Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

G.O.Dの猛威に粘りきったEVIL&SANADAが二連覇を達成!飯伏は後藤からNEVER王座を奪取!

2018.12.09 15:00

12月9日 新日本プロレス「WORLD TAG LEAGUE 2018」 岩手・岩手産業文化センター アピオ 3658人満員


(試合内容は実況ツイートより)

<第1試合 20分1本勝負>

天山広吉 ○小島聡 永田裕志 中西学(8分57秒 体固め)真壁刀義 トーア・ヘナーレ ×吉田綾斗 海野翔太

※ラリアット


<第2試合 20分1本勝負>

鈴木みのる ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr. ○飯塚高史(10分6秒 反則勝ち)マイケル・エルガン ジェフ・コブ バレッタ ×チャッキーT


<第3試合 20分1本勝負>

○石井智宏 YOH SHO(11分11秒 片エビ固め)ザック・セイバーJr. エル・デスペラード ×金丸義信

※垂直落下式ブレーンバスター


<第4試合 30分1本勝負>

○内藤哲也 BUSHI 鷹木信悟(8分53秒 片エビ固め)ハングマン・ペイジ 高橋裕二郎 ×チェーズ・オーエンズ

※デスティーノ


<第5試合 30分1本勝負>

ジェイ・ホワイト ○バットラック・ファレ 石森太二(11分1秒 片エビ固め)オカダ・カズチカ ×矢野通 KUSHIDA 

※グラネード


<第6試合 30分1本勝負>

ケニー・オメガ ○マット・ジャクソン ニック・ジャクソン マーティ・スカル(11分11秒 片エビ固め)棚橋弘至 ジュース・ロビンソン デビット・フィンレー ×田口隆祐

※インディーテイカー


<第7試合  NEVER無差別級王座ナンバーワン・コンテンダーマッチ 60分1本勝負>

○ウィル・オスプレイ(17分0秒 片エビ固め)×タイチ

※ストームブレーカー


<第8試合 NEVER無差別級選手権試合  60分1本勝負>

【挑戦者】○飯伏幸太(16分53秒 片エビ固め)【第21代王者】×後藤洋央紀

※カミゴェ

☆後藤が初防衛に失敗、飯伏が第22代王者となる


<第9試合  WORLD TAG LEAGUE 2018 優勝決定戦 時間無制限1本勝負>

EVIL ○SANADA(27分1秒 体固め)×タマ・トンガ タンガ・ロア

※ラウディングボディープレス

☆EVIL&SANADAが WORLD TAG LEAGUE 2018を達成。


 優勝決定戦を迎えたWORLD TAG LEAGUE 2018、進出したのは二連覇を狙うEVIL&SANADAと3年連続進出し、三度目の正直を狙うG.D.O。両軍入場するが、EVILが背中を向けると邪道が竹刀で一撃して試合開始、早くも場外戦となるが、タンガはEVILに場外ボディースラムで叩きつけ、リングに戻るとG.O.Dは孤立したSANADAを捕らえ先手を奪う。

 長時間捕まったSANADAは連係を狙うG.O.Dをまとめてドロップキックを放ってEVILに交代、EVILは邪道もろとも攻め、ランニングネックブリーカー&ブルドッキングヘッドロック、タンガにセントーンと猛反撃するが、EVILのフィッシャーマンズバスター狙いはタンガがブレーンバスターで投げ返し、串刺しラリアット、トップコーナーから雪崩式ブレーンバスターを喰らい、タンガはエイプシット狙う。

 しかしEVILが逃れ、SANADAが入って連係からラリアットを放って流れが変わったかに見えたが、勝負を焦ったのかEVIL&SANADAはマジックキラーを狙いは、タマがスピアーでカットし、EVILが邪道に気を取られるとG.ODが連係からタマがリバースガンスタンを決め、場外に逃れたEVILに邪道がまた竹刀で一撃、SANADAもタンガの鉄柵攻撃を喰らってしまい、またG.O.Dの流れに変わってしまう。

 リングに戻るとG.ODが今度は連係でEVILを捕らえ合体トンガンツイストで追い詰めるが、タマのスーパーフライ、タンガがダイビングボディープレスの波状攻撃狙いはSANADAがタマを足止めし、タンガだけ投下もEVILがかわして自爆となってしまう。

 タマはスーパーフライを狙うがSANADAが阻止しEVILと共にダブルで雪崩式ブレーンバスターを狙うが、タンガが二人をパワーボムでタマごと叩きつけ、タマも雪崩式ブレーンバスターの形となって決まって大ダメージを負い、EVILはタンガとのラリアット合戦は相打ちも、対角線からラリアットを浴びせ、交代したSANADAはタマに連続リーブロックからドロップキック、場外の邪道、タンガ、タマと順にプランチャを連発と一気に盛り返す。

