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2024 佐渡ロングライド Positivoツアー【前編】

2024.05.25 09:59

皆様

5月です!いい季節ですが、自転車乗ってますか?

乗っていないとしたら勿体ないので、タイヤに空気入れて、日焼け止め塗って是非30分でもお出掛け下さい(笑)

梅雨に入る前に楽しむなら今がお勧めですよ!



さて、佐渡!今年も行って参りました。

コロナ禍の時は一旦中断しましたが、昨年よりまたいつもの様に、佐渡ロングライドに参加するこのバスツアーを再開しております。

ツアーを組み始めたのが2007年からですので、もうかれこれ17年、2020~2022年の3回はコロナ禍で不参加でしたが、今年の参加でお店のイベントとしては15回目を数えることになります。


このツアーは、目的である佐渡ロングライドに参加する事にありますが、単に参加して走ってくると言った事は勿論ですが、皆でワイワイやりながらバスとフェリーで旅行して、本番それぞれ楽しんで走って、その話を肴に皆で豪勢な旨いお魚食べて、その晩牛の様に寝て、帰りもバスの中で呑み語りして、その週は佐渡ロスと戦いながら頑張って社会復帰をする。そんな大人の修学旅行みたいなツアーです。

我々のバスツアーは、中野区にあるPiacereYamaさんといつも合同でバスをチャーターしていますので、Yamaさんのお客さん達とも仲良くなれます。

バス会社さんとは長い付き合いの中から、いつも同じ運転手さん、20台以上の自転車を積み込むバスのトランクルームの準備、様々な我儘を聞いてくれるなど、ここに依頼するからこその、他のツアーでは考えられない充実したツアーが実現しています。

宿も毎年同じの民宿で、本来、トライアスロンなどこういったイベントでは大人気の宿なのですが、大人数にも拘らず、いつも優先して部屋を確保してくれます。


今回のツアーはPositivo11人、PiacereYama10人と、昨年より少ない人数でのツアーとなりました。で・す・が、多分参加を見送った方々に嫉妬される様な、それはそれは楽しいツアーとなりました。


出発当日のAM6:00、いつもの様に駒沢公園前に皆が集まって来まして、自転車の積み込みをします。

自転車は一台一台、バスのトランクルームに積み込みますが、長年の経験と、事前に仕込んである積み込み用具によって、次々に整然と積み込まれます。

積み込みは私の担当ですので、参加される方は前後輪を外して、名前シールを張って私に渡すだけ、輪行袋とかは不要です。

今回は駒沢組が少人数でしたので、10分程で全てが積み込まれてしまいました。


バスは出発し、中野のPiacereさんへと向かいます。

Positivo組の参加者でも、お住まいの場所から中野で乗車される方もいます。

この辺の連携が出来るのも、仲良くさせて頂いているPiacereYamaさんのおかげでもあります。

中野で全員が乗車したところで出発しますが、車内では既に色々始まっている様ですね(笑)

まだ朝7時前です・・・


所々トイレ休憩など挟みながら、バスは順調に新潟港に到着しますが、乗船前に頼んでおいたお弁当を受け取りながら船に乗船します。

約2時間半のフェリー航路ですが、お弁当を食べたり寝たり、天気も良かったのでデッキに出てお話したり、黄昏てみたり(笑)・・・この時間も良いものです。

行きの航路は新潟港から両津ですが、両津港に上陸するといよいよ気持ちも高ぶって参ります。

明らかに本土と空気感や景色が違います。なんだろう、こののんびり感・・・・高ぶる気持ちとは裏腹ですね。

陽も傾く時間帯ですので、空も良い感じの色です。


会場に着き、スムーズに受付を済ませた後は、宿に着く前に皆で温泉に寄ります。

長い旅路でしたが、佐渡の良い泉質のお湯に癒されます。

宿に着き、自転車を降ろして大きな納屋に自転車を格納した後は、お待ちかねの夕食です。


ご飯に辿り着くのがやっとの海鮮丼・・・ここのお食事は本当に美味しく、宿の裏で水揚げされたお魚類は勿論、ながも等の海藻類も全然違います。


お腹がはち切れそうで翌日が心配なほどですが、夕食後はそれぞれ部屋に戻り、ゼッケンの貼り付けや、愛車の確認をしながら翌日の為に早めに布団に入ります。(私はようやくJsportsの勉強タイム・・・)

翌朝は3時半頃から朝食です。


3時半ですよ⁉ お弁当やおにぎりではなく、完璧な朝食がずらりと用意されています。

210㎞の方も130㎞の方も、余裕をもって朝食を摂り、4時30分に宿を出発!夜明け前の朝焼けが最高に奇麗な色です。

宿からスタート地点までは約10㎞、気温は13度ぐらいでしょうか。少し肌寒いですが、皆で話などしながらゆっくりとスタート地の佐和田に向かいます。

佐和田に着くと、210㎞と130㎞のメンバーはここで一旦別れます。

お互いの無事と健闘を誓い合い、ゴール後のジョッキビールを約束します。


スタート地点、これまでの年では集合地から500m程自転車を降りて歩かされましたが、今年はダイレクトに整列地まで誘導されたのでストレスフリーです。

スタート前から運営側の工夫と改善が感じられました。ありがたい事ですね。

店主は毎年、常に誰かしらお客さんたちと一緒に走って来ましたので、これまで一度も目標設定をして走ったことがありません。

どこかのタイミングで出来るだけ速くこの佐渡島を一周走り切ってみたいと思っていましたが、どうやら今年はそのタイミングかなと思い、前もって皆に伝えておきました。目標は13時までにゴールです。



