絵描きの町田さんと主役になった猫 白木。
一度見たら忘れられない絵本『ネコヅメのよる』(WAVE出版)を出した絵描きの町田尚子さん。この本の主役にもなった猫の白木は、8歳のときに町田さんのうちに来て、第二の人生(猫生)が始まりました。猫と暮らすのは初めてだったという町田さんと、ミステリアスな雰囲気が漂う白木。いったいどんな生活をしているのでしょう。
いじめられっこの白木
── 白木は8歳のときに町田さんのうちに来たそうですね。
2009年6月28日に来たので7年経ちました。来たときが8歳で今15歳です。私が知っている期間と知らない期間が8:7になったので、私と暮らしている時間のほうが長くなったらいいなぁと思っています。
── 白木をもらった経緯を教えてください。
白木は、当時私が表紙の絵を担当していた月刊誌の編集長が飼っていた猫だったんです。その方は白木を含めて猫を3匹飼っていらして。そのなかに1匹いじめられっこがいると聞いていたんです。「ほかの2匹にいじめられて陰気になっている、白木みのるみたいな小柄な猫がいてさ」って。いつも編集長がおもしろおかしく話してくれてました。
── 話題になっていたんですね。ちなみに、いじめというのはどんな感じだったんでしょうか。
2匹に噛まれたり殴られたりしていたみたい。それでも人に助けを求めることができたらよかったのに。孤立しちゃったようです。
── 町田さんが白木をもらうことになったのは?
あるとき「私がひきとりたい」とメールに書いたんです。強い意志をもってではなく、やりとりの途中に雑談のように。そしたら編集長が旦那さんに話しをもちかけてくれて。旦那さんが「よろしく頼む」と。
── すんなりと。
そうは言っても、まだお互いどこまで本気かわからない状況だったんですが。そこからですね、本当に白木をもらってもいいんだぁって考えるようになったのは。
── 町田さんはもともと猫好きだったんですか?
いえいえ。どちらかというと犬が飼いたくて、保護犬の里親募集サイトをよく見てました。猫は嫌いじゃないけど、テーブルやいろいろなところへ上がってしまうと聞いていたから、私は絵を描くので困るかなぁと。
── 覚悟を決めたきっかけがあったんでしょうか。
ちょうど引っ越しを考えていた時期だったので、もしペット可物件が見つかったら、本当にもらっちゃおうと。結果、更新ギリギリでペット可物件が見つかったので「白木をください」とお伝えしました。でもじつは私、それまで白木を見たこともなかったんです。
── ええ! 白木に会わずにもらうことを決めたんですか!?
はい。引っ越しの手続きで不動産屋さんに飼う猫の写真を送らなければいけなくて。飼い主さんに写真を送ってもらって初めて見ました。白木、こんなに模様があるんだぁってびっくり(笑)。私の勝手なイメージですが、白いちっちゃい猫だと思っていたので。
「この人はだめな人なんだ」
── 白木は人にもあまり懐いていなかったというから、町田さんのうちに来ても急には慣れないですよね?
1週間くらいはすごく鳴いてましたね。そりゃそうですよね、私のことも知らないし、家も知らない、白木にとっては何ごとかってことですから。それなのに私は白木と早く仲良くなりたくて、猫に一番やってはいけない、追っかけまわすってことをしてしまったんですよ(笑)。
── 白木ピンチー!
私は“猫が寝るときは人のベッドの中に入ってくる”と思っていたから、「さあ夜だ! 一緒に寝よう!」って初日の夜から白木をとっ捕まえて(笑)。白木は逃げ足が遅いから捕まっちゃうんです。で、ベッドに連れ込んで寝ようとするんですけど、ピューンって逃げちゃって。
── そうなりますよね(笑)。
3日目の夜くらいに、また捕まえようと思ったら、その日は追いかけっこになっちゃったんですね。逃げた白木は最後、玄関の上がりかまちのところに爪をたてて言ったんです、「シャーー」って。そんなの見たら、すっごく可哀相になってしまって…。そこでもう、ほっといてあげたらいいじゃないですか?
