ZIPANG-9 TOKIO 2020運動の森と共創の~未来の遊園地~を公開。チームラボボーダレス ジッダ、超巨大な~創造的運動空間~世界遺産ジッダ歴史地区に6月10日オープン
令和6年1月1日午後4時10分頃発生した、能登半島地震で被害を受けた皆さまに、
心よりお見舞い申し上げます。(編集局)
オープン日決定|チームラボボーダレス ジッダ、超巨大な創造的運動空間”運動の森”と共創の”未来の遊園地”を公開。世界遺産ジッダ歴史地区に、6月10日(月)オープン。
チームラボとサウジアラビア王国文化省による、teamLab Borderless Jeddah(チームラボボーダレス ジッダ)が、ユネスコ世界文化遺産ジッダ歴史地区に、2024年6月10日(月)にオープンすることが決定しました。また、チケットは5月末より、チームラボボーダレス ジッダ 公式ウェブサイト にて販売開始予定です。
チームラボ《あおむしハウスの高速回転跳ね球》 © チームラボ
「高速回転跳ね球」は、人が踏むと、飛び跳ねることができる球体。球体は、高速に回転しているが、人々が近づくと、回転が止まり、踏みやすくなる。
人々が球体を踏むと、球体は輝く。同じ色の球体を連続して踏むと、球体の中が弾けて空間に広がり、さらに連続して踏むと、あおむしが生まれる。最後まで連続して同じ色の球体を跳び続けると、空間のその色の球体が全て弾け、たくさんのあおむしが生まれる。
チームラボボーダレスは、チームラボの境界のないアート群による「地図のないミュージアム」です。オープンに向けてチームラボは多数の大規模な作品を制作中で、この度、超巨大な創造的運動空間「運動の森」と、共創(共同的な創造性)のための教育的なプロジェクト「学ぶ!未来の遊園地」の作品群を新たに公開します。
チームラボ《Untitled》 © チームラボ
「運動の森」は、「身体で世界を捉え、世界を立体的に考える」をコンセプトに空間認識能力を鍛える新しい「創造的運動空間」です。来場者は、複雑で立体的な空間で、強い身体性を伴って、身体ごとインタラクティブな世界に没入します。
“人間は身体で世界を捉え、身体で考えている。複雑で立体的な世界を自らの身体で探索するとき、人は、世界を身体によって立体的に捉え、思考は立体的になっていく。僕らはそのように考えています。「身体による立体的思考、高次元的思考」を高めてほしい、そのように考えて、「運動の森」というプロジェクトをはじめたのです。
空間認識能力は、イノベーションやクリエイティビティと相関関係があると言われています。僕は地方の田舎で育ち、裏山で遊んでいましたが、現在の社会や学校では、身体は固定されてしまっている。都市は本やテレビ、スマートフォンの画面など平面情報に囲まれすぎていると思います。なので過度に身体を要求するような立体的な場をつくりました。身体でアートを知覚していく場です。”
ー チームラボ代表 猪子寿之
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「運動の森」コンセプト詳細:
身体による立体的思考
学校では、身体を固定されている
学校のテストでは、「席に座って一人で静かに」受けさせられます。このことに象徴されるように、これまでの知は、身体を固定して、情報量を限定した状態で脳を動かすことでした。「1+1=」という問題があったとして、その情報量は数バイトです。
つまり、身体を捨てている状態で、言語や数字という、情報量で言うと極めて少ない情報を脳で処理している状態を「知」と呼び、学校で訓練されてきたのです。ところが、ぱっと自分の周りを直接見渡したならば、世界は、圧倒的な情報量でできているのです。
人間や世界に関わっていく力
社会性、そしてリーダーシップやコミュニケーション能力、もしくは「空気を読む力」や「人に好かれる力」など様々な言葉がありますが、どれも、人間や世界に関わっていく力です。
そのような力は、周りにいる人々の表情や態度、周りを見渡した状況など、空間における刻々と変わる膨大な情報量を処理している非常に知的な活動です。
そしてそれは、学校での勉強のように、身体を固定して限定された極小の情報量に対して働かせる知性とはだいぶ違う知的な活動なのです。
人間は身体で世界を捉え、身体で考えている
人々が感動する物語を創ったり、話したりすること、それは、正しく文章を書く訓練をいくらしたところで、できるようにはならないでしょう。
自らの身体で世界を切り開いていく中で培われた経験から、その物語は紡ぎだされているのです。人間はもっと身体で世界を捉え、身体で考えているのです。
