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TAKARABAKO88

生地仕入れの裏話

2024.05.13 06:08


こんにちは。


TAKARABAKO88 デザイナーの森田です。


今日は生地の仕入れついて、書きたいと思います。




皆さんは、生地の卸業者さんが小売りやアパレルへ販売する事に使用する

生地の見本帳があるのをご存じでしょうか?


現在は多少デジタルブックも増えてきましたが、

小売店の店主や商業デザイナーとしては、実物の生地を確認しないと仕入れに進むのは怖いです。

実際に生地を見たら、イメージと違った・・・、

色の雰囲気が違った・・・という事が、よくあるからです。




実物の生地を見ないで大量に仕入れ、工場に直送。

完成した製品を見て、思ってたのと違った・・・

想像しただけで恐ろしいです・・・。


そもそも、反物は重量も体積もあり、送料も高いので、

1反発注したら、そう簡単に返品はできません。海外から取り寄せたら、

送料だけで数万円しそうです。


なので、テキスタイルの見本帳はどうしても必要ですし、

これからも、人間が完全に仮想現実に移行しない限り、なくならないと思います。


ですが、このサンプル生地、生地が廃盤になってしまった時が勿体ないんです。




インポートのインテリア生地や、コレクションで使用される意匠性の高い生地は、

1メーター辺り、1万円~15万円位する物も多々あります。

一般人は、製品になったら購入できない様な生地も多々…




サンプル帳については、会社によってはいろいろと規定があり、

生地が廃盤となっても なかなか出回らず破棄されることが多いのですが、

私は、たまに出るこのサンプル生地を仕入れ活用しています。

量産しない、ハンドメイドならではの、

サンプル生地の活用。個人的にサスティナブルな行為だと思っていますし、

普通に購入したら、今売っているお値段では販売できません・・・。





メルカリ、インテリアショップの処分セール、

卸売業者の年末セール(店の前などでゲリラ的に販売されていることが多い)

などで手に入れることができます。


私もなかなか見つけられず苦労しますが、手に入れた時の嬉しさはヒトシオ。

皆さんも自分の足で探してみてください!