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発達障害ラボ【WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査で子どもの課題やトラブルを明らかにし、その課題を解決しよう!】

WISC-Ⅴ検査の結果を読み取る手順

2024.05.16 11:09

WISC-V(Wechsler Intelligence Scale for Children-Fifth Edition)は子供の知能を測定するための検査です。


この検査の結果を読み取るためには、以下の手順を踏むことが重要です。



①スコアの取得

WISC-V検査は複数の下位検査から構成されており、各下位検査の得点を取得します。これらの得点は原点数(Raw Scores)として記録されます。



②スケール得点への変換

原点数を標準得点(Scaled Scores)に変換します。これは、年齢ごとに設定された基準に基づいて行われます。



③合成得点の算出

標準得点を基に、以下の5つの指標(合成得点)を算出します。


- 言語理解指標(VCI)

- 視空間指標(VSI)

- 流動性推理指標(FRI)

- ワーキングメモリ指標(WMI)

- 処理速度指標(PSI)



④全検査IQ(FSIQ)の計算

上記の指標から全検査IQ(Full Scale IQ, FSIQ)を算出します。これが全体の知能指数となります。



⑤結果の解釈

合成得点とFSIQを解釈します。これには以下の点を考慮します。


- 標準得点の平均は100で、標準偏差は15です。85~115の範囲は平均的な知能を示します。


- 各指標の比較を行い、特定の強みや弱みを特定します。例えば、WMIが低い場合はワーキングメモリーの課題が示唆されます。



⑥レポート(所見)作成

最後に、結果を基にレポートを作成します。このレポートには、得点の概要、解釈、教育的または臨床的な推奨事項が含まれます。



追加の注意点

- 結果は単なる数字ではなく、全体的なコンテキスト(子供の背景、行動、環境など)を考慮する必要があります。


- 専門家(心理士など)の指導のもとで解釈されるべきです。



以上のステップに従って、WISC-V検査の結果を読み取り、適切に解釈することができます。