身体は巨大な情報ネットワーク
実際、脳が身体に指示しているだけではなく、身体は、体の中のあらゆる臓器や細胞が、ダイナミックな情報交換を繰り広げている、巨大な情報ネットワークであることがわかってきています。
例えば、身体を動かす筋肉や骨が、海馬(記憶や空間認識能力に関わる脳の部位)の発達や海馬へ記憶することの指示をしていることがわかってきているのです。
「空間認識能力」は「言語能力」や「数学力」に匹敵するほど重要
近年、物体同士の空間的な関係を理解し、記憶する能力である「空間認識能力」が「言語能力」や「数学力」に匹敵するほど重要だといわれています。空間認識能力はクリエイティビティやイノベーションにおいて主要な役割を果たしうるといわれているのです。
そして、「空間認識能力」に関係する海馬は、自らの身体によって多様で複雑な空間を探検し歩き回ることで発達することもわかってきています。
ネズミの実験では、多様で複雑な空間を探索したネズミの海馬は、そうではないネズミの4万倍も多くの神経細胞を持ち、海馬の体積を15%増加させ、高い空間認識能力を持つのです。
しかし、現代の子供は外で自由に遊べていません。ある調査によると、1981年から1997年の間に米国の子供が自由に遊ぶ時間は25%も減少しているのです。※
※米国の科学雑誌「ノーティラス」For Kids, Learning Is Moving
立体的思考、高次元的思考
空間認識能力とは、空間だけの話ではないのです。それは、立体的に世界を捉えたり、物事を立体的に考える能力に繋がっていくものだと考えています。僕らは、それを「立体的思考」、そして、さらに高次元で考えることを「高次元的思考」と呼んでいます。
卵の黄身は、卵の殻を割らずに取り出すことができる
卵の殻を割らずに、卵の黄身を取り出すことができるでしょうか? 卵を割らずに黄身を取り出すことができないと考えてしまいます。
それは我々が3次元で考えているからです。でも、4次元で考えれば、卵を割らずに黄身を取り出すことができます。3次元空間にいる僕らにはあまり想像ができませんね。
難しいので、今度は、目玉焼きを2次元な平面なものとして、目玉焼きで考えてみましょう。我々が存在する3次元の世界では、目玉焼きの黄身を、上から取ればいいので、白身を壊さず簡単に黄身を取り出すことができます。
しかし、2次元の平面世界では、空間はなく、我々は目玉焼きと同じ平面にいることになります。そのため、目玉焼きの黄身を取り出すためには、目玉焼きと同じ平面を通らないといけないので、白身を壊さないと絶対に黄身を取ることはできません。
そのように平面的に考えることと、立体的に考えることは、言葉通り、次元が違うのです。次元が違うということは、モノの見方や考え方、そして解決方法が全く違うということです。
都市は平面に囲まれ、紙や本、テレビやスマートフォンも平面
森や山など自然界には平面はなく、複雑で立体的です。人間は身体によって立体的な空間を認識していたのです。しかし、都市には平面しかありません。そして、紙や本、テレビやスマートフォンも平面です。
知らず知らずに身体を捨て、頭だけで世界を平面的に認識しているのです。
世界を平面で認識していると、思考は平面的になります。
例えば、あなたが働いている会社に組織図という「図」があるならば、あなたの組織は平面的であり、組織には、当たり前のように、平面的な思考が蔓延しているのです。
身体による立体的思考
人間は身体で世界を捉え、身体で考えている。複雑で立体的な世界を自らの身体で探索するとき、人は、世界を身体によって立体的に捉え、思考は立体的になっていく。僕らはそのように考えています。
「身体による立体的思考、高次元的思考」を高めてほしい、そのように考えて、
「チームラボアスレチックス 運動の森」というプロジェクトをはじめたのです。
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一方で、「学ぶ!未来の遊園地」は、共同的な創造性、共創(きょうそう)をコンセプトにした教育的なプロジェクトであり、他者と共に自由に世界を創造することを楽しむ「遊園地」です。
人々が、他者と共に自ら何かを創ることによって、一つの作品ができていきます。そして、人々が新たに創り続けることによって作品世界は延々と変わっていきます。
「学ぶ!未来の遊園地」コンセプト詳細:
共創(きょうそう) / Co-Creation
