ジャングル・リバー・クルーズ(香港ディズニーランド)
Jungle River Cruise/HongKong Disneyland
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お馴染みのジャングルクルーズだけど、この香港版の導入部分は最高だと思う。エリアと一体化するように広がった大きな河の真ん中をボートが進んでいき(ターザンのツリーハウスへ向かういかだも走っている)、そのまま自然にショーエリアへ入っていくと、川幅は狭くなり、鬱蒼としたジャングルと遺跡が広がっている。この流れは本当に素晴らしいし、本当に密林に迷い込んだかのような雰囲気があった。
ただ、その中に、ジャングルクルーズらしいアイコニックなシーン、シマウマがライオンに襲われているサバンナのシーンやサイに追われた探検隊のシーン、があるのは、かなりの違和感だった。どうせなら、アジアの密林にこだわって欲しかった。導入が素晴らしいだけに、かなり浮いて見えた。そして、アドベンチャーランドの裏側に新たなエリアを拡張しているので、ミスティックマナーやトイストーリーランドのアトラクションが背景にちらちらと見えてしまっているのも、少し残念だった。象の水浴びや先住民の襲撃などのお馴染みのシーンもどこかこじんまりしていたので、もっとジャングルの広がりを感じたかった。
香港版にはオリジナルのフィナーレが用意されている。間欠泉が吹き出し、ボートが進路を変えると、ドクロのような形をした岩から炎が出て、カエルの口のような形をした岩から大量の水が溢れ出してくる。一見派手ではあるが、はっきり言って、中途半端でよくわからなかった。僕の中で期待しすぎていたのかもしれない。
ボートは英語、広東語、北京語の3コースに分かれていて、それぞれ待ち列も違うのが面白い。僕が行った時は、本当にガラガラで、周りにいるのは日本人か欧米人ばかりだったので、英語のコースが一番人気で、常に満席。広東語は2、3組乗っている程度。北京語にいたっては、空でグルグル回っている状態で、スキッパーの人たちも笑っていた。英語コースとはいえ、お世辞にもその英語は上手いとはいえず、またあまりヤル気がない感じで、ジョークもとりあえず言っているという感じだったので、滑りまくっていて、かなり辛かった。
傑作アトラクションになれそうでなれていない感じが非常にもどかしいが、楽しいアトラクションであることに変わりはない。
B+
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3コース分の乗り場があるだけあって大きい建物
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キューラインの入り口は建物の端っこにあり少しわかりにくい
英語、北京語、広東語に分かれる
キューラインの造り込みは少なめ
ボートもかなり簡素な造り
象の水浴び場や先住民の襲撃などお馴染みのシーン
フィナーレのシーン