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さいたま自死遺族の集い*星のしずく

救いの雨雫

2024.05.15 08:26

誰かが知らせてくれないと、うっかり忘れてしまうようになった『母の日』。

今年は5月12日だったのですね。


その日、朝、八戸の実家から電話が来ました。



父: 「今朝お墓(有ちゃんのお骨が埋葬された霊園)に行ったら、お前の義母さんが花を手向けていたぞ。母の日なのに…孫のお墓参りとは………なんだろうな。なにか意味があるのかな。あとでお礼の電話をしておきなさい」



有ちゃんのお墓は、うちの実家から徒歩10分弱のところに位置しているので、父はウォーキングがてらに毎日通ってくれているのですが、同じ八戸在住の義母の自宅からは車で20分ですから、春秋のお彼岸時の他にお参りするとすれば、一体なんだろう?…と。



あっっ!




その瞬間思い出しました。

………12日、有ちゃんの月命日です。



月命日という意識の仕方はもう最近はずっとしなくなってしまっていた私なので、少し唖然としました。


 ――義母は毎月12日に生花を持ってお墓参りし続けていたのだな。

 ――なんて有り難いのだろう。



でも、嬉しい感動だけでなく、別な意味でも気持ちが揺さぶられました。

わが子の“月命日”でさえ、ピンと来なくなっていたのだな~~と。


だからといって有ちゃんのことを思い出さない日などないのですけど。

(そうだ、書きながら思い出しましたが、オロナミンCは月命日には取り換えてお仏壇に供えていますしね)


だのに、「してやられたなぁ~残念な奴だなぁ~私って」「義母は8年めの今でも忘れないでお墓参りしているのに」「薄情な親だよな~自分」「だから有ちゃんは………」と、一気に自責モードに突入です!



父に言われた「お礼の電話をしとけよ」についても、行動を起こしませんでした。

(起こせませんでした…気後れに近い感情もあり)


………

言葉にし難いこの“情けなさ”が伝わるでしょうか。


母の日も忘れ、月命日でさえピンとこない。



そんな私の心境に合わせるように、翌日13日は早朝から雨が降りしきっておりました。


 *


2024年5月13日、月曜日。


天気予報では警報級の大雨が予測されるとアナウンスが流れていたため、当初の待ち合わせ場所『有楽門(日比谷公園)』から→JR有楽町駅東京国際フォーラム改札口に、急遽変更となったこの日。

タイミングの合ったAmeba Blogから繋がったブロ仲間さんたち、そしてリアル対面からのイゾ(ゾク)仲間さんたちと集う『オフ会』がありました。



Ameba初オフ会から約一年弱経ちますでしょうか。


イゾブロ仲間のれすとさんが、全国区の俳句会受賞式で上京されるというので、そこにお日にちを合わせた再会となったわけです。

(初対面となった方々も多し、ですね)



日比谷公園お散歩会を予定していたのですが、こちらも天候のために変更し、東京国際フォーラム内をウォーキング(うろうろ汗)。


といっても月曜日。

多少人混みを避けることになったとはいえ、ミュージアム等殆どオープンしておらず、やはり皆で屋内をうろうろとウォーキングすること小一時間。


📷お👀有ちゃんカラーのミニチュア版お城を発見🌟🌟



しかし、私は知らなかったのですが(;'∀')国際フォーラムから東京駅まで地下道が貫通していたのですね。

お陰様で必要以上に雨風にさらされることなく移動できて助かりました。


📷Blog上OKの方のみ、お顔の星マークを外させていただいてます(^^)。

(向かって左から、れすとさんKahoさん、ポピー)


アジア圏内の旅行客に撮ってもらった、我々日本人団体の集合写真(どないやねん)。


国内どこへ行っても、今は海外旅行客で埋め尽くされていることを実感(この円安で海外からの旅行客過去最多ですものね)💦




KITTE丸の内散策後、少し早めに同ビル内の飲食店入りで休憩、れすとさんが詠まれた俳句作品12句が、参加者お一人お一人に手渡されました。


自筆の「書」そのものだけでも、とても美しい作品たち。


大河ドラマ『光る君へ』の紫式部も真っ青!?

ふーん(;´・ω・)…ひたすら唸る。


手渡された皆様も、感慨深い想いに浸ったのではないでしょうか。



📷ランチ会場、丸ビルの『醍醐味~日本料理』に移動。


全国区俳句会の優秀賞受賞お祝いを兼ねて、ささやかながら乾杯(&献杯)の運びとなりました。



📷“和”の趣のある店先でもパチリ。


涙あり、笑いありの、潤いタイムのお陰で、前日までの「強烈自責モードは突然に・・・」が和みムードに徐々に塗り替えられていきました。




涅槃像仰げば吾子と友の空



📷ポピーがいただきました一句をお披露目。

(青山=れすとさんです)


福岡お墓参りでご一緒したイゾママたちには、臨場感を持って思い出される句でもありますね🌟🌟


―――――――

令和六年五月十三日

星のしずく慰霊の集いに寄せて

自句自解/れすと(青山)


 涅槃像・寝釈迦は旧暦二月十五日を釈迦入寂の日として、春の季語となる。

 寝釈迦の許にたたずみ、わが子と、その親友の魂が安らけくあれと祈りつつ、ふり仰げばそこには、すべてを包み込んで、いつかわたしたちも還ってゆくべき青い空がふかぶかと広がっている。

―――――――

とのことです。



参加者皆様に手渡された12句全てに自解も書き記してくださったれすとさん、ありがとうございました。


早くも短冊額を注文したよ~という仲間からのご一報も!

私も額装して有ちゃんのコーナー、もしくは居間の目立つところに大切に飾ろうと思います(^^♪』



◆『想ひ出歳時記~リニューアル増刷版』/restinpeace0302(通称れすと)著

 亡き息子様に想いを馳せながら詠み続けた句集&手記を『星のしずく』対面の集い会場受付に置かせていただいてます。

 (参加者の皆様へ、ご要望があれば持出・お持ち帰り自由です)

 ⇒個人的リクエストは著者Ameba Blogのメッセージから



れすとさんの受賞作や、ギフト俳句作品にも触れながら慰霊の集い会食をするという、まさに異例(慰霊)な午餐会。



とてつもなく悲しい御縁ですが、恵みの………もはやこの日の私にとっては救いの雨雫となり、心身が潤えたひとときに感謝です。


そうだ義母にも、なにか私なりの心づくしのギフトを今年中に手渡したいなと思いました。

 /星のしずく*管理人




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