共同で創造する
今の仕事はなくなる
現状ある多くの仕事は機械によって代行されていくと考えられています。今の子どもたちは、30年後、私たちが想像もつかない仕事に就いていることでしょう。これからの社会では、人間にしかできないこと、つまり共同的な創造性が最も大事なことの1つになっていくと考えています。
現状の教育は、正解がひとつだけ
人間は本来、創造的です。しかし、現状の教育では、正解がひとつだけで、他はすべて不正解という問題の訓練ばかりです。逆に、自由な発想や他人と違った行動は、まちがったものとして矯正されます。それによって、無自覚に間違えを恐れ、本来の創造性を失っていっていくのです。
実際の社会に出ると、正解がひとつだけで、他はすべて不正解だという問題なんてありません。そして10年前の正解が、今不正解になっていきます。他人が喜ぶ新たな解答を創り出すことによって、新たな正解が生まれていくのです。
創造性こそが、正解も不正解もない問題を乗り越えていくのです。
個人になっている
そして、現状、テストは個人で受け、個人の能力で評価されます。知らずに、個人主義を徹底的に叩き込まれているのです。さらに、現代の多くの人々は、スマートフォンに夢中になっています。身体は徹底した個人になってしまっていて、共同性を育む機会が減っているのです。
人間は、自由な他者と共に、身体を動かしながら身体でものを考えています。そして、人間は、他者と共に創造的な活動によって、この世界を創ってきたのです。
共創を楽しむ体験
チームラボのアートのコンセプトの1つ「Relationships Among People: 人々の関係性を変化させ、他者の存在をポジティブな存在に変える」可能性にフォーカスを当てて、往々にして個人的になりがちな創造的な活動を、他者と互いに自由なまま、共創的な活動に変えることができるのではないかと考えています。
共創を楽しむ体験によって、日々をより共創的なものへ変えていけるのではないか、
そのような思いから「学ぶ!未来の遊園地」というプロジェクトは生まれました。
チームラボ《Untitled》 © チームラボ
ゆっくりと浮上したり沈んだりし続ける、巨大な卵型のOvoid群。人が叩くなど衝撃を受けると、色を変化させ、色特有の音色を響かせる。その周辺のOvoidも次々に呼応し、同じ色を輝かせ同じ音色を響かせ、連続していく。
チームラボ《Untitled》 © チームラボ
マルチジャンピング宇宙
teamLab, 2022-, Interactive Digital Installation, Sound: DAISHI DANCE
チームラボ《マルチジャンピング宇宙》 © チームラボ
「マルチジャンピング」は、複数人が同時に飛び跳ねることができる伸縮する床。自分がいる場所が沈んだり、普段より高く飛び跳ねることができる。
人々が「マルチジャンピング」に乗ると足元が沈み、そこに時空のひずみができ、星くずが集まって星が生まれる。星の上で飛び跳ねると、星は動きはじめる。移動する星を追いかけて、星の上で飛び跳ね続けると、星は成長していく。
飛んでくる彗星が星の上に来た時、彗星を踏むと、爆発して星は大きく成長する。星は一生を終えると星くずになり、新しい星の源になっていく。
非常に大きく成長した星はブラックホールになり、周りの星屑と星を吸い込んでしまう。
チームラボ《マルチジャンピング宇宙》 © チームラボ
つぶつぶの地層のふわふわな地形 - A Whole Year per Year
teamLab, 2020-, Interactive Digital Installation, Sound: teamLab
チームラボ《つぶつぶの地層のふわふわな地形 - A Whole Year per Year》 © チームラボ
「ふわふわな地形」は、非常に柔らかい立体的な坂。様々な光の粒が、地形に沿って高いところから低いところへと流れていき、地層模様を描くかのように重なっていく。
人がいる場所は沈むので、光の粒は、沈んだ場所に集まってくる。歩くと、粒は弾けて混ざり、地層模様が変化していく。光の粒は、現実の時間の流れの中で、季節に合わせて移り変わっていく。
チームラボ《つぶつぶの地層のふわふわな地形 - A Whole Year per Year》 © チームラボ
イロトリドリの群れの中のエアリアルクライミング
teamLab, 2018-, Interactive Digital Installation, Sound: teamLab
