Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

LC=相棒's のじじ~放談!

ストレスが影響する「アトピー性皮膚炎」・・・

2018.12.08 00:18

 AERA dot. 


 【転載開始】 


 ■ストレスが影響する「アトピー性皮膚炎」 

 専門医が「日記」をすすめる理由とは?  


 アトピー性皮膚炎の悪化や再発に 

は、かくなどの掻破(そうは)行動が 

深く関わっている。 

かきたくなる原因はかゆみとストレス で、

どちらも取り除くのは難しい。 

かかないようにするには、 

行動に働きかける行動療法が有効だ。


 *  *  * 


 仕事が忙しい、友人と仲たがいした 

などストレスが多い時期に、肌荒れ 

やニキビに悩んだ経験はないだろうか。

「皮膚は心の鏡」といわれるように、 

気持ちは皮膚の状態に大きく影響する。 

中等症以上のアトピー性皮膚炎で、 

治療をしても症状がなかなか改善 

されない人は、心理状態が影響 して

いることが少なくない。  


 アトピー性皮膚炎の主症状は、 

かゆみのある湿疹だ。 

かゆいところがあれば、 

人は無意識にかく、たたく、こする、 

つねるなどして皮膚を刺激し、 

かゆみを解消しようとする。 

こうした行為をまとめて「掻破行動」 

というが、これが症状を悪化させる。 


 掻破行動の原因がかゆみだけなら、 

薬物療法で一定の効果は得られるし、 

冷やすのもよい。 

しかし、かゆみがなくても掻破行動は 

引き起こされる。 

その原因がストレスだ。 

成人患者では、仕事のちょっとした 

トラブル、人間関係の軋轢、イライラ、 

焦りなどが多い。  


 アトピー性皮膚炎を悪化させる最大 

の因子が掻破行動だといわれる。 

実際、掻破による悪化に手を焼いて 

いる医師は少なくない。 

とくに原因がストレスの場合、 

どんな治療が有効なのか。  


 若松町こころとひふのクリニック院長 

で、アトピー性皮膚炎と皮膚心身医学 

を専門とする檜垣祐子医師はこう話す。 


 「ストレスが心理状態に影響し、 

症状が悪化しているとしても、 

いきなり心にアプローチするの 

は難しいです。

心のなかは見え ませんから。

そこで、目に見える 行動に着目します」 


 ■掻破以外のストレス解消法を 


 ストレスがかかったときの物事の 

とらえ方を「認知」という。 

その際に心のフィルターを通るので、 

同じ物事でも人によってとらえ方は 

異なる。 

この認知の仕方によって、 

さまざまなストレス反応が表れる。 

これには、心理反応(不快な気分)、 

身体反応(好ましくない症状)、 

行動反応(好ましい行動または 

好ましくない行動)の三つがある。  


 例えば、職場でちょっと嫌なこと 

があると、心理反応としては不安 

やうつ、イライラ、焦りなどの気分 

が、身体反応では発汗や動悸と 

いった自律神経症状などが起こり 

やすい。 

そして、アトピー性皮膚炎患者に 

よくみられる好ましくない行動反応 

が掻破行動だ。  


 こうしたストレス反応を軽減する 

には認知を修正するのが最良だが、 

長年培った考え方の癖は簡単には

修正できない。 

そこで、まずはストレス反応を 

アプローチの対象にする。 

どれに働きかけてもよいが、 

心理反応に対して皮膚科でできる 

ことは多くない。 

檜垣医師は、共感を持って患者 

の話を聞く「傾聴」を心がけている 

という。 

身体反応として生じるからだの 

症状には薬物療法をおこなう。 


 残った行動反応に対する アプローチが、

悪化を防ぐ治療の糸口になる。 

それが、掻破行動を別の行動に修正する

行動療法だ。 


 ストレスによって掻破行動が誘発 

されるということは、かいてストレス 

を解消しようとしていることを意味する。 

だから、ほかの解消法を見つけることが

大事だ。 

普段の生活のなかで、適度なスポーツや

音楽など好きなことや楽しいことを

する時間をつくると、掻破行動が

減ってくる。 


 また、掻破行動は、緊張が緩んでホッと

したときに起こりやすいことがわかって

いる。 

職場や学校ではあまりかかないの に、

帰宅後テレビを見ているときや、 

トイレに入っているときなどに、 

