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つながる米屋コメタク

内野暮らし研究所が完成しました

2016.10.16 06:11

たくさんの方にご支援いただいて、進めることのできたつながる米屋の「内野暮らし研究所」プロジェクト。

この夏と秋にかけて、これまたたくさんの方にご協力いただいて、とうとう完成いたしました!

10月15日(土)にお披露目パーティーを行いました。

内野暮らし研究所の拠点となる、スペースが会場です。

多くとも、10-15人で開く内野暮らし研究所を想定してつくったスペースなので、

30人(!)ほどが集まってくださったパーティーには少し手狭。


それでも、皆さんにこやかに譲り合って過ごしてくださいました。

改装を手伝ってくれた大学生、通りかかるたびに声をかけてくれたご近所さん、私たちの投稿に「いいね!」で応援してくれた支援者の皆さん、改装に必要な道具を貸してくださった方、これからもたくさん活躍しそうな装飾品を分けてくださった皆さん、様々な方が集う場となりました。

内野町の方たちや、お世話になっている方たちが分けてくださった暮らしの一部を重ね合わせて作った空間です。


内野町の方からいただいた布でつくったタペストリー


飯塚商店の表のスペースの装飾には、内野町で頂いた調理具や飯塚商店の古い床板を使いました。コメタク代表の愛梨ちゃんと、デザイナーの芽衣さん、そして改装をたくさん手伝ってくれた西尾さんと。


内野駅前の海産物屋「大口屋」さんの全面協力のもと、料理にも飯塚商店らしさと内野町らしさを。おにぎりに、サラダに、元助さんのアジフライに、豚汁に、お漬物。


メイン料理は、コメタクの母のような存在である野呂さんお手製のパエリア。大口屋さんの鯛の出汁が使われています。


最後まで、いろんな方の手で一緒につくってもらいました。

そんな空間を今後、どのようにつかっていくのか、私たちの頭の中も紹介いたしました。

これは、追々、こちらでも紹介していこうと思います。

つくって終わりではありません。これからが本当の始まりです。


私たちが、皆さんと一緒につくったつながる米屋の「内野暮らし研究所」は、飯塚商店という商いと暮らしが共にある空間の中にあります。

空き家の中に新しくできた空間ではなく、生きている家の中にできた空間なのです。

だからこそ、本当の意味での「内野暮らし」を研究できるとも思っています。

そこには既に飯塚さんの暮らしがあるのだから。

そして、私たちはこの「内野暮らし研究所」を大切にすると同時に、飯塚さんや飯塚商店の従業員さんやお客さんたちの暮らしも大切にしたいです。

独りよがりな場であってはならない。

私たちや私たちの好きな人たちの「好き」を崩すような場であってはならないのです。

私たちの中には、「好き」な人、「好き」な景色があります。

そのことを共有できる場をつくることで、誰かの「好き」や、その「好き」の入る「隙」が増えるはずだという仮説を研究していきます。

今は、気持ちの良い責任を背負っているような気がしています。

つくったものと、つくっていくものへの責任。

気持ち良いと思える人たちとつくることのできた空間だからこそ抱ける気持ちなのでしょう。

皆さん、本当にありがとうございました!


コメタク代表の愛梨ちゃんは、いろんな人に愛されていろんな人を巻き込んで動き回ってくれました。

有紀ちゃんも、他の地域と内野を行き来しながら、良い風を吹き込んでくれました。

デザイナーの芽衣さんは、目一杯の試行錯誤と目一杯のユーモアで私たちの「好き」を詰め込んだ空間をつくってくださいました。

インターンの磯部くんは、力仕事もワークショップの進行も請け負って楽しそうに動いてくれました。

それもこれも、

クラウドファンディングで支援してくださった皆さんと、「自分にできること」を考えて動いてくださった全ての皆さんのお陰です。


昨日、飯塚商店のおばあちゃんとお隣さんが窓越しに話している様子を見聞きして、さらにこの場所への「好き」が増えました。

出来立てほやほやのこの場所が少しずつ馴染んでいきますように。

さて、これから。

いよいよ始まります。気持ち良いスタートを、ありがとうございました!