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ANTHOLOGY KYOTO

居酒屋のその先へ「大賀花」

2018.12.06 08:52

 私がそこへ行ったのは、学校の授業が終わってすぐのことだ。

その日は学校の教授と違う学校の知り合い達とどこかで飲もうという話になっており、どこで飲もうかと話していたところで、その教授が提案してきた場所が、地下鉄四条駅をおりて徒歩8分くらいのところにある「大賀花」というところだった。


 そこには初めて行くのでどんなところだろうと、期待を胸にその場所へと足を運んだ。

その場所についた瞬間、驚きを隠せなかった。そこはまず入り口がなくまるでガレージにあるところみたいな感じであった。そこにテーブルが4、5つ置いてあり、そのまわりに椅子やソファーが置かれている感じであった。

 一緒にきた人が先に椅子の方に座ったので私はソファーの方に座った。

とりあえず、最初にメニューを見てみようとおもい、メニューを広げて見た。メニューの内容は普通の居酒屋という感じだったが、一部ファミレスのような写真つきのメニューがあったので、これには目を惹かれた。

 さて、とりあえず色々頼もうということになり飲み物は私は生ビールからいただくことにした。ビールと一緒に最初に登場したのが漬物とサラダであった。きゅうりや沢庵、白菜、株などの漬物にサラダはレタスや大根などの色々な野菜が盛り合わせになっていた。

  これらは前菜としては大変美味であり、ビールも半分以上飲んでしまった。


次に来たのが、だし巻き卵にデミグラスソースがかかったもので、これはたまごの中にチーズが入っておりこの時点でもう美味しいのだが、食べるとデミグラスソースとの混ざり具合が絶妙ですでにビールが無くなるほどであった。

 

 私はハイリケンビールを頼み、次メインといっていいだろう、豚のトロを待った。

そしてビールと一緒にそれはやってきた。

それはものすごいオーラを放っていた。

これはもう見た目から美味いに決まっている。いや、食べるけども。

だがしかし、がっついてはダメだ。私は冷静にまずビールを一口。


そして一瞬のことだ。

食べたいと思った刹那、それはもう口の中に含まれていた。

これは、想像以上だ…

肉が分厚いから味がしっかりしており、脂身もそこまでしつこくなく、食べやすい。

そして、周りにかかっているソースがまた一段と肉の旨味を引き出している。

これは、もうビールがすすまないわけがない。

私はそれを一瞬で平らげ、他の人も私と同じペースであったことから、これは誰からみても美味しいものだとわかった。

 

そしてしばらく知り合い達と喋りその店を出た。

ここは私のお気に入りの1つになった。今度は別の知り合いを連れてここに食べに行くことにしたい。


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「大賀花」

京都市中京区麸屋町通錦市場ル梅屋町493-1

電話 075-231-1333

営業時間 12時〜22時

文 暁由