ついかいてしまう。 

かくと気持ちがよいので習慣になり 

やすく、かゆくなくてもかく癖がつく。 


 ■日記をつけて行動パターンを知る  


 掻破行動の習慣化を防ぐためには、 

掻破を別の行動に置き換えるとよい。 

行動の修正は認知の修正に比べて 

ハードルが低く、成功率が高い。 

例えば、掻破行動に気づいたら手を 

組む、リラックスボールを握るなど、 

やりやすい方法を実践する。 

かいているときは交感神経の働きが 

活発になっているので、深呼吸する 

のも効果的だ。  


 無意識の掻破行動をできるだけ減ら

すには、どんなとき、どんな状況で

かいているかを知ることが大事だ。 

そのために「スクラッチ日記」を 

つけることを、檜垣医師は勧める。  


 日記の内容は、日付、時間、かいた

部分、かゆみの有無、きっかけ・状況

の5項目だ。 


「もれなく記録しなければ」と構えず、 

気がついたときに書くだけでよい。 

それでも、自分の掻破行動のパターン

がわかってくる。  


 「1日100回かいているとしたら、

 30回ぐらいは、かゆくないのに 

なんとなくかいているものです。 

日記をつけると自分の行為を意識

するようになるので、なんとなくの

行為にブレーキがかかって掻破行動

が減ってきますし、 かゆいときも

より適切に対処できるようになり

ます」  


 掻破行動が減ると、症状は確実 

によくなっていく。 

そうした成功体験を積み重ね、 

自分の治療行動は正しいと自信を 

持つと、ネガティブな認知も変わって 

くることが多いという。

檜垣医師は 多くの患者から、 

「ずっとアトピー性皮膚炎に悩まさ 

れて、病気が嫌でたまらなかった 

けれど、今は気にならなくなった」 

という言葉を聞いているそうだ。  


 一方、掻破行動が減って皮膚症状 

が改善し、以前は赤かった部位の 

赤みが消えても、残っている症状 

が気になり、

「またかいてしまった。薬がきちんと 

塗れなかった」と自分を責める人も 

少なくない。 

このような完璧主義が、治療意欲を 

低下させることもある。 


  これに対して檜垣医師は、「60点主義」 

を勧める。 


 「登山に例えて、治療前をふもと、 

完治を頂上とすると、5合目をどう 

とらえるかです。頂上を見ればまだ 

まだですが、ふもとからはずいぶん 

登っており、達成感もあるはず。 

100点を求めると、それがストレス 

になりかねません。60点主義は、 

アトピー性皮膚炎を上手にコント 

ロールする秘訣です」 

 ◯若松町こころとひふのクリニック院長 

檜垣祐子医師 (文/竹本和代) 


 【転載終了】 

 ************************  


 まさに、今私が通院で治療している 

状況のことです。 


  発症は、13年前なのですが、

主だった 皮膚科で治療しましたが、

効果がなく、 困っていた時に、

いい病院があるという 話を聞き、

少々遠い病院ではありますが、 

一縷の望みで通院しました。 


  効果があり、1年後に完治しました。 


  発症は、文中にもあるように、仕事の 

ストレスでした。 

現場から技術スタッフとして職場移動し、

 折り悪く、ISOの予備審査、本審査と 

よくわからない状況での対応でした。 

そして、設計まで持たされ、大手企業 

への対応、死ぬ思いでしたね。 


 今回の13年ぶりの発症は、多分 

介護かな。 

妻が仕事をしながら実母の介護を 

していましたので、私が家の家事、 

両親の介護をするようになったこと 

だと思います。  


 13年前治療していただいた先生が 

病院を移ってしまい、今回はあきらめ 

もあり可なり悪化させてしまいました。 


 11月に移動した病院がわかり、 

峠を越えた市ですが通院しています。 


 なぜ、そんな遠い病院へ?と思わ 

れると思いますが、治療方法が全く 

違うのです(治療薬は同じ)。 


 一回の治療(3週間自宅治療)で 

かなりの改善が見られました。 


  他の皮膚科ではやらないような

治療です。


 糖尿や肝臓の内臓要因もあり、

 血液検査の結果は問題なしでした。  


 皮膚科に通うようになり、患者さん 

の多いことを知り、いかにストレス 

社会なのかも知りました。