チームラボ《イロトリドリの群れの中のエアリアルクライミング》 © チームラボ
「エアリアルクライミング」は、ロープで吊られた棒が、空中に立体的に浮かんでいる空間。人々は、落ちないように、その棒を使って空中を立体的に渡っていく。棒は連結されているため、他の人による棒の動きが、自分が乗っている棒に影響を与える。
選択するルートによって棒の組み方が違い、さまざまな棒の連結のされ方によって、それぞれ違った体験となる。
さまざまな色の棒は、人が乗ると強く輝き、棒の色特有の音色が響きはじめる。多くの人がさまざまな色の棒に乗ることで、音色は重なっていく。
空間には、群鳥が自由無礙に飛び回っている。鳥は、人の近くを飛ぶ時、人が乗っている棒の色を取って、その色に変化する。
学ぶ!未来の遊園地
つながる!積み木のまち
teamLab, 2016-, Interactive Digital Installation, Wooden blocks, Sound: Hideaki Takahashi
チームラボ《つながる!積み木のまち》 © チームラボ
積み木を置いて、列車や車など、いろんな乗り物が走る街を作る。同じ種類の積み木は繋がって、乗り物が走りだす。積み木がたくさんうまく繋がると、乗り物は進化していく。
スケッチオーシャン
teamLab, 2020-, Interactive Digital Installation, Sound: Hideaki Takahashi
チームラボ《スケッチオーシャン》 © チームラボ
この海は、みんなが描いた魚たちが泳ぐ海。
紙に自由に魚の絵を描くと、描いた絵に命が吹き込まれ、目の前の海でみんなが描いた魚と共に泳ぎだす。泳いでいる魚は触れることもでき、触れられた魚は、いっせいに逃げだす。エサ袋に触ることによって、魚にエサをあげることもできる。
魚たちは部屋を出て、他の作品の境界を越えてミュージアムの中を泳ぎ始める。中でも、マグロは、ミュージアムの物理空間を超えて、世界の他の場所で行われている展覧会の《スケッチオーシャン》や《世界とつながったお絵かき水族館》の海まで泳いでいく。
また、世界の他の場所で今描かれたマグロが、目の前の《スケッチオーシャン》の海の中に泳いで来ることもある。
チームラボ《スケッチオーシャン》 © チームラボ
こびとが住まう宇宙の窓
teamLab, 2022, Interactive Digital Installation, Sound: teamLab
チームラボ《こびとが住まう宇宙の窓》 © チームラボ
この窓は、こびとが住んでいる宇宙の窓。
光のペンで線を描いたり、光のスタンプを押したりして、絵を描ける。描かれた線は、色ごとに不思議な力を持っていて、こびとたちの世界に影響を与える。
押されたスタンプは、こびとたちの世界に出現して、動き出す。黄色の線は、こびとを強く跳ね返し、こびとは飛んでいく。青色の線は、こびとをどんどん加速させ、こびとは速くなっていく。
周りの人と一緒に、大きな絵を描いたり、たくさんのスタンプを押して、こびとたちの世界に新たな世界を描いて様々な力を与えると、こびとたちはより果敢に遊びはじめる。
チームラボ《こびとが住まう宇宙の窓》 © チームラボ
こびとが住まう奏でる壁
teamLab, 2017-, Interactive Digital Installation, Sound: teamLab
チームラボ《こびとが住まう奏でる壁》 © チームラボ
この壁は、こびとたちが住んでいる奏でる壁。
こびとたちは壁の中を走り回っていて、こちらには気づかない。しかし、キノコや羊小屋、長い氷の棒などいろいろな形のスタンプを壁にくっつけると、スタンプが、こびとたちの世界に出現する。
こびとたちはそれらに気が付いて、飛び乗ってくる。スタンプの種類によって、こびとたちはすべったり、ジャンプしたり、よじ登ったりする。スタンプを外すと、こびとの世界に出現したスタンプがこびとの世界にしばらく残る。
様々な種類のスタンプをくっつけていくことで、こびとたちは大喜びで遊ぶ。
壁の上からは、ニコニコの種が落ちてくる。ニコニコの種がスタンプに当たると、スタンプの種類によって、いろいろな音色を奏でる。そしてスタンプの出現した壁の高さによって、その音色は音の高さが変わる。様々なスタンプによって、壁は音楽を奏ではじめる。
チームラボ《こびとが住まう奏でる壁》 © チームラボ
こびとが住まうテーブル
teamLab, 2013-, Interactive Digital Installation