── ええ…。
かわいそう~!ごめんなさーい!!って無理やり引き離して抱っこして、ベッドに連れてって (笑)。
── 町田さん、いろいろな矛盾してます(笑)。
そう、全然わかってなかったから(笑)。だけど白木を怖がらせてしまったことは反省しました。だから、謝らなくちゃと。それに白木はなぜ自分が今こういうことになっているかわかっていないだろうから、全部説明しようと思いました。まだ抱っこして離さないんですけどね(笑)。
── なんて言ったんですか?
「白木のことは話しを聞いただけで好きになって、私が勝手にあなたのことを欲しいと言って連れてきちゃってごめんね。私は猫のことを知らないから、扱いも正しくないし、じつを言うと猫を飼うのも初めてだから、ちょっと怖いと思うところもある。ごめんなさい」といったことを。泣きながら全部、気持ちを話したんです。
── そしたら白木は…?
いつもは逃げる白木が、ぱっと手を離したら、ベッドの上にふらふらっと行って寝たんです。それを見た私は「白木が死んじゃった」って思ったんです! 追いかけまわされたショックで。
── ええええ??
これって過失死なんだろうか、どうしようって心配しました。ピクッとしたので生きてるなってわかったんですが、白木はそのときからベッドの上が気持ちいいってことを知ったんです。それに真剣に話しをしたからちょっと通じたみたい。「この人だめな人なんだな」って。
──(笑)
翌日から白木は隠れなくなりましたし、ベッドの上にいたり、体を開いて寝るようになりました。だんだん私に心を許してくれたというか、あきらめてくれたんでしょうね。で、そこから今に至るまでそんなに変わらない(笑)。
病気の宣告。
── 町田さんのブログを拝見したんですが、白木は来て半年後にリンパ腫が見つかったそうですが?
まず、うちに来るときに、前の飼い主さんから、最近よく吐くからこのまま病気の猫を渡すのは申し訳ないと言われていたんですけど、私はそれを承知で白木をもらったんですね。
それで、たしかに吐くんですけど、私も猫を飼うのが初めてだったから、どのくらい吐くのが異常なのかわからなくて。でもちょっとおかしいんじゃないかという予感がしたので、病院に連れていったんです。── 診断はどうだったんですか?
先生は、そのくらいだったら大丈夫だよって。それでフードをウェットに変えたらしばらくは良くなって。でもまた吐き始めて、再び病院で胃薬をもらって。またしばらくは良くなるんですが、吐いてしまう。半年くらいその繰り返しでした。
── それは心配です。
はい。そのあと大きな病院に移って内視鏡検査をしたら、白木は悪性リンパ腫だと言われたんです。リンパ種にも種類があって、白木のは薬が効くタイプだから不幸中の幸いだよって。治療は2年を目標にがんばりましょう、と。
── まだ8歳なのに……
そこから抗がん剤治療を始めたんですが、薬が効いても数か月後にまた吐き始めてしまいました。次に違う抗がん剤にも変えてみたけど、今度は副作用だと思うんですが、白血球の数値が悪くなってしまって。それで、先生とこの先の治療について、どうしていくかという話しになって…。
── 治療を続けるか、やめるかの判断をしなければいけなくなった。
その判断についてはすごく迷いましたね。最終的に、抗がん剤治療はやめることを選びました。というのも、白木はうちに来てからずっと嫌なことばかりされていると思ったから。突然環境が変わって、薬を飲まされたり、病院に行ったり。ずっと嫌なことばかりで死んでいくことになるのは可哀相だと。この先それほど長くないのだったら嫌なことが何もない時間を作ってあげたいと、そう思ったんです。
── 結果的には病気がわかってから数年経ちました。
宣告されたのが2010年1月なので、今6年8ヶ月ほどでしょうか。再発したらそのときにもう一度考えようと思っていましたが、それは幸い免れました。白木はごはんも食べるし、病院へ検査に行っても何も異常なし。いつも体重だけ測って帰ってくるだけ。
── 本当によかったです。
その後、別の動物病院に行く機会があったので、今までの経緯や資料を見せたんですが、そこの先生には「もしかしたらリンパ腫じゃなかったかもしれないね」と言われました。IBD(特発性炎症性腸疾患)というリンパ腫と症状がすごく似たものがあるそうで。判断がしづらく治療方法も同じなので、投薬は効いたんだろうと。今となってはどっちだったかわからないんですけどね。
── 病気をきっかけに気を付けるようになったことはありますか?
