不幸中の幸い?チャッキーのブチキレでG.O.Dが逆転負け!4チームが同点で最終公式戦へ
12月8日 新日本プロレス「WORLD TAG LEAGUE 2018」山形ビックウイング 1384人満員
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 WORLD TAG LEAGUE 2018公式戦 30分1本勝負>
【9勝3敗=18点】○石井智宏 矢野通(7分47秒 逆エビ固め)【12敗=0点】吉田綾斗 ×海野翔太
<第2試合 WORLD TAG LEAGUE 2018公式戦 30分1本勝負>
【8勝4敗=16点】マイケル・エルガン ○ジェフ・コブ(8分58秒 片エビ固め)【2勝10敗=4点】永田裕志 ×中西学
※その場飛びムーンサルトプレス
<第3試合 WORLD TAG LEAGUE 2018公式戦 30分1本勝負>
【9勝3敗=18点】ランス・アーチャー ○デイビーボーイ・スミスJr.(10分41秒 エビ固め)【4勝8敗=8点】ハングマン・ペイジ ×高橋裕二郎
※キラーボム
<第4試合 WORLD TAG LEAGUE 2018公式戦 30分1本勝負>
【7勝5敗=14点】ザック・セイバーJr. ○タイチ(9分27秒 タイチ式外道クラッチ)【7勝5敗=14点】ジュース・ロビンソン ×デビット・フィンレー
<第5試合 WORLD TAG LEAGUE 2018公式戦 30分1本勝負>
【4勝8敗=8点】天山広吉 ○小島聡(9分58秒 片エビ固め)【4勝8敗=8点】真壁刀義 ×トーア・ヘナーレ
※ラリアット
<第6試合 WORLD TAG LEAGUE 2018公式戦 30分1本勝負>
【9勝3敗=18点】EVIL ○SANADA(10分53秒 Skull End)【5勝7敗=10点】鈴木みのる ×飯塚高史
<第7試合 WORLD TAG LEAGUE 2018公式戦 30分1本勝負>
【7勝5敗=14点】○バレッタ チャッキーT(17分3秒 横入り式エビ固め)【9勝3敗=18点】タマ・トンガ ×タンガ・ロア
<第8試合 30分1本勝負>
ジェイ・ホワイト バットラック・ファレ ○石森太二 外道(16分40秒 片エビ固め)棚橋弘至 オカダ・カズチカ ×KUSHIDA ロッキー・ロメロ
いよいよ終盤戦を迎えた「WORLD TAG LEAGUE 2018」ここまでの経過を振り返るとIWGPタッグ王者組にG.O.Dが2敗で単独トップ、EVIL&SANADAと石井&矢野、K.E.Sの3チームが追いかけるが、EVIL組とK.E.Sに敗れ、G.O.Dとの公式戦を残している石井組は厳しい状況となった。
第1試合では石井&矢野組が吉田&海野組、第3試合ではK.E.Sがペイジ&裕二郎組を破り3敗を堅守する。
第7試合ではEVIL&SANADAが鈴木&飯塚と対戦。EVIL、SANADAがリングインと同時に鈴木軍が強襲、SANADAを捕らえた鈴木がロープへ振ると飯塚がイスで一撃、再び場外戦で鈴木はSANADAだけでなく若手にもイスで一撃を加え、SANADAめがけて柵を投げつける。
鈴木組から集中攻撃を受けたSANADAは飯塚にスワンダイブ式ミサイルキックで反撃、交代した鈴木にも武藤譲りのドラゴンスクリューを決め、代わったEVILは鈴木に串刺しラリアット、飯塚もショルダー、鈴木にはレフェリーを使ってのスピンキックからセントーンを投下するが、鈴木はキチンシンクから殴りつけるようなエルボーで応戦する。
エルボーのラリーは鈴木が競り勝つと、キチンシンクからローキックはキャッチしたEVILがフィッシャーマンズバスターで投げ、SANADAに代わるも、鈴木がスリーパーから飯塚に代わって鈴木軍が連係で捕らえ、タッチロープでのチョーク攻撃からアイアンフィンガーを投入も、かわしたSANADAがアサイDDT式Skull Endで捕獲、しかし鈴木がスリーパーでカットしてゴッチ式パイルドライバーを狙う。
EVILがカットしてラリアットからSANADAと共に噛みつきで抵抗する飯塚を捕らえ、マジックキラーからSANADAがSkull Endで捕獲、飯塚はギブアップとなり、EVIL&SANADA組も3敗を堅守する。
