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堀口のぶよし

選挙CAFEで学生30人ほどと話しました

2024.05.15 22:27

昨日は五位堂駅付近に選挙カフェを開いていましたが、

そこで通りかかった大学生30人ほどと話しました。

(昨日はタスキも外して腕章のみでやってみたのですが、やはり選挙色がどうやっても出てしまい、大人の人はかなり警戒されますね。やり方は今後工夫が必要だと思います。)

「何か悩んでいることや不安はないか。強いて一つ挙げるとしたら。」

この質問に対して、30人中3人か4人が進路への不安を口にしていました。

あとは、彼女が欲しいとか、遊びすぎてお金がない、時給が安い、とか、そういう内容でした。

多くの大学生は、深刻な悩みは持っていないということがわかりました。もう少しあるかと思ったのですが、あまりになかったことは、ちょっと意外でした。

つまり、今の日本がいかに平和(な感覚)であるかということ。学生たちは学生の時点においては、案外ポジティブだったのです。

次に、その後に会いにきてくれた、知り合いの30代前半の銀行員の男性に話を聞いてみたところ、1歳と3歳の子育てをめぐる夫婦関係で、帰りが遅くなることもあり、奥さんからのプレッシャーを感じている。という話をされていました。奥さんは今は子育てをしながら時短で働いている状況だそうで、子育てに集中するために、一時的に専業主婦になる選択肢はないのか、と聞いてみたところ、住宅ローンを抱えていることや子どもが高校、大学に進んだ時にたくさんのお金が必要であろうということに対して、漠然とした不安を抱えており、それを理由にやっぱり共働きは必要と思っている、とのことでした。(奥さんがしっかり働きたい人かちょっと働きたい人か主婦をしたい人かにもよると思いますが、そこまでは聞けていません。)

「漠然と不安」というキーワードが印象的でしたが、これは建築士として住宅の仕事をさせてもらうときにも、多くの夫婦が口にされる言葉です。やはり家族をもつ年代になると、この「漠然とした不安」が常に付きまとっていることが多いのだろうなと推測されます。

この漠然を具体的には月にいくら貯金すればいいのか、という明確な数字に置き換えることができれば、おそらくやるべきことが明確になって、精神的な負担は結構減るのではないか、と思いました。例えば、年収、家族構成別のシミュレーションの結果を誰もが見られるようにしておけば、この漠然とした不安による家族内の摩擦なども軽減できるのではないでしょうか。ちょっとしたことですが、本当に必要とされている情報を、必要な人に、必要なタイミングで届ける。これは行政がもっと工夫できることのひとつではないかと思います。