ごはんはちゃんとしようと思いました。白木にお金をかけるならごはんにって。素材も大切なのでいろいろ調べて与えています。
── 今はどんなごはんに?
ウェットは日替わりで、カリカリは穀物フリーのものを。一日7回くらいに分けて、白木がおなかすいたって呼びにきたら、その都度ちょっとずつあげてます。白木、小食なんですよ。
※インタビュー後に白木のごはんは、東洋医学の獣医師の指導のもと、タンパク質の量を減らし水分量を増やす「ウェットに生肉と野菜を細かくしたもの」に変わりました。── ごはんの後は白木を立たせているとか。
今はそこまでしなくて大丈夫になったんですが、食道の動きが悪く、ごはんを下へ送れないことがあるようで、以前は必ず立たせてました。今も、食事台の位置を高くして、起立した姿勢で食べるようにはしています。…いろいろあるんですよ。
── 白木の病気やそういったことって、町田さんのうちに来なければ、気づかれなかったことかもしれないですよね。
どうですかねぇ。前の飼い主さんもそう言ってくれてますけど、よかったって。でも、猫に詳しい人だったら、もう少し早く異変に気づいたかもしれないし。そういうのってわからないですよね。
出会う前から好きだった。
── 町田さんは白木を見る前から好きだったと話してましたが、それってあまりないことですよね。
前の飼い主さんの白木話しがおもしろくて。白木がいじけてる感じとか、愛されづらい感じが愛しくなってしまったんです。ひと聞き惚れって言うんでしょうか。もちろん、一緒に暮らすようになってからの“好き度”は全然違いますけどね。
── 大人の猫をもらうことに抵抗はなかったんですか?
それも全然ありませんでした。白木を引き取りに行ったとき、飼い主さんに「本当は子猫から飼いたいんじゃないの?」と聞かれて、普通はそういうものなのかと初めて気づいたくらい。良くないことですが、私は猫をもらうことに何も心構えがなかったんです。
── 白木はどんな性格なんですか?
あきらめが早い。だからこんな私を許してくれてるんですけど。あとクールですね。一人が好きなんじゃないかな。ほっておいて欲しいみたいです。
── 表情には出さないけど、白木は町田さんに何か思っていそうな雰囲気はありますけどねぇ。
私と知らない人を見分けることができるんだって気づいたときはありましたね。友人が遊びに来たときに、白木はずっと隠れていたんですが、帰った途端ベッドの上でごろーんと寝だしたんです。そのとき初めて私のことを認めてくれているんだって知りました。
── 白木が来た当時と今とで変化はありますか?
それほど変わりませんが、白木の病気で通院していたときにぐっと縮まりましたね。この家もこの人も好きじゃないしイヤだけど、病院や医者よりはいいやって繰り上がりの法則で(笑)。下が増えたんです。私が上がったんじゃなくて。
── 町田さんが絵を描いているときに白木は何してるんでしょうか。
昼間は寝室で寝てます。夜、私が寝室に行くと、作業部屋の机の下へ移動します。家庭内別居です(笑)。
“泣けない話し”を描きたかった。
── 『ネコヅメのよる』大人気ですね。かつていじめられっこだった白木がこの絵本の主役です。本をつくろうと思ったのはどういうきっかけがあったんですか?