AM5:30 先頭に整列した方々から順にスタートして行きます。

我々がスタートできたのはその約10分後ぐらいでしょうか、ようやくスタートです。

まだ肌寒い朝の海の空気を浴びながら、見知らぬ他の参加者の方々と一緒に海岸沿いの道を走ります。

しばらく走っていると、大体同じようなペースの方々とグループになりますが、いいペースで無茶苦茶楽しいです(笑)


最初のエイドに到着しますが、ここでは毎年ワカメ蕎麦を頂く事が出来ます。

昨年、メンバーのほとんどがスルーしたこのワカメ蕎麦小休止でしたが、昨年私はここで止まり、ガッツリおかわりまでさせて頂きましたので、今年は皆と別れてスルーします。


その次のエイドでも、饅頭やマフィン?などのスイーツを提供していただいているのですが、ここも昨年むせるほど頂きましたのでスルーします。

今回、40㎞で500mlの水分を摂取しきる計算で、ダブルボトルでスタートしました。

75㎞地点の鷲崎エイドまでは補給なしで大丈夫です。

補給食も、両津まで30㎞ごとに固形物を口に入れるつもりで、コンビニで買えるケーキバーが3本ポケットに入っています。

凝った物は必要ありません、レースではありませんので。


だいぶ気温が上がり始めた頃、足の合うメンバーでZ坂に入りますが、あー楽しい。

その昔、私なりに真剣に走っていた頃の感覚を思い出します。

若い時の様には勿論走れないのですが、感覚を思い出すには充分な刺激です。

Z坂の後のアップダウンを気持ちよく走っていると、あれ・・・いつの間にか前にも後ろにも人がいなくなっていました。

きっと前に速い人達がいるのだろうと思い、少し頑張って走っていると、佐渡の代表的な景勝地の大野亀が目前に現れます。

昨年はここを登りきったところでソフトクリームを買い食いしたのですが、今年はお休みの様です。と言うか、まだ開店前でした。


一人旅となり、ようやく鷲崎ASに到着です。

ここでは空になったボトルに水を補給しなければなりません。

足が良く攣ってしまう店主は、今年は塩分の入ったスポーツドリンクを多めに摂取しようと目論んでいました。

エイドでは、水分補給だけの予定でしたが、たくあんパンなる魅力的なものを見つけてしまい、ボランティアの女の子たちに勧められるがまま、鼻の下を伸ばしながら思いのほか長居してしまいました。


パンをほおばっていると、あれ?人が居るぞとようやく気が付き、一人旅から解放されると思い、急いで彼らと一緒にエイドを後にします。


4人となった我々でしたが、何やら先導車と書かれた車が前をゆっくり走っています。


もしかしてこれ先頭なの??


先導車は結構ゆっくりなペースで前を走ってくれていたのですが、一緒に走っていた金髪イケメンの外国人ライダーが、車に速く行ってくれとしきりにジェスチャーをしています。

彼も私と同じく、この佐渡一周を自分なりのペースで走りたいのだろうと悟りましたが、これ、レースではないのです。


気持ちはわかりますが、彼に並び、落ち着こうぜと話しかけます。


それにより、何となくぎくしゃくした空気を感じてしまった私ですが、何とかしなければなりません。

「おぅ、ようかん食わねーか?」スポーツようかんを差し出しながら、我ながらもっと他に方法はなかったのかとも思いましたが、精いっぱいのアホなコミュニケーションを試みます。


すると彼、ニッコリ笑うじゃないですか(笑)


そのうち他の二人がいつの間にかいなくなってしまい、彼との二人旅が始まります。

相変わらず先導車はゆっくりペースですが、おかげで彼とは色んな事を話しながら両津港BSを目指します。

BSと書いて弁当ステーションとの事なんですけど、そう、ここでは昼食が用意されているのですが、実際はまだ8時半です(涙)


ここでは毎年2~3種類のお弁当が振舞われていましたが、今年はサザエカレーなる魅力的なフードが用意されています。

ここでガッツリカレーなんて食べてしまったら、その後消化しないだろうことは目に見えていましたので、よそってくれるベテランのご婦人に、「ホントは食べたいけど一口だけの量でお願いします」

こうお願いすると、ごはん係の先輩ご婦人は、ホントにこれでいいのかい?といった顔をしてちょこっとだけよそってくれます。


分かってらっしゃると気を抜いた次の瞬間、ごはんを渡されたカレー係の別の先輩ご婦人が、お玉満杯のサザエカレーをご飯にかけ終わり、さらにもうひと玉の追いカレーをかけようとしているじゃありませんか(驚)


あぁっ!Nooooo!ノォオオ!!


昭和を生き抜かれた先輩ご婦人に対し、とっさに口から英単語が出るとは・・・(笑)

金髪君が肩をヒクヒクさせて笑っています。


サザエカレーはとても美味しく、ライスだけを頼んで食べた金髪君とは、500kcalくらいアドバンテージを得たと自分に言い聞かせて両津を後にします。


続きは後半へ・・・・・