明日、幕があがります

演出の伊藤です。

いよいよ明日、初日を迎えます。

４日間という、あっという間とも言える本番ですが、キュートな女優陣、そして、それを陰で支えてくれた熱い男性陣と積み上げてきた稽古の日々が、この４日間に濃密な時間になって凝縮される予感です。

今回の芝居『楽屋』の副題でもある「流れ去るものはやがてなつかしき」という言葉通り、どんな時間もあっという間に通り過ぎます。本番が終わると跡形もなく無くなってしまう、芝居というものが私は好きです。なつかしくは、悲しくもあるけれど、救いでもあります。形あるものが、形のないものになる、そんな瞬間に触れる時、心がときめきます。

今回、稽古を写真に収めてくれた由夏。ありがとう。由夏の視線の先にも、形ないものが沢山収められてる様な気がしました。

明日からいよいよ開幕です。

あっという間に流れ去る時間を、皆さまと共に楽しめたら幸いです。是非スタジオにいらしてください。お待ちしております。

作戦会議

伊藤留奈