編集さんが「白木の本どう?」って(笑)。いつも流して聞いていたんですけど、そろそろ本気でやろうと言われたので。私もやるなら白木が生きてるうちに、という思いはあったんです。飼い猫が死んじゃって…みたいな、泣かせるものじゃない方がいいなぁと。
── まわりの反響はいかがですか?
みなさん喜んでくださったみたいで本当によかったです。私が気になることと言えば、昨年から続く猫ブームに乗っちゃった感があることですかね (笑)。
── でも白木はほかの猫と一線を画しているというか、次元が違うといいますか(笑)。
白木を主役にしたら、「スコティッシュフォールドかわいい、欲しい!」と言ってペットショップへ買いに行く人がいそうでイヤだなって思っていたんです。それを編集さんに相談したら「誰も白木を見てスコティッシュって思わないでしょ」って(笑)。
── 白木、スコティッシュだったんですね!!(笑)。
だから“シラキッシュ”にしようってことに。白木はシラキッシュフォールドです、と言えばいいんじゃないかって。
── いいですね(笑)。あとは、この本の中の猫は人のうちに居る子だなぁと。温かさも感じました。
絵本に描いたのは、実際に使っているものなのです。砂も毛布も、ごはんの器や、ざるなども。鞄も私が使っているものです。
── 1ページ描くのにどのくらい時間がかかるものなのでしょうか。
絵本って始めてから締切りまでが長いから、1枚描く時間はあまり考えてなくて。3日かかるのもあれば、1日で終わるのもある。1週間ぐちゃぐちゃやっているのもあるし、永遠に終わらないんじゃないかってページもあります。
── 猫たちが勢ぞろいしているページなんて、みんな顔が違いますものね。
登場する猫たちにはモデルがいて、そのほとんどが福島県飯舘村の猫なんです。飯舘村は東日本大震災の時におきた原発事故が原因で、全村避難を余儀なくされました。ペット不可の仮設住宅に連れていけず、村に留め置かれた犬猫たちの給餌ボランティアに行ったことがあって。そのときに村で会った子、村からシェルターに保護された子、里親に迎えられた子、あとはギャラリー・エフ浅草の初代看板猫の銀次親分※、二代目のすずのすけ、友人の家の猫などをモデルに描きました。
※江戸時代に建てられた土蔵を再生しカフェを併設したアートスペース。看板猫の「銀次親分」は’13年に他界するも、今なお慕われている。ギャラリー・エフのスタッフのIzumiさんが書いたフォトエッセイ『銀次親分物語』(KADOKAWA)も好評発売中。── 町田さんはボランティアもされているんですね?
今はそんなにやれていないんですが、エフのIzumiさんのブログで飯舘村の犬猫の現状を知って、給餌ボランティアに何回か同行させてもらいました。
── 現地には飼い主のいない犬や猫はまだまだいるんでしょうか。
ボランティアが立ち寄るお宅は150軒ぐらいなのですが、そこだけでも犬200匹、猫400匹と言われています。ほかにも犬猫を飼っているお宅はありますし、飼い猫なのか野良猫なのかわからないような子もいっぱいいます。福島へ移住して毎日ごはんをあげているボランティアさんや、通いのボランティアさん、村の自警団の方々が犬猫のお世話をしているんですが、5年が過ぎた今、状況が少し変わってきまして…。
── というのは?
多くの地域が居住制限区域だった飯舘村で、帰村の準備が始まっているんです。それに伴い、家や納屋などの建物が解体され、猫のねぐらや餌場がなくなってきているんです。今まで5年以上も、ギリギリのところで繋がれてきた犬や猫たちの命なのに…。
── 次の段階にきているんですね。
それに野生動物もすごく多いんですよ。ハクビシンやアライグマとか。人が戻ってくるということで、それに向けて解決しなければいけない問題は様々ありますね。
白木に恋焦がれて。
── 猫を飼う気がなかった町田さんですが、白木が来て7年目です。猫との暮らしはどうですか?