チームラボ《こびとが住まうテーブル》 © チームラボ
このテーブルは、こびとたちが住んでいるテーブル。
こびとたちはテーブルの中で走り回っていて、こちらには気づかない。しかし、テーブルの上に手を置いたり、物を置いたりすると、こびとたちは気づいて、飛び乗ってくる。
置く物の形によって、こびとたちはすべったり、ジャンプしたり、よじ登ったりする。たくさんの物を置くことで、こびとたちは大喜びで遊ぶ。
チームラボボーダレス
チームラボ《Untitled》 © チームラボ
チームラボボーダレスは、チームラボの境界のないアート群による「地図のないミュージアム」です。アートは、部屋から出て移動し、他の作品と関係し影響を受け合い、他の作品との境界線がなく、時には混ざり合います。
チームラボボーダレスは、そのような作品群による境界なく連続する1つの世界です。
人々は、境界のないアートに身体ごと没入し、「境界なく連続する1つの世界の中で、
さまよい、探索し、発見する」のです。
中東初となるチームラボボーダレスは、「Borderless World(ボーダレスワールド)」「運動の森」「学ぶ!未来の遊園地」「ランプの森」「EN TEA HOUSE - 幻花亭」によって構成され、独立しながらも複雑に関係し合う約80の作品群を展示します。
チームラボ《憑依する炎:闇で生まれ闇で消える》 © チームラボ
紀元前にまで遡る文明の痕跡のある歴史都市ジッダ。延床面積約10,000平方メートルに及ぶチームラボボーダレス ジッダは、ユネスコ世界文化遺産 ジッダ歴史地区 を見渡すアルバイン・ラグーンのほとりに常設されます。
紅海沿岸の都市ジッダに位置するチームラボボーダレス ジッダは、ユネスコ世界文化遺産
ジッダ歴史地区 を見渡すアルバイン・ラグーンのほとりに常設される。
©︎ JHD Photography
鎹八咫烏 記
石川県 いしかわ観光特使
伊勢「斎宮」明和町観光大使
協力(順不同・敬称略)
チームラボ株式会社 東京都千代田区神田小川町2-12 小川町進興ビル 受付 6階
紅山子(こうざんし)
※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。
アーカイブ リンク記事をご覧ください。
森ビル株式会社とチームラボが共同で運営する「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless」の開業日が、2018 年 6 月 21 日(木)に決定いたしました。
「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderles」は、世界初のデジタルアートミュージ アムであり、チームラボのフラッグシップ施設となります。施設面積 10,000 ㎡という圧倒的な広さをもった巨大 施設は、5 つの空間で構成され、世界初公開作品を含む約 40 作品を展示します。
“Borderless”のコンセプトのもとに、展示作品は他の作品との境界がなく、部屋から出て通路を移動しはじめ、 他の作品とコミュニケーションし、時に融合します。また、作品と鑑賞者との境界もないため、人々はこの世界に没入し、さらには、自分と他者との境界すら連続的なものになっていくでしょう。
境界のないアートでできた本施設は、自らの身体を使って探索しながら、他者と共に新しい体験を創り出していく、世界に類を見ない全く新 しい世界となります。
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG TOKIO 2020「 世界に類を見ない空間、全く新しい世界! MORI Building DIGITAL ART MUSEUM :EPSON teamLab Borderless 」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/4333469
ドナルド・ジョン・トランプ米国大統領『令和』初の国賓として来日
天皇陛下のおことば
国賓 アメリカ合衆国大統領閣下及び同令夫人のための宮中晩餐
令和元年5月27日(月)(宮殿)
この度,アメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプ閣下が,令夫人と共に,我が国を再び御訪問になりましたことを心から歓迎いたします。
特に,私が皇位を継承してから最初の国賓として,今宵こよい,大統領御夫妻を晩餐会の席にお迎えすることができ,嬉うれしく思います。
