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マヤ

『W旦那+(プラス)』 はじめてのおつかい⑯三代目妄想劇場 特別編

2018.12.06 23:00

隆臣「おもっ…💦」



隆臣が数歩歩いては立ち止まって、両足の甲にケーキの入った紙袋を乗せて休んでいる。


小さな手でしっかりと取っ手を持ったまま、底が地面につかないように踏ん張っている。



直己「やっぱ無理だな。手を貸してやってもいいですか?」



直己がマイクで伝えた。



近くにいるADが応答する。



AD「隆臣くんに気づかれませんかね?」



直己「その時はその時でしょう。一度家に持って帰るようにそれとなく言ってみます」



隆二「そうだね!直己さんの言うように、

一度こっちに帰って来させて様子を見た方が…」



臣「家まで帰ってきたら、もう行かないって言うかもしれないぞ」



隆二「そうなったらそこで撮影終了でも構いませんよね?」



隆二がディレクターに尋ねた。



D「隆臣くんがもう行かないって言った時点で撮影終了です」



隆二「良かった。直己さん‼よろしくお願いします!」



直己「わかった」



リビングに置いてあるゲージの中から小さな鳴き声が聞こえた。



臣「隆二、呼んでるぞ」



隆二「ニャーにゃ起きたね」



隆二はゲージを開けてチビ猫を外に出した。



「ミュー」



隆二「ミルクかな?いまそれどころじゃないんだけど、待ってね」



モニターに映る隆臣を気にしつつ、臣にチビ猫を託して隆二はミルクを温めにキッチンに立った。



臣「家に帰ってチビ見たら、遊ぶって言い出すだろな」



臣の大きな手の中でゴロゴロと喉をならしてチビ猫が気持ち良さそうにしている。



臣「チビあれ見てみ!ちっちゃなお兄ちゃん頑張ってるぞ」



チビ猫は「ミュー…」と鳴いてモニターに大きく映った隆臣を見ている。



直己が隆臣に近づいていく。



「重いけど…うんしょ」



隆臣が紙袋を持って歩き出した。



「隆臣くん、重そうなもの持ってどこ行くんだい?」



直己が声をかけるより早く、今度は八百屋のおかみさんが隆臣を呼び止めた。




つづく