平成最後の最強タッグを制したのはザ・ボンバー!外国人チームで13年ぶりの優勝!
12月11日 全日本プロレス「2018世界最強タッグ決定リーグ戦」後楽園ホール 1758人 超満員札止め
(画像は全日本プロレスTV、試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 20分1本勝負>
TAJIRI ○ギアニー・ヴァレッタ(5分7秒 片エビ固め)×丸山敦 鈴木鼓太郎
※TKO
<第2試合 30分1本勝負>
○青木篤志 佐藤光留 岡田佑介(12分14秒 首固め)渕正信 岩本煌史 ウルティモ・ドラゴン
<第3試合 30分1本勝負>
○ゼウス ボディガー 西村修(8分33秒 片エビ固め)野村直矢 ×青柳優馬 ブラックめんそーれ
※ジャックハマー
<第4試合 2018 世界最強タッグ決定リーグ戦公式戦 30分1本勝負>
【4勝6敗=8点】○ジェイク・リー 崔領二(11分18秒 片エビ固め)【6勝4敗=12点】×真霜拳號 KAI
<第5試合 2018 世界最強タッグ決定リーグ戦公式戦 30分1本勝負>
【5勝5敗=8点】○宮原健斗 ヨシタツ(10分59秒 ヨシケンサンバ)【6勝4敗=12点】バロウ ×オディンソン
<第6試合 2018 世界最強タッグ決定リーグ戦公式戦 30分1本勝負>
【5勝5敗=10点】○大森隆男 征矢学(17分57秒 片エビ固め)【6勝4敗=12点】×秋山準 関本大介
※アックスボンバー
<第7試合 2018 世界最強タッグ決定リーグ戦公式戦 30分1本勝負>
【7勝3敗=14点】ジョー・ドーリング ○ディラン・ジェイムス(18分52秒 片エビ固め) 【6勝4敗=12点】諏訪魔 ×石川修司
※チョークスラム
暴走大巨人、秋山&関本、ザ・ボンバー、THE END、真霜&KAIの5チームが同点でトップのままで世界最強タッグ決定リーグ戦は最終戦を迎えた。
まず真霜&KAIはSweeperと対戦、真霜組は先発を巡って揉めるとSweeperに強襲して試合開始、ジェイクを排除、だがKAIと真霜を鉢合わせにした崔は場外戦を仕掛け、崔は客席に真霜を叩きつけてロープを使って真霜が痛めている右肩を攻め、先手を奪う。
Sweeperは真霜の右肩を狙い撃ちにするが、KAIに代わると串刺しバックハンドエルボーからブレーンバスター、崔のミドルキックをKAIが正面から受け切って、ジャンピングハイキックで応戦する、
KAIはスプラッシュプランチャ狙うが、崔が阻止してトップコーナーから雪崩式ブレーンバスター、交代したジェイクは串刺しビックブーツからサイドスープレックスで続くと、バックドロップ狙いは、KAIが阻止してジャンピングハイキックを浴びせる。
真霜に代わるとランニングローキックを狙うが、ジェイクがかわし逆に狙うと、キャッチした真霜がアンクルホールド、KAIが崔を排除しジェイクにダブルスーパーキック、固い握手からサンドウィッチットラースキックを浴びせる。
しかし真霜組が再び連係を狙うと誤爆を連発してしまい、これを逃さなかったSweeperは真霜にオレごと刈れから、ジェイクが真霜に生膝ジャイアントキリングで3カウントを奪い、真霜&KAIは12点どまり、二人は絆を確かめたところで油断したのか総崩れしてしまった。
THE ENDはヨシケンと対戦、THE ENDは奇襲で開始、場外戦を仕掛けた。場外でTHE ENDがヨシケンを蹂躙する。
リングに戻るとTHE ENDは宮原を連係で蹂躙、宮原が反撃してヨシタツに交代しても、THE ENDが連係で蹂躙、宮原も捕らえて鉢合わせ式パワーボムを決め、ジ・エンド・オブ・デイズで勝負を狙う。
しかし間一髪かわした宮原はヨシタツと共にオディンソンを捕らえてヨシケンサンバで3カウントを奪い、THE ENDも12点どまりとなってしまう。
秋山&関本はGET WILDと対戦、関本と征矢が逆水平のラリーで火花を散らすが、交代した大森がフィストドロップからフェースロックで攻め込むと、関本が力で振りほどいて大森を引きずり場外戦を仕掛け、秋山が入って連係で捕らえ、征矢がたまりかねて救出に駆けつけるが、秋山に返り討ちにされる。
リングに戻る秋山組は大森を捕らえにかかるが、関本の串刺しラリアットをかわした大森がバックドロップで投げ、征矢に代わり逆水平、フライングワイルドボンバー、串刺しエルボーからブルドッキングヘッドロック、ワイルドネックブリーカーと畳みかける。
征矢はデスバレーボムを狙うが、関本が堪えてリバーススープレックスで投げ、交代した秋山も串刺しジャンピングニーからランニングニーで続くが、征矢はスピアーで応戦、交代した大森がビックブーツからニールキックでを浴びせ、スイングネックブリーカーを決め、フルネルソンバスターから征矢が入りトレイン攻撃、ダブルブレーンバスタ-、クロスボンバーと畳みかける。
大森はアックスギロチンドライバーを狙うが、切り返した秋山がパイルドライバーからニーを浴びせ、フロントネックロックで捕獲し、関本も征矢をアルゼンチンバックブリーカーでセーブする。
そこで秋山が大森にエクスプロイダーから、関本が入り諸刃の剣を狙うと、征矢がワイルドボンバーでカットに入るが、秋山&関本は征矢に諸刃の剣が決める。ところが大森は関本をアックスボンバーで排除すると、同時に投げられてダメージを負った秋山にもアックスボンバーを炸裂させる。