我が国が,鎖国を終えて国際社会に足を踏み出したのは,今から165年前の1854年に,貴国との間で日米和親条約を締結したことに始まります。それ以来,日米両国とその国民は,様々な困難を乗り越え,相互理解と信頼を育み,今や太平洋を隔てて接する極めて親しい隣国として,強い友情の絆きずなで結ばれております。特に近年,両国の関係が,政治や経済にとどまらず,芸術,文化,スポーツ,最先端技術など,幅広い分野で深みを増していることを,喜ばしく思います。また,日米両国が困難な時に互いに助け合える関係にあることは大変心強く,取り分け,8年前の東日本大震災の折に,2万人を超える貴国軍人が参加した「トモダチ作戦」を始め,貴国政府と貴国国民から,格別の温かい支援を頂いたことを,私たちは決して忘れることはないでしょう。
貴国と皇室との交流の歴史にも,また特別なものがあります。私の祖父である昭和天皇は,香淳皇后と御一緒に,1971年,御即位後初めての外国御訪問の途次に立ち寄られたアラスカにおいて,ニクソン大統領御夫妻より,そして,1975年に御訪米をされた折には,フォード大統領御夫妻より,それぞれ歓迎を頂きました。また,私の両親である上皇上皇后両陛下も,皇太子時代の1960年に初めて貴国を公式訪問された折には,アイゼンハワー大統領御夫妻始めの歓待を受けられたほか,御即位後の1994年には,国賓として,クリントン大統領御夫妻をはじめ貴国の国民から手厚くおもてなしいただいたと伺っています。
私自身の貴国との最初の思い出は,1970年の大阪万博であり,当時私は10歳でしたが,月の石を間近に見たことや,チャールズ・リンドバーグ飛行士(※1)に,水上飛行機シリウス号(※2)の操縦席に乗せていただいたことを,今でも鮮明に覚えています。その後,1985年に,英国留学の帰途,貴国を初めて長期に訪れた折には,レーガン大統領から温かくお迎えいただきました。マンハッタンの摩天楼,サンフランシスコやニューオリンズの街並み,グランドキャニオンの威容など,都市や自然のスケールの大きさと多様性に強い印象を受けたことが懐かしく思い起こされます。皇后も,幼少の時期をニューヨークで,また,高校,大学時代をボストン郊外で過ごしており,私どもは貴国に対し,懐かしさと共に,特別の親しみを感じています。
トランプ大統領御夫妻が,前回の御訪問の折にお会いになった上皇陛下は,天皇として御在位中,平和を心から願われ,上皇后陛下と御一緒に,戦争の犠牲者の慰霊を続けられるとともに,国際親善に努められました。今日の日米関係が,多くの人々の犠牲と献身的な努力の上に築かれていることを常に胸に刻みつつ,両国の国民が,これからも協力の幅を一層広げながら,揺るぎない絆きずなを更に深め,希望にあふれる将来に向けて,世界の平和と繁栄に貢献していくことを切に願っております。
日本は,今,緑の美しい季節を迎えています。大統領御夫妻の今回の御滞在が,楽しく,実り多いものとなることを願うとともに,お二方の御健勝,そして,アメリカ合衆国の繁栄と貴国国民の幸せを祈り,杯を挙げたく思います。
(※1)チャールズ・A・リンドバーグ飛行士(米国人)は,1927年に,「スピリット・オブ・セントルイス」号と名付けた単葉単発単席のプロペラ機で,世界で初めて大西洋横断単独無着陸飛行に成功したことで知られています。
(※2)水上飛行機「シリウス」号は,リンドバーグ飛行士が,1931年に北太平洋航路の調査のため,ニューヨークから日本を経て中国まで飛行した際に使用したもの。1970年の大阪万博の折に展示されました。
Remarks by His Majesty the Emperor at the State Banquet in Honour of the Honorable Donald J. Trump, President of the United States of America, and First Lady, Mrs. Melania Trump (May 27, 2019)
I wish to extend a heartfelt welcome to the Honorable Donald Trump, President of the United States of America, and First Lady, Mrs. Melania Trump, on this occasion of your second visit to Japan.
