おひょいの罪
まいどどーも。
誘われたり頼まれたりするとほぼ断らない
という、
信念がないのか逆に強いのかよくわからない、
ナチュラル巻き込まれ型のおひょいです。
先日
去年の高校同窓会で33年ぶりに会った、
当時それほど仲良くなかったただのクラスメイトから突然のお誘いがあり、
飲み会に参加しました。
場所が出張先だったので引き受けただけで、
そのためにわざわざ行くことはありません。
ただ、その発端には興味がありました。
というのも今回の言い出しっぺは
私が小学校のときに通っていた塾で数カ月いっしょだったという、
顔も名前も忘れた女の子だったからです。
(どうやら私は違う学区の塾に行ってた模様)
その子から今回メンバーをつなげた私のクラスメイトに
「おひょいと連絡をとり、設定しなさい」
と命令があったようです。
※その子は私のクラスメイトと小中学校が同じの幼なじみ
確かにそんな女の子がいたような、
うっすらとした記憶はある。
もちろん具体的な記憶は一切なく、
ただ「なんかしゃべってた女の子がいた気がする」
程度の自分の感覚を覚えているだけである。
なにしろ40年も前の話だ。
同じ学校でもないし、
塾の数時間、数カ月間しか過ごしていない。
3歩歩けば記憶をなくすおひょいとしては、
わずかに残っているというだけでも
印象に残った女の子だったのだろう。
私も当時気があったのかもしれない。
まあ昔TVでよくあった
「あの人に会いたい」素人版ってやつですな。
そういういかがわしい目的のもと、
男2女2の4人の同級生が集まりました。
その女の子をのぞいた3人は高校のクラスメイトであり
実は幼稚園もいっしょだったという(当時はもちろん互いに知らない)間柄で、
昔話や現状報告などを話していた。
そこへ遅れてその子が到着。
「あ…」
むうう・・・
顔を見てもまったく昔の面影が思い出せない。
「お久しぶり!」
も出てこない。
自分がその子と何を話してどういう関係だったのかまったく覚えていないので、
何も言いようがないのである。
なんなら今や見たこともないオバサンなので、
もう「はじめまして」なのである。
しかし相手は違う。
このタイミングを数十年、虎視眈々とうかがってきた張本人なのだ。
その第一声がイカしていた。
「なんか違うじゃん」
笑った。
どんなコメントやねん笑
失礼にもほどがある笑
そして大きなお世話である。
あのね、
あなたが私をどんな想いで美化してきたか、
どんな妄想を繰り広げてたか知らないが、
40年も経っているのである。
丸坊主のカワイイ小学生じゃないのだ。
なぜ私が責められなければならないのだ笑
で次に出た言葉は
「小指見せてよ!」
「うわー、コレ!間違いないわ!」
である。
本人確認が済んだようだ。
私の生まれつき曲がった小指の目視検査は、
DNA検査より正確のようである。
そしてそんなしょーもないネタが深く心に刻まれているというのが、
小学生らしいといえばらしい。
そして私の高校時代しか知らないクラスメイトが驚愕したのは、
その子の当時小学生だった私への印象。
「おひょいくんはとてつもない陽キャで、太陽みたいな子だった」
これには皆が度肝を抜かれたようだ。
それもそのはず、
高校時代の私は丸一日腕を組んで目をつむり(ただ寝ていた)
席についたら微動だにせず一言も発しないまま下校するという、
男女ともに恐れられたド硬派だったからだ。
※本人的には学校がつまらなかった、疲れていただけ
ま、私は本人なので意外でもなんでもない。
たしかに小学生のころは
お笑い芸人を目指すほど目立ちたがり屋さんで、
フザけたことばかりしていたと思う。
私がまったく知らなくて驚いたのは、
彼女の高校時代の話。
その飲み会に参加していた私のクラスメイトにウチの高校の制服を借り、
ウチの学校から出る応援バスに忍び込んで乗り込み、
「おひょいくんの野球の試合の応援に行ったよ」
と言うのだ。
なんとまあ恐ろしい人であるが、
何年経ってもそんな行動をとらせてしまう
私も私で罪な男である。
しかしそれはリアルタイムで言ってくれてもいいだろう、と思った。
そのときならまだ顔も名前も憶えていたはずだ。
何かが始まっていたかもしれない。
いや、ないか・・・
宴もたけなわとなり、
その子もさすがに細かい記憶は薄れているようで、
その後はただのオジサンオバサンの昔話や愚痴が続いただけだった。
それぞれの今に至る身の上話を聞いていく中で共通した感覚は、
「人生いろいろだね」
「好きな人って子供の頃と変わるよね」
ということだった。
確かにそうだね。
人の中身も変わるくらい
短いようで長いもんだね、人生って。
参加者全員が仕事を持つ忙しい平日。
それぞれ家族が待つ家庭へ
何事もなかったように帰っていくのでした。