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suwa

ポケモンアドベントカレンダー2

2018.12.12 15:00
はじめに

スワです。

第二回目の記事は

ポケットモンスターThe Animation

Vol.1&Vol.2について書きたいとおもいます。


今回はネタバレ含むので注意!



 

アドベントカレンダーの記事を書くために

電車のなかでポケモンの小説を読みました。



初っ端から脱線するんだけど


昨年(2017)のポケモン映画

ピカチュウが主役だったやつ。

この小説を読んでいて

「ピカチュウ……!」

となって、電車のなかで泣きました

胸が熱くなっちゃうね。


ピカチュウは世界で一番かわいい。

特にサトピカはだめね、泣いちゃう。



本題

いくつか印象に残ったエピソードを

ピックアップしつつ

ふむふむしていこうとおもいます。



まず、ポケモンの発生について。


「ある日の夜のことです。

暗い闇の中で、ちいさく光るものがありました。

ぽん…」※1


冒頭部分の抜粋です。

なんと、ポケモンは世界の至るところで

ある夜突然、破裂音とともにうまれたらしいですね。


「発掘された骨のなかにふくまれるある種類の元素を調べると、生きていたころの年代がわかります。

(中略)一般的にもよく知られていることですが、ポケモンの体からはその元素が検出されません」※2


ふむふむ


おそらく放射性炭素年代測定のことですね。

生物の体内に含まれるC14がどれだけ崩壊しているかで

化石等の年代を予測する測定方法ですが

ポケモンにはその元素が含まれていないそうです。


そもそも、分子構造が他の地球上の生き物とは異なるとのことです。


ふええ、まじかあ



※1 首藤剛志『ポケットモンスター The Animation Vol.1』小学館(1997)p.4


※2 同上 p.53



ポケモン名前の由来となっている

携帯獣(ポケットモンスター)としての特徴もありますね。



ニシノモリ教授の発見は有名な話なので

ご存知の方も多いかと思われますが


研究中にオコリザルを衰弱させてしまい

そのオコリザルが教授のメガネケースのなかにはいりこみ

眠ってしまったという、例のエピソードです。


ふむふむ


つまり、ポケモンは

モンスターボールの性能によって捕獲されているわけではなく


ポケモンの特質として、モンスターボールに入れることが可能となっています。



また、ポケモンは

自身の体とモンスターボールを

通信可能な電気信号に変えることができます。


エピソードは割愛しますが、これも偶然の事故から得られた発見です。


モンスターボールと同様

通信技術によってポケモンは送受信されているわけではなく

ポケモンの特性によって、それは可能となっています。



まとめると

1、ポケモンは他の生物と異なる分子構造からなる

2、衰弱すると小さなカプセル状のものに入ることが可能

3、自身の体とモンスターボールを通信可能な電気信号に変えることができる


以上の3点です。




Vol.2では、無機物のポケモンについての解説に

ライカモ・ワトソン博士の学説が紹介されていますが

(ライアル・ワトソン博士のもじり)

思想的にアレでアレな感じなので、ここでの言及は避けます。

ざっくりと言えば、無機物に心はうまれるのかという

スピリチュアル系です。

興味のある方は是非調べてみて下さいね。



ここまでポケモンの特徴を挙げましたが


この小説では、ポケモンの説明をする際に

例えば「カメのようなポケモン」という表現をつかった場合

オックスブリッジ英語辞書(オックスフォード英語辞典のもじり)

に記載されたカメをもとにしていると書かれています。



首藤剛志のこだわりが垣間見えますねー!



彼が、ここまでポケモン世界と現実世界と

強く深く繋げるのは何故なのか。


ただの架空の生物ではだめなの?



ポケモンは、知的な豊かさを求めるものであり存在である。

その理由のヒントとなるものが、彼の姿勢にみることができるとおもいます。



まず、首藤剛志がこの小説で伝えたかったことは何なのか。

急に国語の問題っぽくなってきたぞ。


この小説の冒頭で頻出なのが

「習うより慣れろ」というワードです。

ポケモンと一緒に旅たつ。

それがポケモンを知る早道。


子ども向けの本ですので

乱暴にまとめると

子どもは外に出て遊べってことでしょうか。



実際、ポケモンはひととの交流を

これでもか!というほど強いてきます。


通信ケーブルを持って友だちに会いに行かないといけなかったり

ミュウを手に入れるためにはイベントに出向かなければいけなかったり

最近の某アプリではそとにでてモンスターボールをくるくるしないといけなかったり…


あの手この手をつかい、プレイヤーを外に連れ出そうとします。


ひととの繋がりのなかで

わたしたちはもっと深くポケモンを知ることができます。

ポケマスの大きなキッズ達も

ぜひ外に出てポケモンを楽しみましょう!



Vol.2の最後にこう書かれています。


「でも、わたしはこの星に生きているポケモンという生き物の意味を考えています。

それは、わたしたちが、人間がなぜここにいるのかを考えることになると思うからです」※3



首藤剛志亡き今でも

ポケモンの根底に脈々と流れている

彼の魂を感じます。



ポケモンを知る早道は、習うより慣れろでしたね。



まるで現実にあるかのようなポケモン達の世界は

そとへの興味をかきたて誘います。


ポケモンは、ポケモンの世界にわたしたちを閉じ込めません。

ポケモンの世界を通し、現実の世界を広げる手助けをしてくれます。


そとの世界をみつめることで

わたしたち自身を知ることにつながるのかもしれません。



おや?なんだか次の記事の伏線っぽくできたぞ!





次回は、ポケモンを通して

より自分自身をみつめる手だてになるような

記事がかけたらいいなとおもいます。


精神世界からみたポケモン!


書けるかなあ…

がんばるぞヽ(・∀・)ノわーい




※3 首藤剛志『ポケットモンスター The Animation Vol.2』小学館(1997)p.222