It is my great pleasure to be able to welcome the Honorable President Trump and Mrs. Trump to this banquet tonight as the first State Guests since I acceded to the Throne.
Japan set foot in the international community, ending its policy of national seclusion 165 years ago. It all began with the signing of the Treaty of Peace and Amity between Japan and your country in 1854. Since then, our two countries and our peoples have overcome various challenges and have fostered mutual understanding and trust. Today, we are connected by the strong ties of friendship as two extremely close neighboring countries spanning the Pacific. I am delighted to know that, especially in recent years, our bilateral relations have increasingly deepened in a wide range of areas, encompassing not only politics and economics but also the arts, culture, sports, state-of-the-art technologies, and more. I feel a great sense of reassurance as I see Japan and the United States sharing a relationship marked by willingness to assist each other in times of difficulty. Before everything else, we in Japan will never forget the exceptionally warm support received from the government and people of your country in the wake of the Great East Japan Earthquake that took place eight years ago, including Operation Tomodachi in which over 20,000 members of your military personnel participated.
There is also something special in the history of exchange between your country and the Imperial Family. My grandfather, His Majesty Emperor Showa, together with Her Majesty Empress Kojun, stopped over in Alaska in 1971 during their first overseas visit after the Emperor had acceded to the Throne. There, they received a warm welcome from President Nixon and the First Lady. In 1975, President Ford and the First Lady gave them a grand welcome upon their visit to your country. Furthermore, when my parents, Their Majesties the Emperor Emeritus and Empress Emerita, paid their first official visit to your country in 1960 as Crown Prince and Crown Princess, they were accorded a generous reception from President Eisenhower and the First Lady. They also received kind hospitality of President Clinton and the First Lady as well as many people in your country when they made a state visit as the Emperor and Empress in 1994.
My own memories with your country begin with Expo ’70 in Osaka when I was ten years old. Even now, I vividly recall seeing the moon rock up close and being escorted by Mr. Charles Lindbergh,*1 an American aviator, to the cockpit of the sea plane, the Sirius*2. Later in 1985, on my return from studies in the United Kingdom, I paid my first longer visit to your country and was warmly welcomed by President Reagan. I fondly reminisce about the awe I felt by the immense scale and diversity of your cities and nature, including the skyscrapers in Manhattan, the scenes of the streets of San Francisco and New Orleans, and the majestic of Grand Canyon. The Empress also spent her childhood in New York, and attended high school and college in the Boston area. We both feel a sense of nostalgia and distinct closeness to your country.
His Majesty the Emperor Emeritus, whom the Honorable President Trump and Mrs. Trump met during their last visit, always prayed sincerely for peace and repeatedly paid his respects at memorials dedicated to those who lost their lives during the war, and strove to foster international goodwill, while on the Throne as Emperor, together with Her Majesty the Empress Emerita. I sincerely hope that, while always taking it to heart that the current Japan-U.S. relations are built upon the sacrifices and dedicated efforts made by so many people, the peoples of our two countries will continue to contribute to peace and prosperity in the world to bring about a future filled with hope, all the while further expanding the scope of our cooperation and deepening our unwavering bond.
Japan is now enjoying the beauty of its green season. I would like to express my sincere wishes that this stay in Japan by the Honorable President Trump and Mrs. Trump will be one that is enjoyable and fruitful, and now, I propose a toast to your good health, to the prosperity of the United States, and to the happiness of the people of your country.
*1 Aviator Charles A. Lindbergh, a U.S. national, is known for becoming the first aviator in the world to successfully make a solo nonstop flight across the Atlantic Ocean on a single-engine, single-seat propeller monoplane named “Spirit of St. Louis” in 1927.
*2 The sea plane, the Sirius, was used by Lindbergh when he flew from New York, transiting Japan, to China for surveying North Pacific routes in 1931. It was exhibited at Expo ’70 in Osaka.
