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【ジャンプバイク】スペシャライズドP.3&P.4

2024.05.27 06:57

P.3が売れています!!

昨年秋頃フルモデルチェンジされ、リリースした当初は日本への入荷数が限られており、入手困難でした。

これは世界的にも生産数と需要量が不釣り合いだったようです。

当店にも春先から少しづつ入って来るようにもなって、それ以降は既に当店でも3台販売しております。


↑特徴的なカラー

カラーは2色展開ですが、ピンク色にグラデーションがかかったエロカッコイイカラーが人気です。



↑こちらのカラーはアルミの地のヘアラインが見えるカラーリングで、実際に見るとこちらもかなりカッコイイです。

フォークカラーが赤いのもアクセントなってて良いですね。


コスパヨシ

サスペンションはMarzocchi Bomber DJが搭載されて現在の価格は税込198000円と、コスパも良いですね。

前作P.3はPIKE DJで同じ価格でしたが!、現在の物価高ではどの自転車もかなり値上がっている中でこの価格設定なので、コスパ最強と言えます。


他社のジャンプバイク系完成車だとマニトウのサーカスエキスパートが多く採用されてます。

これはコイルサスのためバネレートの調整はコイル変更をしなくてはなりません。

体重の軽い私はサーカスエキスパートでソフトスプリングに変更して使っています。


なお、ボンバーDJの方がインナー径も太いので剛性感は段違いです。




??モデルチェンジされてどう変わったのか??


サイズに関して

今回P.3とP.4がリリースされており、それぞれフレームもホイール径も共に『大きさ』が異なります。

キッズや身体の小さい大人に対してはP.1やP.2もリリースされており、この豊富なサイズ展開が有難いですね!

大人であれば、多くの日本人体型とされる方はP.3を選ばれる方が多いことでしょう。

「小柄」と書いておりますが、先日オーストラリアのケアンズで開催されたクランクワークスのスロープスタイルにおいてメダルを獲得したポーランド人のDawid Godziek選手は、P.3に乗っており、彼の身長は188cmです。

その他の選手もスロープスタイルにおいて、ほぼ26インチのジャンプバイクを選んでいます。

■P.3

26インチホイールが標準装備。

※フレームは27.5にも対応

ハブ規格はブースト規格へ変更。

旧型P.3よりもリーチが短くなってハンドル位置が近いのでフロントアップがしやすい。

回転系のワザやマニュアルの練習はとてもしやすいですね。


■P.4

27.5インチホイールが標準装備。

※フレームは26インチにも対応

ハブ規格はブースト。

リーチについては、長かった前作のP.3よりもさらに長くなっております。

体格的に180センチ以上のライダーさんはP.4という選択肢も含まれてきますが、先に述べた通りで、Dawid Godziek選手は188cmでP.3を選んでおります。

世界的にもあまり需要の多いモデルではない気がしますが・・・。

しかし小柄な方でも、スピードの速いスラロームや大きいジャンプなどがあるコース走行がメインであれば、大径ホイールやホイールベースは長い方が安定感が高いため、P.4という選択もアリでしょう。

ホイールベースが長いためスケートパークには不向きでしょうね。


バックの作り

P.3でも27.5インチの2.1のタイヤが入りますので、BBより後部のチェーンステーからエンドまではP.3もP.4も同じ作りに見えます。


エンド

スライダーを前後に調整可能なタイプとなり、ディスク台座と一体型です。

これはエンドの位置調整をしても、ホイールとディスクブレーキ台座との位置関係が保たれるので、正爪エンドの構造よりもブレーキ調整を強いられる事が少ないので楽でいいですね。

このエンド構造は同社のトレイルバイクFUSEで使われているモノと同じです。


さらに完成車もフレームセットも変速機やテンショナーをつけられるエンドが付属します。


多段変速化できる?

付属のホイールはシングル用ハブではありますが、無理やり6〜7枚のギアを付ける事も可能です。試しに11速用のシマノの歯を入れてみました。

さらに変速段数を増やしたいのであれば、ハブ交換が必要です。

ブースト規格のハブなので、ハブを選ぶ範囲も広いので助かります。

しかし変速機を付けて多段変速化するにも、一般的にはチェーンステー長の短いフレーム設計ではあまり調子良く動かないので、変速段数は増やしすぎない方がいいです。

あと、転倒時に壊れるパーツが増えるので、ジャンプバイクとして使用するならばシングルで使っていただくのが良いかと。


ブレーキ

リアブレーキはSRAMのレベルなので油圧。

フロントブレーキはRadius社のメカニカルブレーキが採用されています。

これはパークご使用時にフロントブレーキを外して使う事を想定し、

『フロントブレーキはとりあえずテキトーなモノ』

ということで、コスト削減を計っていますね笑

↑以前ご納車したお客様の場合では、Radiusが精度も悪いためTEKTROのメカニカルに交換してお渡しした個体もございました。

フロントブレーキについては『とりあえず』のスペックのため、あまり期待しないで下さいね。

ご注意:公道走行においてはブレーキは二系統必要となりますので、必ずブレーキは前後取り付けて走行してください

もし油圧がいい場合はご相談下さい。

※P.2をご注文されたあるお客様からは、油圧へのグレードアップを承りました。


初めてのジャンプバイクはPシリーズを!

これだけサイズも豊富なのも良心的です。

キャノンデールとGTのジャンプバイクはリコールにもなっており、ジャンプバイクとしてはこれからもP.3の需要は上がっていく事でしょう♪

ぜひP.3をご検討されているお客様は、当店にてどうぞ!


以下余談です。



先日お客様へご納車したP.3のご紹介

ご希望として…


*ショートクランクへ

*ギア比を少し軽く

*出来るだけチェーンステー長を短く


というご要望でした。



クランクは長さ豊富なHOPEをご提案し、

ご希望通りの155mmをご用意しました。

リアコグはリバースコンポーネンツをお取り付けしました。


難しいギアの組み合わせ

希望ギア比で、前後のコグの丁数の組み合わせを3通り試してみて、1番リアエンドスライダーを前方へ寄せられる組み合わせを見極めました。

ナローワイドではないチェーンリングにして、半コマを使えるようにすればこんなに苦労することはないのですが、思いの外苦戦してしまいました笑


もし、スライダーの前後調整幅をフルで使用したいのであれば、チェーンテンショナーを付けるという方法もあることはありますが、、、まぁイケてませんよね。


とりあえず、これでスマートに仕上がったかと思います。

こちらもご依頼ありがとうございました♪



ちなみに、フレームセットはラスト一本のみ店頭在庫ございます。

こちらもお早めにどうぞ!


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