体に良い外食「焼肉」
我が家が家族で行く外食でダントツで多いのが、焼肉。
食べ方にもよりますが、焼肉は栄養医学的に、とても体に良い外食です。
お肉には、現代の子ども(そのお父さん、お母さんも)に不足しがちな鉄分とタンパク質とビタミンBが沢山含まれているから。
野菜からビタミンを補わなきゃ!というイメージが強いかもしれませんが、ビタミンBに関しては、お肉からの補充はかなり重要。ビタミンBは肝臓の酵素をしっかりと働かせて、食べたものをエネルギーに変える働きがあります。これが不足すると、すぐにエネルギー切れになり、何だか疲労感がとれない体質になります。原因不明の疲労感や不眠が続く人、ビタミンBを意識して見てください。
同時にお肉には鉄分がたくさん含まれています。特に成長期の子どもや月経のある女性は鉄が不足しやすいです。不調を訴えて私の外来診療に来られる若い患者さんは、ほぼ全員に近い確率で鉄不足があるくらい。鉄は、植物性のものよりも動物性のものが圧倒的に体に取り込まれやすいです。なので一番良いのは赤身のお肉やレバー。体が鉄を使うためにはビタミンBが必要なので、両方含まれているお肉は、やはり最高!
注意すべき食べ方は2つ。
沢山の白ごはんを食べてしまうことと、塩分を摂りすぎてしまうこと。
バランスとして、お肉でお腹いっぱいにして、デザートに少しの白ごはんや冷麺を食べる程度がいいです。これは血糖値の乱高下を避けるため。またどこかでこのお話もしますね。ひとまず、白ごはんをたくさん食べる生活は体調を崩します。
塩分に関しては、心臓や腎臓が悪いい人以外はそこまで気を揉まなくてもいいかも、、と思いますが、心臓や腎臓が悪い人や浮腫の出やすい人は、やはり控えないと体調を崩します。どちらにしても、タレのつけ過ぎには要注意です。
ところで今日食べた鶏肉、セセリを注文したのですが、どう見てもモモ肉。
2回ほど店員さんに聞いてみましたが、にこやかに「セセリです😄」と。
美味しかったからまあいっか。