安倍総理大臣夫人とメラニア米国大統領夫人の
森ビル デジタル アート ミュージアムの視察
5月26日,安倍昭恵内閣総理大臣夫人は,国賓として訪日中のメラニア・トランプ米国大統領夫人(Mrs. Melania Trump, First Lady of the United States of America)とともに,お台場にある森ビル デジタル アート ミュージアムを視察しました。森佳子森美術館理事長の挨拶を受け,杉山洋子駐米日本大使夫人およびハガティ駐日米国大使夫人も参加しました。
[参考]
(1)森ビル デジタル アート ミュージアム
森ビルとチームラボが共同で運営する「ミュージアム」は,1万m2の境界なくつながっていく世界と季節の移ろいを体験できる“地図のないミュージアム”。2018年6月オープン。
(2)オリンピック・ホスト・タウン
2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催に向け,世田谷区はアメリカのホストタウンとして,さまざまな交流を行っています。
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG-3 TOKIO 2020 「 『令和』 5月1日に御即位の新天皇陛下は慶祝訪日したトランプ米国大統領御夫妻を 初の国賓としてお迎えに 」
https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/6334494
チームラボがアブダビに新設する、巨大アート空間
teamLab Phenomena Abu Dhabi は、ルーヴル・アブダビ、グッゲンハイム・アブダビなどがあるアブダビ文化中心地に、2024年竣工予定 © DCT Abu Dhabi
同プロジェクトは、チームラボの新たなコンセプト「Environmental Phenomena」(環境現象)をテーマにした作品群による、全く新しいアート体験です。延床面積1万7000平米、天井高最大20メートルの巨大空間で、このたび建設の25%が完了しました。
teamLab Phenomena Abu Dhabi が位置するのは、ルーヴル・アブダビやグッゲンハイム・アブダビ(2025年完成予定)などが並ぶ、アブダビの文化中心地であるサディヤット文化地区。竣工は2024年を予定しています。
teamLab Phenomena Abu Dhabi は、新しい作品を含む、チームラボの大規模な作品群で構成されます。空間は人々の参加や行動によって有機的に変化し、来場者は変化していく世界へ没入し、身体で体験していきます。
teamLab Phenomena の最大の特徴は、環境と、それによって生み出される様々な現象にあります。環境が現象を生み、環境がその現象の構造を安定させ、安定した現象が作品の存在をつくる——。石ころや、これまで人間がつくってきた、それ自体で安定的な構造をもつものとは異なり、teamLab Phenomena の作品は作品自体では存在せず、環境がつくる現象によってその存在がつくられています。
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG-6 TOKIO 2020チームラボがアブダビに新設する、1万7000平米・高さ20メートルの巨大アート空間「teamLab Phenomena Abu Dhabi」の建設が25%完了
https://tokyo2020-6.themedia.jp/posts/39889500/
チームラボプラネッツ(東京・豊洲)
1年間の花々が刻々と変化しながら咲いていきます・・・
チームラボ《Floating in the Falling Universe of Flowers》©チームラボ
東京・豊洲の「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」(以降、チームラボプラネッツ)では、この春、2 つの巨大空間に桜が咲き渡ります。
1 年間の花々が刻々と変化しながら咲いては散る作品《Floating in the Falling Universe of Flowers》には、空間いっぱいに桜が咲き誇り、また、来場者が裸足になって水の中を歩く作品《人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング》では、水面に泳ぐ鯉が人々にぶつかると、桜となって散っていきます。
桜が見られるのは、2024 年 3 月 1 日(金)から 4 月 30 日(火)まで。
また、Google が発表した、2023 年の年間検索ランキング「Year in Search 2023」において、チームラボプラネッツが「世界で最も人気のある美術館・博物館」(*1)トップ 5 にランクインしました。
世界を対象に 2023 年に Google マップ上で最も検索された美術館・博物館をランキングしたもので、100年以上の歴史ある美術館や博物館も並ぶなか、日本からは、唯一チームラボプラネッツがランクインしています。
更に、2023 年 12 月に発表された「インバウンド人気観光地ランキング全国編」(*2)では、チームラボプラネッツが全国 1 位を獲得しました。
本ランキングは、国内最大級のインバウンド情報メディア:訪日ラボが選出した、全国 47 都道府県の観光名所 4,700 箇所の Google マップに公開されているクチコミ評価を独自の視点から集計したものです。