで外国人学生会の電話番号を調べ、荷物を引きずり公衆電話にむかう。

覚悟を決めて電話をかけ、何とか聞き取れた感じでは、どうも渋滞か何かで、迎えは遅れているらしい。だからタクシーで学校まで来いという。


タクシー!? 一人で!? いくらかかるねん!?


どうにかこうにか、学校に到着し、領収書をもらってタクシーを降りたが、今度は外国人学生階の事務室の場所がわからない。正門の警備員におぼつかない中国語で事務室の場所を聞き、荷物を引きずり外国人学生階の事務室にたどり着くと、わりと遅い時間になっていたが、担当の先生(男性)と、外国人学生会の幹部と思しき数人の学生が残っていた。

「あの、ここ、外国人学生会の事務所ですか? 今日到着のがぁこです。」

「いやーごめんねー、迎えの人がね~※◎■▽…(←早すぎて聞き取り不能)」

満面の笑顔の先生がタクシー料金を精算してくれて、ひとまずはほっと安心。

でも今晩はどうしたらいいのだろう。学生寮に泊まらせてくれるのか、それとも自分でホテルに泊まるのか。でも出発前に連絡なかったしな……。

すると、にこにこしていた先生が、聡明そうな一人の女学生を指して、さらに爽やかな笑顔でこう言った。


「2,3日、彼女の家に泊まってね。」


がぁこ、いきなり初対面のマカオ人先輩(女性)に連れられて、彼女の部屋に数日居候することに@@

これから、どうなる!?