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Rei.Kikuchi_ Re:Life

DJ おばあちゃん's 〜入院物語〜

2018.12.16 21:30

とびきり楽しい脚本が書けそうだ。

(書かないけど 笑)

なかなか出来ない貴重な経験をしている日々。気づくとそれは、とっても楽しい劇的な日々!

ここらで一度、記録しておこうと思います。



入院生活も、早3ヶ月。

たくさんの入院患者さんとの出会いと別れがありました。

客観的にみると、凄いことになってるなぁと気づきました。




何が凄いかって?

見知らぬおばあちゃんたちと、

寝起きを共にし、食事をし、1つの部屋で生活をしているのですから!笑


(わたしは入院時からずっと、カーテン仕切りの4人部屋で暮らしています。部屋割りは男女分かれているため、日常でおじいちゃん's にはあまり会わなくて、廊下で見かけるくらいです。)



そりゃあ、大変なときもあります。

おばあちゃん(おじいちゃん)だって、いろんなおばあちゃんがいらっしゃいますから。笑

ありがたいことに、

孫の年齢に近いわたしを可愛がって下さる方がほとんどでしたが、

時にはナース's とケンカしてる方が居たり、言うこと聞かないワガママおばあちゃんも居るし、ボケかけてる方も居ます。



「御高齢者の方々との暮らし」については、色々な見方ができるし、色々な厳しい想いも抱かされました。

決して楽しいことばかりではなく、「老い」を支える世代として、しっかり向き合わなければならないキツイ実状も、この環境から自然とたくさん学んでいます。




色々な想いを抱かされた今、

高齢化社会についても語りたいし、

看護と介護についても語りたいし、

老後というものについても語りたいし。

語れるほどの知識は皆無だけど、

語れるほどに、たくさん感じて・考えさせられて暮らしては居ます。



これらについて、ずっと記録したかったんですが、どう記録するか悩みました。

このBlogでは、社会的なことに対しては、正面からはなるべく斬り込まずに(無知者が語ると苦情ものですし 汗)居たかったので。




なので。

ここでは、

たのしい話をしようと思います!笑

それで、タイトルの、「DJ おばあちゃん's 」につながります。



今回は、最近では特に楽しかったおばあちゃん's、KさんとSさんのお話。K・Sコンビ。

無事ご退院され、お互い苗字しか知らない、そんな、お2人のお話。




いやぁ、しかし、おばあちゃん's、

毎日毎日毎日、



とにかくよく喋ります!

わたし、お喋りキャラでここまでやってきましたが、



完敗です。

笑笑

このわたしが!

話す隙が

一切ないのですから!!



見事です。おばあちゃん's 。最強。

まるでその状況が、ラジオを聴いているのにとっても似ていたので。


K・Sコンビとすごした日々、

わたしのチャンネルは完全に、

「おばあちゃん's ラジオ」

でした。

(そうなると正しくは、" DJ "ではなく、"ラジオパーソナリティ"になるのかな。)



ほんとーに、

おばあちゃんたち、会話が

天才的ですわ。

笑笑



基本ヒマだし、その上、多くのおばあちゃまたちは、携帯電話やインターネットをほとんど使わない生活をしてらっしゃるので、

テレビみるか、昼寝するか、週刊誌読むか、喋ってるか、なんです。



ヒマで、やることなくなって、喋る。とにかくよく喋る。

何度も腹を抱えるほど、笑わされました。



ご自身の好きな話や、ご自身で面白いと感じた話や、ウケが良かった話は、なんべんでもするし、同じ話をなんべんしたかなんてぜーんぜん気にしないし、テキトーなとこはすっごいテキトーに話してるし、つまんない話は「忘れた」って言って思い出そうともしないし、むしろ人の話、あんまり聞いてないし、喋るだけ喋って急に会話終了して、こっちが焦ってたら、相撲中継見出してたし、とにかく朝ドラと相撲と笑点と嵐とさんまさんの番組が大好きだし、ひとりで笑ってて楽しそうだし…!ここには載せきれない"珍話" が、溢れるほどたくさんありました。



自由きままでも許される可愛さを持っているお2人。とにかくいつもよく笑って、とても仲良くされてました。


そんな、

おばあちゃん's ラジオ、




自由すぎ面白すぎワロタ。笑笑

でした。



わたし、昼間はなるだけ昼寝しないように読書することが多いんですが、カーテン越しで大声でお喋りする2人のおばあちゃんの会話が面白すぎて、読書にならないくらいでした。笑 

たまにわたしもあいづちうったりして、カーテン開けてお顔合わせて、お茶のんだり。ビスコとか梅昆布茶とか戴いたり。笑 あー楽しかった!



そして。

大切なこともたくさん学びました。

とにかく、



言葉が美しい

のです。

おばあちゃん's ラジオ(会話)を聞くたびに、

日本語って美しいな

とつくづく感じました。

へりくだる、うやまう、がきちんと

出来ているし、あまりカタカナを使われないので、美しい古風な日本語を、久々によく聞きました。



(話が逸れますが、ちなみにSさんは、江戸弁を操るおばあちゃんで、例えばコーヒーのことは「コーシー」と言う。ひっぱると言うのを「しっぱる」。また、お寿司のことを「すす」と言っていた(←だがしかしこれは、江戸弁なのかは謎 笑。)が、本人は「すし」と言っているつもりらしく、それをKさんがひたすら言わせて面白がるという、コントみたいな図。ちなみに、江戸弁を話す方にわたしは人生で初めて会いました。)




また、

そんな、漫才ラジオ番組を聞くたびに、

"あぁ、ニッポンの元気の源は、ここにあるんだなぁ"

とつよく確信しました。笑



リアルな人間力。

ホンモノの人間力。

これこそが人間力!



たくさん、教わった気がします。

むしろこっちが元気にさせられちゃうくらいでした。この短い出逢いにも、本当に心から感謝しました。



で。

おもしろ思い出話の記録とともに、

みなさんにひとつだけお伝えしたいことが。



もし、御家族や御身内に、御高齢者の方がいらっしゃいましたら、

ぜひお喋りをしましょう。

おそらく、多くのおばあちゃん、おじいちゃんが、

お喋り大好きです。


インタビューではないので、

頑張らなくていいのです。

肩の力を抜いた、

頑張らない会話の中に、

とっても大切なお話が

きらめいていたりするものです。



老いとともに、大好きだったはずの

お喋りもする気力がなくなってしまったり、お身体が不自由になられてお喋りすら出来なくなってしまわれた方も、この入院生活では、思いがけず、なんべんもお見掛けしました。




ぜひ、お喋りする元気があるうちに、

たくさんのお話を聞きましょう。

ラジオ番組になるほどに、

本当は、きっと、たくさんの素晴らしいお話を持ってらっしゃるのですから。




わたしも、

田舎のおばあちゃんに、

会って喋りたくなりました。



こぼれ話

まつげと眉毛が抜けてきたので、「最後のマスカラだ!」と思い、写真におさめました。笑 

とにかくショックなのは、「まつ育=まつげ育毛」頑張ってたのにぃ〜!怒 というのがひとつ。笑

約半年、まつげ美容液を頑張っていたので、やっとフサフサになってきたところでした。

ま、またいつか生えるから、いっか!

と無事開き直り。←イマココ 笑



さよなら、まつげチャン!!