秋山はエクスプロイダーで応戦するが、すぐ起き上がった大森はアックスボンバーを炸裂させて3カウントを奪い、秋山&関本も12点どまりとなってしまう。
メイン前に暴走大巨人vsザ・ボンバーが時間切れ引き分けの場合2チームによる再試合、両チーム無得点の場合は5チームよるトーナメントになることが発表された。
勝てば優勝の暴走大巨人vsザ・ボンバーは、場外戦で両軍共客席へ雪崩れ込み乱闘も、リングに戻るとジェイムスが逆水平から石川を捕らえにかかるが、石川はジョーに頭突きで反撃してから、諏訪魔に交代、諏訪魔はフライングショルダー、ラストライド狙いはジョーがリバースされるも、アンクルホールドでジョーを捕らえ、石川が入り連係からサンドウィッチラリアット、諏訪魔がラストライド、石川のスプラッシュマウンテンの競演を狙う。
しかしザ・ボンバーがリバースすると、ジェイムスは諏訪魔に串刺しラリアットからエルボードロップ、諏訪魔はダブルチョップからブレーンバスターで反撃して石川に交代、石川は串刺しラリアット、コーナーへ河津掛けからジャイアントニー、コブラクラッチで捕獲する。
諏訪魔がジョーを排除すると、ジェイムスの逆水平と石川のエルボーのラリーとなり、ジェイムスが連打からジョーが入ってトレイン攻撃、エルボードロップの波状攻撃で捕らえボンバードライバーを狙うが諏訪魔がカット、諏訪魔がジェイムスに雪崩式ブレーンバスターで投げる。
暴走大巨人はジェイムスにラリアットの連打、諏訪魔がスロイダーから石川がジャイアントニー、カミゴェからジャイアントランニングニー、ファイヤーサンダーと勝負に出ると、ジャイアントスラム狙いはジェイムスが逃れてラリアットを浴びせ、ジョーは諏訪魔をスパインバスターで排除する。
石川とジェイムスはラリアット合戦もジェイムスが左のラリアットを浴びせ,
ブレーンバスターからジョーが入りボンバードライバーを狙うが諏訪魔がカット、だがジェイムスがラリアットで排除するとジョーが入って石川に合体レボリューションボムを決め、石川はジェイムスにドラゴンスープレックスで投げるが、ジェイムスが突進する石川にラリアットを連発する。
ジェイムスはチョークスラムを狙うが、石川が頭突きで阻止も、ジョーがクロスボディーで援護すると、ジェイムスがラリアットからチョークスラムで3カウントを奪い、ザ・ボンバーが優勝、外国人チームの優勝はTEAM 3D(ババレイ&ディーボン)以来で13年ぶり、またジョー個人としても3度目の優勝となった。
今回の勝因はジェイムスの頑張りに尽きた、試合途中からジョーがやっぱり調子が悪いのかジェイムスの出番が多くなり、何度も捕まりかけたが、ジェイムスが必死で粘り、ジョーもバックアップすることで勝利に繋げることが出来た。また外国人チームの優勝はかつての全日本の光景を思い出させてくれた。
ジェイムスはZERO1とは表向き円満で去ったが、後で円満で去ったわけでないことがわかり、未だにトラブルメーカーのイメージが付きまとっていたことから、全日本でやっていけるのかと思ったが、今回の優勝でファンから支持されたことでやっと全日本の一員になれた。今回の優勝はジェイムスにとって大きかったと思う。
また全日本全体としてもジョー、ジェイムス、ヴァレッタ、THE ENDと外国人選手層が一気に厚くなった。秋山も近日中に渡米して新しい外国人選手の発掘に動けば、TAJIRIも未開の地から掘り出し物の選手を発掘してくる。全日本の外国人層もどんどん厚くなるだろう。
また第1試合ではヴァレッタがTKOで丸山を下した後で、TAJIRIがGAORA TV王座の次期挑戦者を呼び出す。そこで顔を麻袋で覆った男が現れ、麻袋を取ると正体は大日本プロレス時代の後輩である藤田ミノルで、藤田は挑戦を表明、TAJIRIは自身が鍼灸医の資格を取得していることで、未だ柔道整復師の資格を取得していない藤田を皮肉りつつ挑戦を受諾する。
第2試合では世界ジュニア王座挑戦を表明している岡田が岩本をマウントでの頭突きでグロッキーに追いやり、終盤でも怒った岩本が岡田を場外へ追いやるも、岡田は場外でのスイングDDTで返り討ちにしてKO,試合は青木が渕を降したが、岩本は岡田の挑戦を受諾する。
第3試合では野村がめんそーれと仲間割れしている間に、ゼウスが青柳を仕留め勝利も、めんそーれは野村を急所蹴りでKOすると、大森とのタッグでノムヤギの保持するアジアタッグ王座への再挑戦をアピールする。
そして2019年2月7日に開幕する『2019 Jr.BATTLE OF GLORY』の出場選手が発表された。
[出場選手]
▼Aブロック 岩本煌史 岡田佑介 丸山敦 TAJIRI 鈴木鼓太郎 フランシスコ・アキラ
▼Bブロック 青木篤志 佐藤光留 ブラックめんそーれ
ブラック・タイガーVII
力
吉岡世起
今年は世界ジュニア王者の岩本とGHCジュニア王者の鼓太郎がAブロック、編隊自衛隊の青木と光留もBブロックに組み込まれた。注目はWRESTLE-1の吉岡、WRESTLE-1ではクルーザーディヴィジョンを保持したが、現在はCIMA率いるSTRONG HEARTS入りしている。
全日本も残りあと1戦だが、来年へ向けて動き出した。2019年度も期待したい。