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大場六夫's Art Random 僕の美術教育論

美術教育における「集中力」と「気づき」。

2024.05.29 14:55

この日のアートは、未就学児から小中学生を交え楽しく取り組めました。

このことから考えられる『集中力』と『気づき』。

美術教育は、子どもたちの集中力と気づきを育む上で非常に有効と考えられます。

集中力

▫️長時間の作業による集中の維持

絵を描く過程では、長時間にわたって一つの作業に取り組むことが求められます。これにより、子どもたちは自然と集中力を養います。

▫️細部への注意

細かいディテールや色使いなどに注意を払う必要があるため、注意深く観察し、正確に表現する力が求められます。これが集中力の向上につながります。

▫️自己調整能力の向上

美術制作中には自分の進捗やミスを自分で管理し修正する必要があります。これにより、自己調整能力と集中力が強化されます。

気づき

▫️観察力の強化

美術では、周囲の世界や対象物を細かく観察し、その特徴を捉えることが重要です。これにより、子どもたちの観察力が養われ、細かな変化やディテールに気づく力が身につきます。

▫️自己表現と内省

自分の感情や考えを表現する過程で、内面的な気づきが促されます。自分が何を感じ、どう表現するかを考えることで、自己理解が深まります。

▫️他者との比較と学び

クラスメートや他のアーティストの作品を見ることで、新しい視点や技術に気づき、自分の作品に取り入れることができます。これにより、他者から学び、成長する力が育まれます。

▫️創造性と柔軟な思考

美術は決まった答えのない活動です。そのため、様々なアプローチや表現方法を試みる中で、新しいアイデアや視点に気づく力が養われます。これが創造的な思考と問題解決能力の向上に繋がります。

美術教育の重要性

美術教育は、これらの集中力と気づきを育むために、非常に重要な役割を果たします。単に技術を学ぶだけでなく、子どもたちの全体的な発達を促進するために、バランスの取れた美術教育プログラムが求められます。指導者は、子どもたちが自主的に作品に取り組み、自己表現を楽しみながら学べるような環境を提供することが大切です。