2024.5.11 六十里越街道ＴＲ

令和６年５月１１日（土）　　参加者：１４名　　ガイド：白田孝人・伊藤尚人

コース：湯殿山ホテル跡～街道分岐～仙人沢～笹小屋跡～細越峠～長坂～大掘抜～

　　　　小掘抜～護身仏茶屋跡～月山展望台～護摩壇石～独鈷清水～花ノ木坂～塚ナラ～

　　　　弘法茶屋跡～七ッ滝　　　　　　　　　　　　　　　所要時間　６時間３０分

　恒例の春の六十里越街道トレッキング。快晴の素晴らしい天気の中楽しんできました。

天気予報では気温が高いということでしたが、新緑の森は心地よい風が吹き爽やかな１

日でした。この区間は毎年春に歩いていますが、この時期の魅力は、青空と残雪と新緑

のコントラスト、ブナやカエデ類の芽吹き、ミズバショウとリュウキンカの湿地の花々

と見所満載です。特に今年は雪が少なく春の到来が１週間以上早かったこともあり、例

年と比べて湿地の花々のボリュームが凄かったですねー。何度も通っている場所ですが、

これまでで一番でした。何度も参加している皆さんも今回が初めての皆さんも大感激の

様子で、改めて自然の素晴らしさを感じました。まだまだ知らないことが多い！！

　六十里越街道は、古の道として１０００年以上も前から歩かれてきた道で、湯殿山詣

での道者、物資を運ぶ商人、戦国時代には軍馬、戊辰戦争時代には軍隊など時代の変遷

と共に様々な理由で歩かれてきました。明治３７年に馬車や車が通れる新道が出来てか

らは徐々に歩く人がいなくなり、今では、少数のプライベートで歩く人や私達のような

企画で歩くだけでの道となりました。それでも今回の区間は、地元の皆さんが毎年手入

れをしていて、標識や案内がしっかりあり安全に安心して歩くことができます。ホント、

ご苦労に感謝いたします。楽しい区間ですので、多くの人に歩いてもらいたいですね。