ペットが原因不明の病気で心配
動物病院専門カウンセラーの
宮下ひろこです(^^)/
先日、ある飼い主さんから、
このようなお話がありました。
今通っている動物病院で、
ペットが「原因不明」な状態で心配だとのこと。
「動物病院を変えたほうがよいか?」
といったご相談です。
原因不明って、こわいし、心配ですよね。
よくよくお話をうかがうと、
ある病気を疑って検査中のようでした。
確定診断をつけるために、
外部検査機関に検体を出していて、
まだ結果が届いていないため、
「原因不明」の状態であるとのこと。
ハッキリしない状態が続いているので、
今の治療があっているのか、
いつまでこの状態が続くのか、
心配になりますよね。
獣医師が「原因不明」といった言葉を
使っていたかは定かではないのですが、
飼い主さんにとっては
ハッキリしない状態なので、
「原因不明」です。
まして、
動物の状態が良くならないとか、
悪化していれば、
ますます不安や心配は大きくなりますよね。
おそらくですが、
確定診断をする過程では、
獣医師はあくまでも、
「可能性」で話をしています。
時間がかかる検査などは、
「なぜ必要なのか」といった
検査理由をお伝えした上で、
外部に出していると思いますが、
その説明がしっかり飼い主さんに伝わっていなかったようです。
獣医師は確定診断がつかない場合、
まだ不確かなので、
ハッキリ言いきらないこともありますし、
いくつか可能性のある病名を
伝えることもあるので、
それがかえって「大丈夫かな?」
と不安になる原因になるかもしれません。
また、
話が専門的すぎて難しかったり、
病気によってはショックで、
話を理解する心の余裕がないことって
あるかと思います。
そうすると、
獣医師から説明があっても、
「そういえばそんなこと話していたかもしれないけど、
よくわからなかった」
となります。
この飼い主さんには、
次のようにお伝えしました。
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「ハッキリ病名を言わない」ことが、
「獣医師の腕が心配」と思い、転院することは
現時点では判断が早いかもしれません。
まずは現時点で理解できていない点は、
病院で質問していただくこと。
そして、
今の不安や心配な気持ちを
冷静に獣医師に伝え、
あらためて始めから説明をお願いすること。
そのときの獣医師の話の内容や、
態度などによって、
判断してはどうかとお伝えしました。
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飼い主さんによっては、
獣医師にあらためて質問するのは
失礼ではないかとか、
嫌われるのではないかとか、
思われるようです。
そんなことはないですよ(*^-^*)
どんどん聞いてくださいね。
ただ、獣医師も人間です。
「先生の説明、ぜんぜんわからない!」と
もし責め立てるように言われてしまうと、
心が折れてしまいます(笑)
とはいえ、
遠慮せずに、
わからないことがあったら、
そのつど早めに質問してみてくださいね。