PNFとは?
人には潜在能力が存在しています。
その潜在能力を引き出す事が出来るのが
PNFテクニックです。
☆PNFの定義
◯Proprioceptive 固有受容性感覚器
身体の至るところにある感覚受容器が刺激を受けることを意味します。
感覚受容器は、皮膚・体内器官・筋・腱・関節・前庭器官・また視覚・聴覚などにも存在します。視覚や聴覚なども感覚受容器の一種です。
◯Neuromuscular 神経筋
心身の伝達機能である神経や身体を動かす筋に関係することです。
◯Facilitation 促通
動作または機能を遂行することが容易になることです。つまり刺激に対して対応しやすくなることです。
☆PNFの仕組み
遠心性神経…脳から各器官への神経の流れ(運動神経)
求心性神経…各器官から脳への神経の流れ(感覚神経)
PNFでは運動神経と感覚神経の2つを用いています。
「遠心性」「求心性」とは、神経の流れる方向性のことをあらわしています。例えば、あなたが腕を曲げようとする場合、脳から「腕を曲げろ」と、腕の筋肉に対して神経を通して指令を送ります。すると、その指令に従って筋肉が反応し、腕が曲がります。この遠心性の神経の流れが、いわゆる運動神経(一方通行)です。
*脳→筋肉(運動神経)
一方、PNFでは「求心性」の神経が先に働きます。腕を曲げようとするとき、あなたが腕を動かす前に手首にそっと抵抗をかけます。このときあなたの脳には、触れられた手の先からセラピストからかけられている抵抗の強さや力の方向などの情報が伝わっています。この求心性の神経が感覚神経です。それから、「(その抵抗に対して)腕を曲げろ」と脳からの指令が運動神経を通して筋肉へ送られます。よって、PNFで働く神経は「求心性」から「遠心性」へ流れている(二車線通行)と言えます。
*感覚神経→脳→運動神経がPNF
☆PNFテクニックとは?
この2つの神経の流れを活性化させるのがPNFテクニックです。
コンディショニング ストレッチ トレーニングをおこなう事によって
可動域の拡大効果がすぐに体感出来るものです。
今まで医療現場のリハビリテーションのテクニックとして脊椎怪我や骨折、脱臼による怪我、脳疾患や病気による動きに制限がある身体を回復させる為に活用されていましたが、今では医療現場だけでなくダイエットや美容、スポーツ選手のパフォーマンスの向上、怪我の予防や改善にまで用いられる様になりました。それら総てを得る事で怪我をしにくい身体 動かしやすい身体に作りかえて 更に神経の促通を得る事でコンディションを向上させパフォーマンスを最大限に発揮出来る身体を維持する事ができる事で生活の質の向上につなげることが出来ると考えられます。
参考動画はYOUTube:基礎講座PNFって何?