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天使ママ・パパのためのグリーフサポート情報局(北海道)

きょうだい児のためのケア

2018.12.09 02:01

なくなった子に兄弟姉妹がいる場合、親御さんは深い悲しみ・混乱の中で、残された子どもへの関わり方について、多くのことに悩まれるのではないでしょうか?

・最後のお別れ・対面をさせるのか、葬儀には参加させるのか

・きょうだいの死をどのように伝えれば良いのか

・子どもたちから投げかけられる様々な疑問にどのように答えれば良いのか

・子どもたちのこころはどのような影響を受けるのだろうか


◆年齢による死の理解(年齢は目安であり、個々の子供の発達により理解度も異なります)

子どもへの関わり方を考える時、子どもはその年齢・発達に応じて「死」への理解を深めていく、という点を理解しておくことが大切です。

*未就学児

死が全ての終わりを意味することを認識するのは難しい。死者を見て、眠っていてまた目が覚める、どこかに行っていてまた戻ってくると考えている。家族との死別後、周囲のただならぬ様子を察する能力はあるので、不安が高まり、親にまとわりついたり、赤ちゃん返りすることもある。

死んだらどうなるのか?という質問があったら、人は死んだら再び生き返らないこと(魂について宗教的な信念があるのであれば、加えて説明する)、なくなった後は痛みや苦しみはなく安らかであること、死は誰のせいでもないことを説明することが大切。

*5〜9歳

死ねば生き返ることはなく、生き物は全て死ぬ運命にあると理解するようになるが、死が自分の身の上にも起こりうるということまでは考えられない。死について正しく、簡潔な知識を与えることが大切。

*10歳以上

医学的なこともかなり理解し、現実に即した死の概念がもてるようになってくる。子ども自身にも死が起こりうることだと理解しているので、身近な人の死は恐ろしく、つらいものになる。ある意味、大人と同じように死別の悲しみを体験しており、周囲のサポートが必要。

参考図書)死ぬってどういうこと? 子どもに「死」を語るとき  アール・A・グロルマン著 より

◆子どものグリーフ 

・子どもたちも、それぞれのグリーフ(悲嘆)を体験します。

・子どもは、年齢・発達段階に応じて、死の理解を深めていきます。

「きょうだいの死」という出来事を理解し、受け止めていくためには、その子の理解度に応じた、わかりやすくシンプルな出来事の説明とこころのサポートが必要です。

大切な家族を亡くした後には、「グリーフ」とよばれる様々なこころやからだの反応が起きること、大人も子どもも、悲しい時には泣き、怒りたい時には怒ってよいのだ、ということを家族の中で共有できると、「一人でがまんしなくてもよいんだ」と思え、安心できるかもしれません。


⒈ 死別を経験した子ども・家族のための資料

「子どものグリーフ」についての基本的な知識や周囲の関わり方についてまとめられた資料です。

①こころとからだのケア 〜こころが傷ついたときのために〜

発行者:国立成育医療研究センター こころの診療部 

②「大切な人を失ったあとに」 子どもの悲嘆とケア〜子どもを支える親と大人のためのガイドブック

③NPO法人しぶたね 「きょうだいさんのための本② おにいちゃん、おねえちゃん、おとうと、いもうとを亡くしたあなたへ」 病気できょうだいを亡くした子どものための本です。

2.きょうだい児のためのサポートグループ

①グリーフ サポートSaChi

札幌市で、大切な人を亡くした子どもたちのためのサポートプログラムを月1回定期開催している団体です。

②NPO法人しぶたね

関西を中心に活動されている団体さんです。重い病気をもつ子どもの「きょうだい」の支援に取り組んでおられ、様々な啓発活動もされています。

3.その他、参考資料

①「子どもの悲嘆反応とそのケア 」 国立精神・神経医療研究センター 伊藤正哉・中島聡美

子どもの悲嘆の心理ケアに関わる専門職向けにまとめられた情報です。

②兵庫県こころのケアセンター ウェブサイト

とても強いショックを受ける、恐怖を伴うような状況で、大切な人を亡くしたときに認められる反応である「心的外傷性悲嘆」についてまとめられています。

「心的外傷性悲嘆」とよばれる状態では、通常のグリーフ 反応だけではなく、トラウマ 体験後に現れる反応が認められることがあります。

③「交通事故で家族を亡くした子どもの支援のために」 内閣府政策統括官付交通安全対策担当