 リングに戻るとタマはSANADAに時間差ロープワークからドロップキックを放ち、串刺しを狙うが、迎撃したSANADAはムーンサルトアタックからSkull Endで捕獲。SANADAは突進もリング下のタンガが足をすくい、G.O.Dはパワーボム&ネックブリーカーの合体技からマジックキラーはSANADAが逃れるも、ガンスタン狙いはSANADAはオコーナーブリッジで切り返すと、キックアウトされたところで邪道が竹刀で一撃を加える。

 G.O.DははSANADAにマジックキラーを決め、EVILがカットもタンガはEVILにスピアーからG.O,Dが連係で排除、そして勝負と見てSANADAにスーパーパワーボムを狙うが、SANADAが雪崩式フランケンシュタイナーで切り返し、そこでEVILが戻ってタマにスピンキックを浴びせるとタマにマジックキラを狙うが、蹴って阻止したタマはSANADAとレフェリーを交錯させる。

 無法地帯となったリングに邪道が乱入するが、EVIL&SANADAはマジックキラーで排除すると、SANADAはタマにアサイDDT式Skull Endで捕獲、タンガがカットに入るが、EVILがEVILでタンガKOしてを排除する。

 EVIL&SANADAはEVILにガンスタンを狙うタマにマジックキラーを決めると、EVILがダークネスフォールズからSANADAがラウディングボディープレスで3カウントを奪い WORLD TAG LEAGUE 2018 を優勝2連覇を達成した。

 試合後にはEVIL&SANADAがG.O.Dの保持するIWGPタッグ王座をかけての再戦を要求したところで、前王者のヤングバックスが現れ、前王者の権利を行使してG.O.Dに再戦を要求、これを受けてEVILが3WAYでの選手権を要求した。

 試合後はEVILとSANADAが互いに感謝の言葉を述べ、SANADAが「シー・ユー・ネクストタイム!」でWORLD TAG LEAGUE 2018を締めくくった。

 試合内容に関してはG.O.Dは邪道、外道が加わってからレベルアップしている。インサイドワークに長けるだけでなくペースを崩さない試合運びも、昨年とは違っている。これはBULLET CLUB OG全体にいえる事だが、邪道と外道がプロデュースするようになってからはチームのレベルは間違いなく上がっている。だが最終的にはEVILとSANADAが粘りに粘った末勝った、SANADAもシングルプレーヤーとしても飛躍し、EVILも余裕だけでなく粘りも出てきた。EVILは11・3大阪でジェリコに敗れたが、決してその敗戦はマイナスではなかった。G.O.DやBULLET CLUB OGだけでなく、EVIL&SANADAも成長していることを示した試合だった。

 IWGPタッグ王座をかけての再戦の流れに、前王者の権利を行使したヤングバックスが割り込んだ。10・1ハリウッドでG,O,Dに敗れたときはマットの古傷の腰が負傷したのもあったが、前回の反省を生かしてか、今回は腰に負担をかけないように体重を絞りベストの状態になったタイミングでの挑戦表明となったようだ。


 第7試合ではNEVER無差別級王座ナンバーワン・コンテンダーマッチが行われ、11・3大阪で対戦する予定だったタイチvsオスプレイが実現、タイチがマイクスタンドで負傷している脇腹に一撃してから試合開始、オスプレイはリーブロックからモンキーホイップで反撃し、タイチはスライディングで場外へ逃れるが、追いかけたオスプレイが鉄柵を使ってのスワンダイブフォアアームを炸裂させる。

 リングに戻るとオスプレイはタイチをロープへ振ると、またスライディングで降りたタイチに高速トペスイシーダを発射、リングに戻ったオスプレイはスワンダイブを狙うがタイチがレフェリーをロープにぶつけて、バランスを崩したオスプレイは転落してしまう。

 場外戦でタイチがイスで脇腹を一撃、鉄柵を使ってスタンガンと脇腹を攻め、オスプレイは何とかリングに戻るが、ペースを掴めないオスプレイにタイチは脇腹のキチンシンクからコブラツイストで捕獲しつつ脇腹のバンテージをはがし、ギブアップを迫る。

 オスプレイは打撃で反撃しハンドスプリングコークスクリューキックを炸裂させると、ハイキックからトップロープ越えの619、スワンダイブフォアアームと一気に流れを変えるが、勝負を狙ったストームブレーカーを狙いは脇腹の痛みで上がらず、タイチは串刺しジャンピングハイキックで反撃し、オスプレイはマウスもタイチはジャンピングハイキックで応戦する。

 タイチのローキックに対しオスプレイはエルボーで連打、タイチは脇腹にミドルキックからローキックとなって川田利明モードへと突入、タイチは脇腹にスピンキックから側頭部へキック、ロングタイツを脱いで天翔十字鳳を狙うと、スーパーキックで迎撃したオスプレイはリバースブラディーサンデー、シューティングスタープレスはタイチが剣山からタイチ式外道クラッチで丸め込み、カウント2!タイチはアックスボンバーからタイチ式ラストライド狙いはオスプレイが堪え、ステップキックからラストライドを狙う。

