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癒し系心理セラピスト:川口淳一【ホームページ】

映画『ボヘミアン・ラプソディ』の一体どこが凄いのか??

2018.12.14 20:01


【①この映画は・・・】


私が今さら言及することでもないのですが・・・どうしても言いたい!!(^_^;)

Queenというロックバンド(1973~)のリードボーカルFreddie Mercury(1991年:45歳で逝去)に焦点を当てた音楽伝記映画。
※Freddie以外のメンバー3名は存命で、うち2名はこの映画の製作に深く関わっている

映画製作発表から公開まで、なんと10年を費やしたらしいです。
10年間という製作過程における紆余曲折(何度も暗礁に乗り上げつつ、やっと製作が本格的に動き出した)が、結果的に最適な表現スタイルへ導いたということなのでしょう。


人種・宗教・世界的な政治的弾圧も含め、自己主張と融合・名声と孤独・愛・家族(自分の居場所)・セクシュアリティの苦悩・・・などなど、様々なテーマが散りばめられていると思います。


日本では、公開(11月9日)から5週目を迎えた12月9日の時点で、興行収入が ”連続して” ”前週比を超える” という前代未聞な現象を起こしているらしい。
リピート率の高さも凄まじいようで・・・実は私も2回観に行きました(^_^;)。


【②Live Aidという1985年の歴史的チャリティ・コンサート


1985年、Queenは歴史的に語り継がれるボブ・ゲドルフ主催のチャリティー・コンサート『Live Aid』に出演しました。
1アーティストあたり20分という持ち時間の中、当時の数々のビッグネームが参加したこのイベントにおいて、Queenはそのパフォーマンスを最も高く評価されたようです。
その時のLive音源を使い、当時のステージを忠実過ぎるほどに、スクリーン上でQueenが実際に演奏しているかのように再現したのが、映画『ボヘミアン・ラプソディ』のド圧巻のラスト21分。
※当時のライブから2曲カットされているので、映画では16~17分だと思われますが・・・

とにかく、この映画でFreddieを演じているラミ・マレックは、アドレナリンの放出度が凄すぎる。
いくら役者とは言え、演技を超えてFreddieが乗り移っている・降りてきているとしか思えない。
映画全編に渡って彼の演技は神がかっているし、他メンバー3人はそっくりを通り越して、実際の彼らよりリアルにさえ思える。。。

今の時代のようにリアルに動く彼らを見る機会の少なかった70~80年代、私らは音楽雑誌のインタビュー記事や写真やNHKで放映されたLive映像などを基に、アーティストへのイメージを膨らませるしかなかったのですが・・・この映画はそんな私らのイメージを裏切らないどころか、記憶を改めて昇華させてくれました。
「Queenって、こんなバンドだったよね!!」

Freddieが亡くなったのは1991年。Live Aidの6年後。
この映画は、1985年のLive Aidをラストシーンとして構成しているので、実は、ストーリーとして史実(事実)の流れと異なる・・・つまり、史実の前後関係はかなり脚色されています。
でも、Freddieの45年という短くも濃い人生の本質を伝えるに、1985年までの史実が正確かなんてどうでもいいこと。
彼の1991年までの生涯を映画上は1985年までに凝縮させただけで、彼の本質になんら変わりはない。


【③Freddieのセクシュアリティ

セクシュアルティについて、自ら公表することをしなかったFreddie。
でも世間の多くの人間は、彼がゲイであろうことを薄々認識していたはず。
エイズに罹患していることをFreddieが知ったのは1987年のようですが、悲劇のヒーロー的なお涙頂戴は絶対に避けたかったのだろうし、それ以前に、彼は純粋にMusicianでありPerformerであることを望んだのでしょう。
自分がバイだろうがゲイだろうが、Privateな傾向を公表する必要はないし、発表する作品でみんなが感じ取ってくれればいいという姿勢を貫いた。しかも、あれこれ、これみよがしに。。。

隠れLGBT(私も含め)達は、彼にどれだけ生きる勇気をもらっただろうか???
その隠れ影響度は、全世界的に計り知れないはずです。

Freddieは、精神的に特定の女性を愛し心から信頼しながらも、セクシュアリティ的には違う道へと向かうしかなかった。その苦悩・痛み・・・私にはわかる。
自分の本来のセクシュアリティを認めることと、純粋に性別に関係なく人を愛することは、時に矛盾を抱えてしまうことだってあるのだと思う。。。
愛を最優先しようにも、本来のセクシュアリティを抑圧・制圧することは、とてつもなく生きづらいこと。

Freddieのセクシュアルな葛藤が『ボヘミアン・ラプソディ』という楽曲の歌詞に込められていたとするなら、あまりにも切ない告白だったわけですが・・・
私達は勝手に解釈することしかできません。
解釈に正解なんてないわけだし、そもそもFreddieがそんなことを全く望んでいなかったわけですよね。。。
だからこそ、幅を持たせた表現を得意としたのだと思います。。。

この映画は、様々な苦難を抱えている人々に、生きる意味・価値を与えてくれ、愛の在り方の「複雑さ」をも提示してくれます。
この映画を通じて・・・
自分が本当に望む生き方を選択出来るよう、すべての人々が友人・知人の生き方を応援出来るよう、社会的マイノリティが人権という当たり前な自由を奪われることのないよう・・・そんな愛に溢れる世界・社会が構築されることを、心から願います。


【最後に】

以下リンクは、実際の1985年のLive Aid出演時の動画。
21分までご覧下さい。
まだ映画をご覧になっていない方はこれを予習して映画館へ足を運ばれることをオススメします(*´∀`*)


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