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革について

2024.05.20 03:12


島シシレザーとは、国産イノシシ革です。

愛媛県今治市、大三島・伯方島で捕獲されたイノシシを資源として活用すべく

活動している“しまなみイノシシ活用隊”が、精肉加工で出た“排出皮”を捨てずに

一手間かけて地域の新しい資源として2014年から有効活用を始めました。

柑橘栽培に甚大な被害を与えているイノシシの食害。

この厄介モノを資源として活用する事で、島の新しい産業へと

また農業従事者へのエールになればと思い、カタチにしました。



= なめし加工

革にする作業“なめし加工”は、東京の加工業者(山口産業株式会社様)に委託しています。

業者に委託する前段階の下処理(解体→皮に残った肉/脂の処理→塩漬け/塩蔵)は

活用隊で行なっています。

島シシレザーは、人と自然環境にやさしい※ラセッテー製法(ミモザアカシアの樹皮から

抽出した植物タンニンのなめし剤)によって鞣されたエコレザーです。


= 特 徴

天然皮革の特質と植物タンニン鞣しの持ち味が引き出された

丈夫で軽くソフトな風合いが特徴です。

イノシシ革は、野山を駆け回ったキズやシミがあるだけではなく、

オス/メス、季節、年齢、部位(たてがみ、お尻、お腹)によっても毛穴が目立つ、

ハリがある、伸びがあるなど風合いが異なります。


= お手入れ

イノシシ革は特別な手入れをしなくても、柔らかさが保たれ、摩擦や人の皮脂が

天然の保湿クリームになり、ツヤが変化し始め使い込むほどに味わいが出てきます。

革繊維がとても密になっている為、他の革素材と比べても傷つきにくく、

型崩れにも強いと言われています。


= 問い合わせ

島シシレザーに関する質問、素材販売に関する問い合わせはこちらに

代表:しまなみイノシシ活用隊 皮革担当/重信 幹広

Tel:090-1856-0965

Mail:miki_shige_miki@ybb.ne.jp