「稲と日本茶」
「稲と日本茶」
(稲とアガベ株式会社/秋田県男鹿市)
原材料:米、米麹、日本茶
精米歩合:90%
アルコール度:15%
税込価格:500㎖ 2,650円
●テイスティングコメント
マスカットのようなフルーティーさのある濃密で穏やかな香り。
その奥に静かにお茶の存在が感じられます。口に含むと、ピリピリとしたガス感が心地よく、グレープフルーツのようなビターさのある香味が広がります。
そこへ静かに続くお茶の濃さと深みのある苦み!木樽ゆえか、ほうじ茶のような香ばしさもわずかに感じられました。後半には米の旨味も効いて、飲みごたえもあります。
少し温度が上がってくると、お茶の苦みと渋み、まろやかさが顔を出します。お茶感が前面には出ておらず慎ましいのも日本茶らしい演出ですね。開栓後にはさらに副原料の個性が伸びそうな予感。味わいの変化も含めてご堪能ください!
【小川屋スタッフから】
昨年まで「稲と日本茶」は、稲とアガベさんの実験酒・試し桶シリーズで限定販売されていましたが、今回からレギュラー商品になりました。
今作は、日本茶のベンチャー企業であるTeaRoomさんの茶葉を副原料に使用。TeaRoomさんは、日本茶の生産・販売から日本茶に関わる事業までを幅広く展開しています。
TeaRoomさんの茶葉は日本酒樽を使って熟成させた深蒸し煎茶で、その特別な茶葉と米、麴と一緒に発酵させたのがこのクラフトサケです。試し桶シリーズから製法を変えてリニューアルし、より一層お茶の風味が引き出されています。
私は詳しくないのですが、お茶事(フルコースのお茶会)では、お酒を飲むのがスタンダードとのこと。今作はお茶事でも選ばれるようなお酒を目指したと稲とアガベさんからご案内がありました。レギュラー入りした和の逸品を、ぜひご賞味くださいませ。
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今週末の営業日をご案内します。
5月25日(土)通常どおり営業
5月26日(日)休業日(GW営業の振替のため)
それでは、今週もお付き合いいただき、誠にありがとうございました!
お酒とともに楽しい週末をお過ごしくださいね。