G.O,Dvsベストフレンズ、この試合でG.O.Dが勝てば優勝決定戦進出を決め、同時に石井&矢野が脱落となる。
開始からG.O,Dがベストフレンズを攻め込むが、ベストフレンズは同時延髄斬りで反撃、場外戦でチャッキーの援護でバレッタがG.O.Dにラ・ケブラータを発射する。しかしリングに戻ると攻め込むバレッタがロープへ走ったところで邪道が竹刀で一撃、再び場外戦となるとへ出されると邪道が竹刀攻撃、タマが鉄柵攻撃、そしてタンガがエプロンでデスバレーボムを敢行して、バレッタに大ダメージを与える。
これでリードを奪ったG.O.Dがバレッタを長時間捕らえて試合をリード、だがバレッタはタンガにニーアタックで反撃してチャッキーに交代、G.O.Dの連係を阻止して場外へ追いやりトペコンヒーロを発射、リングに戻ってタマにアサイDDTからダイビングフットスタンプと一気に流れを変える。
反撃するG.O.Dの連係から逃れたチャッキーはソウルフードからバレッタに交代、バレッタがダイビングクロスボディー、ジャンピングラリアットでタンガを攻め込むが、バレッタは串刺しエルボーからスイングDDTは堪えたタンガはそのままトップロープに叩きつける。タンガはブルーサンダー、顔面からコーナーへ叩きつけ、サモアンドロップ狙いは切り返したバレッタがスイングDDTで切り返す。
そこでタンガのラリアットは海野レフェリーに誤爆すると、バレッタごと海野レフェリーをコーナーに押し込み、タマが入ってトレイン攻撃を敢行、海野レフェリーはバレッタの背中に押し潰されてKOされてしまう。無法地帯を良いことに邪道が乱入、バレッタに竹刀で一撃からG.O.Dが合体トンガンツイストで痛めつけると、スーパーパワーボムを狙うが、ブチキレモードになっていたチャッキーがイス攻撃でカットに入る。
暴走したチャッキーはタンガにイスを投げつけ、最初こそはタンガは平然と受けきっていたものの、チャッキーがイスを横から投げるとタンガの頭部に命中してしまい、タンガはダウンして流血、場外のタマも痛めつけKOして担架に寝かせ、邪道を追いかけてバックステージへ向かってしまう。そこで血だるまとなったタンガが起き上がり追われる邪道に気を取られると、バレッタがすかさず丸め込んで3カウントとなり、ベストフレンズがチャッキーのブチキレが不幸中の幸いとなって逆転勝利となってしまった。
これでリーグ戦はG.O.D、EVIL&SANADA、K.E.S、石井&矢野の4チームが同点となり、最終公式戦を迎えることになった。最終公式戦の組み合わせはEVIL&SANADAvsK.E.S、G.O.Dvs石井&矢野の直接対決になるが、トーナメントでいう準決勝みたいな形になり、勝者が優勝決定戦に進出する。
メインの5連敗のドリームタッグ連合軍vsBULLET CLUB OGと今回も対戦、連合軍が奇襲をかけて試合開始、棚橋とオカダがジェイにダブルエルボー、連合軍が外道を取り囲み、全員で袋叩きの、KUSHIDA&ロメロの援護でオカダがセントーン、棚橋は実況席の本間朋晃の前で小こけしを投下するなどと、ドリームタッグが連敗気味とは思えぬ勢いで見せ場をしっかり作る。
しかし場外戦になるとOGが反撃し、ロメロを捕らえて集中攻撃も、交代した棚橋がファレに太陽ブローからエルボースマッシュ、低空ドロップキック、ツイストアンドシャウトで反撃すれば、オカダもジェイにエルボーアタック、リバースネックネックブリーカーを決めるなど一気に試合の流れを変える。
KUSHIDAとロメロが連係で外道を捕らえ、ファレがカットもオカダがドロップキックで排除し、ジェイが入りオカダにブレードランナー狙うが、棚橋がスリングブレイドでカットするなど大きな見せ場を作り、KUSHIDAも続いて石森にホバーボードロックを狙うが、ジェイがブレードランナーでカットすると、すかさずKUSHIDAがブラディークロスを決めKUSHIDAから直接フォールを奪い、OGが逆転勝利となった。
これでドリームタッグ連合軍は勝ちなしの6連敗となったが、最初の頃よりは棚橋とオカダも見せ場を作るなど、勢いが強くなってきている。明日の秋田も同一カードが組まれているが、ドリームタッグがもっと面白いものをみせてくれるような感じがしてきた。