 不時着したオスプレイはオスカッターもタイチは堪えてラストライド、着地したオスプレイはロビンソンスペシャルからオスカッターは。また堪えたタイチがデンジャラスバックドロップからラストライドを決め、タイチはブラックメフィストで勝負を狙う。

 しかしオスプレイがカナディアンデストロイで切り返し、再度のストームブレーカー狙いはタイチが不時着してソバットから突進はオスプレイがフラムフライで切り返し、最後は見えない角度からスーパーキック、ストームブレーカーで3カウントを奪い、挑戦権を獲得。試合もマイクスタンドの攻撃以外は急所蹴りもなくタイチはほとんど正攻法で攻めた試合、今年のタイチはシングルプレーヤーとしても飛躍が試合に出ていたが、肝心の結果が出なかったのは残念、また11・3大阪では本当に見たかったと感じさせた試合だった。

 NEVER無差別級選手権は、後藤が手を差し伸べて飯伏と握手も 離さない後藤はいきなり牛殺しを狙い、飯伏は逃れてヒップトスからサッカーボールキック、後藤はショルダーから突進は飯伏がミドルキック、串刺しを狙う後藤をかわしてフランケンシュタイナーから場外へ出してバミューダトライアングルを狙うが、エプロンに着地したところでリングに戻った後藤はロープ越しのラリアットを炸裂させる。

 リングに戻るとコーナーで踏みつけ、串刺しラリアットからコーナーにセットしてのネックブリーカー、ネックブリーカーからフェースロック、クルックヘッドシザースと首攻めでリードを奪い、飯伏はエルボーから突進も、迎撃した後藤は河津掛けからグランド卍で捕獲するなど、飯伏のパターンを読みきり、意外性の攻めで飯伏を揺さぶる。

 後藤の突進を飯伏はドロップキックで場外へ追いやり、バミューダトライアングルを発射、リングに戻ると飯伏はソバットコンポからミドルキック、その場飛びムーンサルトと流れを変えるが、ジャーマン狙いはバックの奪い合いとなるが、後藤が突然コーナーに叩きつけてからバックドロップで投げ、エルボー合戦では後藤が重みで勝ち、村正からダイビングエルボードロップは飯伏が阻止して雪崩式パイルドライバーを狙うと、阻止した後藤は雪崩式回天、ところが飯伏が着地する。

 ラリアット合戦は時間差ロープワークでのラリアットは相打ちとなるが、飯伏はブラジリアンハイキックからカミゴェを狙うとキャッチした後藤は牛殺しを決め、両者ダウン。後藤が先に起きてスリーパーで絞めあげるとGTRを狙うが飯伏がサムソンクラッチで丸め込むが、後藤がラ・マヒストラルで応戦し、飯伏のオーバーヘッドキックをキャッチして変化球技の後藤式で丸め込む。


 後藤はGTRを狙うが切り返した飯伏は槍投げを狙う、逃れた後藤はGTRを狙うが飯伏が後藤の後頭部に頭突きを浴びせ、クロスアーム式スープレックスは後藤はノーモーション頭突きで逃れるが、再度の頭突きは膝蹴りで迎撃した飯伏がカミゴェ式頭突きからカミゴェで3カウントを奪い王座を奪取、試合後は挑戦権を奪取したオスプレイが挑戦表明し、飯伏も握手で応えて受諾した。

 試合内容も、後藤が飯伏の動きを読むだけでなく、今までの引き出しまで含めて意外性で飯伏を揺さぶった、だが最終的には飯伏の方が意外性で若干上回ってしまった、後藤にしてみれば悔しいしあいだったと思う。

 挑戦者にはオスプレイとなったが、元々オスプレイは"イギリスの飯伏幸太”という触れ込みで2016年に初来日したが、飯伏は一旦新日本を離れており、シングルでは交わることがなかった。その二人がやっとシングルで交わる、これも注目の試合になるかもしれない。


 また第5試合ではファレがグラネードで矢野を破り、BULLET CLUB OGが勝利も、試合後も矢野にバットラックフォールを狙うファレに、放送席でゲスト解説を務めていた真壁が駆けつけ救出した。真壁と矢野はかつてG.B.Hとして組み、IWGPタッグ王座も奪取し、2007年度プロレス大賞 最優秀タッグ賞も受賞したが、翌年に矢野が中邑真輔と結託して真壁を裏切り、CHAOSを結成してからは敵対関係となっていた。

 真壁は本隊とCHAOSが連立していることに、矢野との関係があって納得していなかったが、皮肉にも真壁も矢野を救出してしまったことで、連立の流れに乗ってしまった。しかしCHAOSも中邑が去り、飯塚や裕二郎、邪道や外道も他のユニットへ移ったことで様変わりしてしまった。それを考えると過去のわだかまりを一旦棚上げにする時期に来たのかもしれない・・・