猫といっても白木しか知らないので、これで猫を語ってもいいのかって思いますが。動かないし、高いところには乗らないし、仕事の邪魔もされたことないから(笑)。でも、白木がいなかったときの私は、どう生きていたんだろうって思います。
── 白木のいない暮らしは思い出せない。
さきほど話した病気の検査で病院に1泊させたんですが、“白木がいない”ってことがつらかったですね。のびのびなんてできませんでした。
── 普段、町田さんと白木はどんな風に過ごしているんですか?
私はいまだにしつこいです。通りすがりの白木のおしりは絶対触ります。お腹を撫でまわして顔を埋め、両手で顔を包んで唇を奪い、「ちょっとくらいいいじゃねぇかよー。減るもんじゃねぇしよー」ってやってます。完全にセクハラです。
── (笑)
そんな可愛い顔しやがってぇ、白木が可愛いからいけないだよ~って(笑)。
── 楽しそうです!
白木はうざったいって思っているかもしれないですけどね。
── いまも町田さんの気持ちは、白木を追いかけている?
はい。全然、白木に好かれてると思ってないですね。今も一緒に寝ないし。白木から膝の上に乗ってくることもないです。
── クールですね、白木は。
それにマイペースですね。白木はしつこい私を、しょうがないなって思って付き合ってくれてます。
── 最後に町田さんが集めている白木の被り物から「春夏コレクション」を見せてくれました。後編へつづきます。
CAT’S PROFILE
白木(しらき)
2001年2月1日生まれ/雄
OWNER’S PROFILE
町田 尚子(まちだ なおこ)
1968年生まれ。現在、絵本を中心に活動中。既刊絵本に怪談えほん『いるの いないの』、妖怪えほん『あずきとぎ』(京極夏彦/作 東雅夫/編)、『だれのものでもない岩鼻の灯台』(山下明生/文)、『さくらいろのりゅう』など。2016年冬に えほん遠野物語『ざしきわらし』(柳田国男/原作 京極夏彦/文)が刊行予定。 ブログ、TwitterINFORMATION
■絵本『ネコヅメのよる』原画展+作品展
期間:9月28日(水)~10月14日(金)
場所:ギャラリー・エフ浅草
時間:12:00~19:00 最終日は17時迄(火曜休み/入場無料)
公式サイト:http://www.gallery-ef.com/
『ネコヅメのよる』の原画が全点展示されるのは本展が初めて。
そのほか、町田さんによる描き下ろし作品の展示販売、手ぬぐいや缶バッヂなどのグッズも販売予定。
町田尚子さんと、『ネコヅメのよる』ブックデザイナーの大島依提亜さんのトークイベント
日時:10月10日(月/祭)17時~
詳細はギャラリー・エフの公式サイトでご確認ください。
■絵本『ネコヅメのよる』原画展
期間:10月17日(月)~11月15日(火)
場所:丸善・丸の内本店3F児童書コーナー
時間:9:00~21:00(最終日~20:00)※終了時間は前後する可能があります。
お問い合わせ:丸善丸の内本店 和書グループ
03-5288-8881(営業時間 9:00~21:00)
■『顔見世:福島の猫の譲渡会』
日時:9月22日(木/祝日)
会場:ギャラリー・エフ浅草
時間:13:00~16:00
福島で保護され家族募集中の猫たちが浅草にやってきます!
ギャラリー・エフ浅草では不定期で福島の猫の譲渡会を行っています。
9月以降の譲渡会についてはギャラリー・エフのTwitterで随時ご確認いただけます。
『ネコヅメのよる』 町田 尚子(著) / WABE出版
▼Amazonでのご購入はこちら
『銀次親分物語』 Izumi(著) / KADOKAWA
▼Amazonでのご購入はこちら
Interview, Edit: Tomoko Komiyama / Photograph: Jun Takahashi